光線過敏

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光線過敏(こうせんかびん)とは、光線の照射によって被照射部に丘疹紅斑水疱膨疹などの皮膚症状を呈したり、光線が関節炎気管支炎の原因となる疾患。

分類[編集]

遺伝性光線過敏症
色素性乾皮症のように紫外線により傷害されたDNAを修復する酵素の先天的欠損により光線過敏をおこすもの。
薬剤性光線過敏症

ニキビの治療で最も多く使用されてきたテトラサイクリン系抗生物質の副作用で起こる。特にミノサイクリンドキシサイクリンPARP阻害作用が強力で、DNA修復を阻害する作用がある。

代謝性光線過敏症
ポルフィリン症のようにポルフィリン代謝異常によりポルフィリン体が蓄積して起こる。
光毒性光線過敏症
いわゆる日焼け。だれにでも起こりうる。病的な光線過敏は日焼けを起こす度が過ぎるとも考えられる。
光アレルギー性光線過敏症
紫外線の特定の波長により、薬剤が化学変化を起こし、ハプテンとなり、生体蛋白質と結合し、それに対する免疫応答がおこるもの。例としては、特定の植物を摂取したり、汁が肌に付いた後に光に当たると発症する。

光線過敏を起こす疾患[編集]

光線過敏を起こす物質など[編集]

予防・治療[編集]

外出時などには、日傘などで紫外線を物理的に防ぐことと、サンスクリーン剤(日焼け止め)をこまめに外用する必要がある。

脚注[編集]

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  1. ^ 林伸和、赤松浩彦、岩月啓氏、大森遼子、上中智香子、黒川一郎、幸野健、小林美和、谷岡未樹、古川福実、古村南夫、山㟢修、山㟢研志、山本有紀、宮地良樹、川島眞 (2016). “尋常性痤瘡治療ガイドライン2016” (pdf). 日本皮膚科学会雑誌 (日本皮膚科学会) 126 (6): 1045-86. doi:10.14924/dermatol.126.1045. https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/126/6/126_1045/_pdf 2016年5月26日閲覧。.