入不二基義

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入不二 基義(いりふじ もとよし、1958年11月11日 - )は、日本哲学者。専門は分析哲学倫理学論理学青山学院大学教育人間科学部教授

経歴[編集]

神奈川県立湘南高等学校卒。高校時代は文芸部に所属。

東京大学文学部哲学科卒。東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程修士課程修了。東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程博士課程単位取得。最終学位は文学修士(東京大学)。

駿台予備学校英語科講師、山口大学助教授を経て、2004年より現職。

51歳でレスリングを始めて、試合にも出場する現役レスラーである。日本レスリング協会公式サイトの「全日本マスターズ選手権・特集」(2013年)で記事になっている。元駿台予備学校英語科講師で、現在、朝日カルチャーセンター講師としても活動している。

名前[編集]

入不二基義によれば、入不二(いりふじ)という珍しい名字は、大乗仏教の経典『維摩経』に出てくる「入不二法門」(にゅうふにほうもん)の話に由来すると言う[1][2]。「入不二」(にゅうふに)とは善と悪、生と死、真と偽といった二項対立型の概念について、それら二つのものは本来ひとつのものである(不二)ということを知る、悟る(不二に入る)といった意味の言葉。

著書[編集]

  • 『〈思考する〉英文読解』、駿台文庫(駿台レクチャー叢書)、1993年。
  • 相対主義の極北』、春秋社、2001年、のちちくま学芸文庫、2015年。
  • 『時間は実在するか』、講談社現代新書、2002年。
  • ウィトゲンシュタイン――「私」は消去できるか』、日本放送出版協会(シリーズ・哲学のエッセンス)、2006年。
  • 『時間と絶対と相対と――運命論から何を読み取るべきか』、勁草書房、2007年。
  • 『哲学の誤読―入試現代文で哲学する!』、ちくま新書、2007年。
  • 『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想』、朝日出版社、2009年。
  • 『あるようにあり、なるようになる――運命論の運命』、講談社、2015年。

共著[編集]

  • 『大学デビューのための哲学』、霜栄大島保彦共著、はるか書房、1992年。
  • 『哲学者たちは授業中』、入江幸男松葉祥一上野修大島保彦共著、ナカニシヤ出版、1997年
  • 『〈私〉の哲学を哲学する』、永井均上野修青山拓央共著、講談社、2010年。
  • 『Q わたしの思考探究1』、NHK「Q」制作班編、NHK出版、2011年。
  • 『哲学の挑戦』、西日本哲学会編、春風社、2012年。
  • 『子どもの難問』、野矢茂樹編、中央公論新社、2013年。
  • 『現代哲学ラボ――第1号:入不二基義のあるようにありなるようになるとは?』、哲楽編集部編、MIDアカデミックプロモーションズ、2016年。

編著[編集]

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 入不二基義 公式Wiki - プロフィール 最終閲覧日 2012年4月28日
  2. ^ 『足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想』

外部リンク[編集]