入不二基義
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人物情報 | |
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生誕 |
1958年11月11日(65歳)![]() |
国籍 |
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出身校 |
東京大学文学部哲学科 同大学院人文科学研究科 |
学問 | |
研究分野 | 哲学、倫理学、論理学 |
研究機関 |
山口大学 青山学院大学 |
学位 | 文学修士 |
主要な作品 |
『相対主義の極北』(春秋社、2001年) 『時間と絶対と相対とーー運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房、2007年)他 |
主な受賞歴 | 青山学院学術褒賞(2008年) |
脚注 |
入不二 基義(いりふじ もとよし、1958年11月11日 - )は、日本の哲学者[1]。専門は分析哲学、倫理学、論理学。山口大学助教授を経て青山学院大学教育人間科学部教授[1]。
経歴・人物[編集]
神奈川県立湘南高等学校卒。高校時代は文芸部に所属し、同級生に阿部嘉昭や今野真二がいる。
東京大学文学部哲学科卒。東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程修士課程修了。東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程博士課程単位取得。最終学位は、文学修士(東京大学)。
駿台予備学校英語科講師、山口大学助教授を経て、2004年より青山学院大学教育人間科学部教授。
51歳でレスリングを始めて[2]、試合にも出場する現役レスラーである。朝日カルチャーセンター講師としても活動している。
苗字[編集]
入不二基義によれば、入不二(いりふじ)という珍しい名字は、大乗仏教の経典『維摩経』に出てくる「入不二法門」(にゅうふにほうもん)の話に由来するという[3][4]。「入不二」(にゅうふに)とは善と悪、生と死、真と偽といった二項対立型の概念について、それら二つのものは本来ひとつのものである(不二)ということを知る、悟る(不二に入る)といった意味の言葉。
著書[編集]
- 『〈思考する〉英文読解』、駿台文庫(駿台レクチャー叢書)、1993年。
- 『相対主義の極北』、春秋社、2001年、ちくま学芸文庫、2015年。
- 『時間は実在するか』、講談社現代新書、2002年。
- 『ウィトゲンシュタイン――「私」は消去できるか』、日本放送出版協会(シリーズ・哲学のエッセンス)、2006年。
- 『時間と絶対と相対と―運命論から何を読み取るべきか』、勁草書房、2007年。
- 『哲学の誤読―入試現代文で哲学する!』、ちくま新書、2007年。
- 『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想』、朝日出版社、2009年。
- 『あるようにあり、なるようになる――運命論の運命』、講談社、2015年。
- 『現実性の問題』、筑摩書房、2020年。
- 『問いを問う―哲学入門講義』、ちくま新書、2023年。
共著[編集]
- 『大学デビューのための哲学』、霜栄、大島保彦共著、はるか書房、1992年。
- 『哲学者たちは授業中』、入江幸男、松葉祥一、上野修、大島保彦共著、ナカニシヤ出版、1997年
- 『〈私〉の哲学 を哲学する』、永井均、上野修、青山拓央共著、講談社、2010年。
- 『Q わたしの思考探究1』、NHK「Q」制作班編、NHK出版、2011年。
- 『哲学の挑戦』、西日本哲学会編、春風社、2012年。
- 『子どもの難問』、野矢茂樹編、中央公論新社、2013年。
- 『現代哲学ラボ――第1号:入不二基義のあるようにありなるようになるとは?』、哲楽編集部編、MIDアカデミックプロモーションズ、2016年。
- 中島義道・永井均・入不二基義・香山リカ 『香山リカと哲学者たち』 ぷねうま舎、2017年3月。
- 『運命論を哲学する (現代哲学ラボ・シリーズ)』、森岡正博共著、明石書店、2019年。
- 『アントニオ猪木とは何だったのか』、香山リカ・水道橋博士・ターザン山本・松原隆一郎・夢枕獏・吉田豪共著、集英社新書、2023年。
編著[編集]
論文[編集]
- 国立情報学研究所収録論文 - 国立情報学研究所
- 「二つの頂点—『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』— - archive.today(2011年1月1日アーカイブ分) (PDF) 」 『現代英語研究』(廃刊)、研究社、1995年5月号。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 入不二基義 - Researchmap
- 入不二基義 - J-GLOBAL
- 入不二基義 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- CiNii
- 教員情報 - 青山学院大学
- 入不二基義のWiki
- irifuji-home
- 入不二基義 (@irifuji) - Twitter
- ホームページ・執筆物一覧 at Archive.is (archived 2013年4月27日)
- 計算の哲学 - ウェイバックマシン(2013年7月12日アーカイブ分)