僕の言葉ではない これは僕達の言葉

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僕の言葉ではない これは僕達の言葉
UVERworldシングル
初出アルバム『TYCOON
B面 言わなくても伝わる あれは少し嘘だ
Collide
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル ロック
オルタナティブ・ロック
ミクスチャー・ロック
ポップ・ロック
アニメソング
レーベル gr8!records
作詞・作曲 TAKUYA∞
プロデュース UVERworld
平出悟
チャート最高順位
  • 週間3位オリコン
  • 2015年5月度月間7位(オリコン)
  • 2015年6月度月間33位(オリコン)
  • 2015年度年間93位(オリコン)
UVERworld シングル 年表
7日目の決意
(2014年)
僕の言葉ではない これは僕達の言葉
(2015年)
I LOVE THE WORLD
2015年
TYCOON 収録曲
ほんの少し
(11)
僕の言葉ではない これは僕達の言葉 (album ver.)
(12)
WE ARE GO (album ver.)
(13)
WE ARE GO (album ver.)
(13)
Collide
(14)
奏全域
(15)
ALL TIME BEST [Disc3] 収録曲
此処から
(12)
言わなくても伝わる あれは少し嘘だ
(13)
ほんの少し
(14)
ミュージックビデオ
「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」 - YouTube
「言わなくても伝わる あれは少し嘘だ」 - YouTube
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僕の言葉ではない これは僕達の言葉」(ぼくのことばではない これはぼくたちのことば)は、UVERworldの楽曲。27枚目のシングルとして、2015年5月27日gr8!recordsから発売された。

背景とリリース[編集]

前作「7日目の決意」より約1年ぶり、8thアルバム「Ø CHOIR」含めると約11か月ぶりとなる、2015年第一弾シングル。表題曲「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」は、MBSTBS系アニメ『アルスラーン戦記』の第1期オープニングテーマ、カップリングの「Collide」は映画『新宿スワン』挿入歌である。本作で同バンド6度目の『土6枠』、『日5枠』のアニメ主題歌のタイアップとなった。

本作の制作においては、「メッセージのこもった曲を作る」ということがコンセプトとなっている。2015年は「MONDO PIECE」や「7日目の決意」といった楽曲のような、メッセージがしっかり伝わっていく音楽を書いていきたいとTAKUYA∞は語っている。その動機は「ライブでメッセージのこもった曲を演奏して観客を引き寄せる感覚が気持ちいいから」とのこと。そのため、曲名を見ただけで何を伝えたいのかわかるようにしたと語っている[1]

初回生産限定盤、通常盤、期間生産限定盤(アニメ盤)の3種でのリリースとなっている。初回生産限定盤の特典DVDには「7日目の決意 vol.01」ミュージックビデオおよびメイキング映像、2015年2月22日郡山 HIP SHOT JAPANにて行われたライブより、「在るべき形」が収録されている。期間限定盤は、『アルスラーン戦記』の描き下ろし絵柄となっている。

約一年近い前作からのブランクも響いて、3種でのリリースだったにもかかわらず、UVERworldのアニメタイアップ付きシングルの中で、累計は一番低かった『endscape』を下回った。しかし、YouTubeのMVは再生回数1,000万回を突破している。

2017年8月2日発売のオリジナルアルバム『TYCOON』が初収録であり、アルバム収録まで2年2ヶ月の歳月がかかった。これは2021年現在も最長である。

収録内容[編集]

初回生産限定盤・通常盤[編集]

CD
全作詞: TAKUYA∞、全編曲: UVERworld & 平出悟。
#タイトル作詞作曲時間
1.「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」TAKUYA∞TAKUYA∞
2.「言わなくても伝わる あれは少し嘘だ」TAKUYA∞TAKUYA∞
3.「Collide」TAKUYA∞彰, TAKUYA∞
合計時間:
DVD (初回生産限定盤)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「7日目の決意 vol.1」  
2.「7日目の決意 vol.1 メイキング映像」  
3.「在るべき形 Live at 郡山 HIP SHOT JAPAN 2015.2.22」  

期間生産限定盤[編集]

CD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」  
2.「言わなくても伝わる あれは少し嘘だ」  
3.「Collide」  
4.「僕の言葉ではない これは僕達の言葉 (TV size)」  
合計時間:

Extra Edition[編集]

デジタル・ダウンロード
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」  
2.「言わなくても伝わる あれは少し嘘だ」  
3.「Collide」  
4.「僕の言葉ではない これは僕達の言葉 (TV size)」  
5.「IMPACT mixed by Dave Schiffman」  
合計時間:

楽曲解説[編集]

僕の言葉ではない これは僕達の言葉
「7日目の決意」と同じくTAKUYA∞が夢の中で見た曲をもとに作られた楽曲(ただし、TAKUYA∞いわく「そいつの姿はほぼいなくなっている」とのこと)。UVERworldの楽曲としては初めてボトルネック奏法が用いられている。メンバー全員がコーラスを行っている他、ゲストボーカルとして「自分たちと同じ志で頑張ってきた仲間」であるLAID BACK OCEANのYAFUMI、愛笑むの世田谷のりこ、THE Hitch Lowkeの星☆拓也が参加している。3人はUVERworldのライブにゲスト出演することもある。TAKUYA∞曰く、「アルスラーン戦記」のスタッフには、バンドサウンドが多めということ以外は特にオーダーをもらわなかったという。UVERworldのメッセージはTAKUYA∞一人のものではなく、メンバー全員のものであるということを歌っている[2]
大喜多正毅監督によるミュージック・ビデオが制作され、2015年6月9日YouTubeにて公開された。メンバーのほかにゲストボーカル陣と、エキストラとして200人のファンが参加している。ビデオでは彼らが全員で歌っているような演出がなされているが、実際には一切曲は歌われておらず、曲のタイトルと好きな言葉をカメラの前で発したものを編集でつないでいるという。大喜多監督は「曲名のようにみんなで歌うということ、エキストラを"個"として扱うことを表現したかった」と語っている[3]
言わなくても伝わる あれは少し嘘だ
TAKUYA∞が東京を離れ自身の実家にて作った曲。当初は弾き語りの楽曲であったが、彰がバンドサウンドバージョンを作ったことをきっかけに現在のアレンジに改められた。TAKUYA∞いわく「今まででは作れなかったような曲」[1]。6月19日に、GYAO!にてミュージック・ビデオが公開された。MVも制作され、演奏シーンが中心だが、ライブで演奏されたのは翌年のアリーナツアーが初めてだった。
Collide
映画『新宿スワン』挿入歌。戦闘シーンに合わせて作られた曲。主演の綾野剛にTAKUYA∞が「ライブで叫んでいるときの声が好き」と言われていたこともあり、スクリーモ的な要素を導入することにしたという。彰いわく「今の僕たちのオーソドックスな感じが出ている」[2]。「言わなくても伝わる あれは少し嘘だ」と異なり、リリース後はライブで頻繁に演奏されており、ライブではイントロでTAKUYA∞以外のメンバー全員でパーカッションを叩く。

出典[編集]

  1. ^ a b ROCKIN'ON JAPAN 2015年7月号
  2. ^ a b バックステージ・パス 2015年7月号
  3. ^ UVERworld、ファンの「言葉」が紡ぐ、最新ミュージックビデオ公開 2015年6月21日閲覧。

外部リンク[編集]