光岡・バディ

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光岡・バディ
AXAH52/54MXAA52/54
20ST
ハイブリッド仕様
概要
販売期間 2020年 -
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
2.5Lハイブリッド車
E-Four(電気式4WDシステム)[注 1]
プラットフォーム GA-Kプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 2.0Lガソリン車
M20A-FKS型 1,986cc 直列4気筒 DOHC 直噴
2.5Lハイブリッド車
A25A-FXS型 2,487cc 直列4気筒 DOHC 直噴
最高出力 ベース車両と同じ
最大トルク ベース車両と同じ
変速機 2.0Lガソリン車
Direct Shift-CVT[注 2]
2.5Lハイブリッド車
電気式無段変速機
サスペンション
ストラット式
ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,690mm
全長 4,730mm
全幅 1,860mm
全高 1,685mm
車両重量 1,680・1,650・1,630・1,560・1,750・1,730kg
その他
ベース車両 トヨタ・RAV4
5代目
プラットフォーム トヨタ・GA-Kプラットフォーム
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バディ(Buddy)は、光岡自動車が市販車の5代目トヨタ・RAV4をベースに改造・販売するクラシカルな外観を持ったクロスオーバーSUV型のパイクカーである。

概要[編集]

ベース車両は5代目トヨタ・RAV4であり、2代目中期型シボレー・ブレイザーをデザインモチーフにフロントバンパーを含むノーズ部分、およびリアバンパーカウル部分をハンドメイドで製作した。5代目RAV4の完成車両をトヨタ自動車高岡工場より輸送された後、ボディの内外装を分解し、1台1台職人の手作業によりカスタマイズする方法が採られている。

エンジンはガソリン車には2.0L直列4気筒M20A-FKSが搭載され、ハイブリッド車には2.5L直列4気筒のA25A-FXSが搭載される。シフトはガソリン車にはDirect Shift-CVTが用意され、ハイブリッド車には電気式無段変速機が用意される。

もっとも、一連の光岡の車種としては史上初のクロスオーバーSUVとなる。ただし、ベース車のRAV4と異なり、プラグインハイブリッド(PHV)車は用意されない。

受注が好調であり、納期が長期化する見込みであることから、光岡自動車は2022年2月3日にトノックス三菱ふそうバス製造の2社とバディの製造委託に関して基本合意した[1][2][3]。光岡自動車は、同じ富山市に本社がある三菱ふそうバス製造にバディの製造を委託することで、地域活性化が図れるとしている[1][2]

沿革[編集]

型式・XA5#型改(2020年- )[編集]

グレードは「20ST」(RAV4の「X」に相当)、「20DX」(RAV4の「G」に相当)、「20LX」(RAV4の「G"Z package"」に相当)、「HYBRID ST」(RAV4の「HYBRID X」に相当)、「HYBRID DX」(RAV4の「HYBRID G」に相当)の5種で、このうち、「20ST」と「HYBRID ST」には4WDのほか、2WDも用意される。
  • 2022年10月7日- 先進安全装置の機能を拡大し、デジタルインナーミラーに録画機能を追加。さらにディスプレイオーディオやマルチインフォメーションディスプレイの大型化、ETC2.0、フルセグ、通信型ナビを全車に標準装備した[4]。(ベース車であるトヨタ・RAV4の2022年10月4日の一部改良に準じた改良)
  • 2024年1月26日- ブラックを基調にルーフをレッドにした専用ボディカラーを採用して精悍さを際立たせるとともに、レッドを取り入れた専用レザーシート&トリムセットを装備し、専用ドアエンブレムも装着された特別仕様車「バディ MJ スタイル」の注文を20台限定(2WD15台・4WD5台限定)で開始。

車名の由来[編集]

英語で「相棒」を意味する。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2.5Lハイブリッド車はHYBRID ST、HYBRID DXに設定
  2. ^ ギヤ機構付自動無段変速機。
  3. ^ 当初は2020年11月26日に発売される予定だったが、予約注文が多く殺到したためこのような結果となった。

出典[編集]

外部リンク[編集]