僕の小規模な奇跡

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僕の小規模な奇跡
小説
著者 入間人間
出版社 アスキー・メディアワークス
レーベル ハードカバー単行本
メディアワークス文庫
巻数 既刊2巻
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僕の小規模な奇跡』は、入間人間による日本小説装丁里見英樹が担当している。電撃の単行本として刊行され、後に文庫化された。続編として『僕の小規模な自殺』が文庫版で発表されている。

概要[編集]

「僕」と「俺」と「彼女」と「私」と「彼」がそれぞれ主人公となっている青春群像劇。

雑誌に掲載していた短編を編纂したものがハードカバーで発行された。

2010年6月10日に発売した『電撃MAGAZINEN』の付録である『丸ごと一冊”入間人間”』の『一問一答』では、自分の執筆した作品の中で本作が最も気に入っていると書いてある。

登場人物[編集]

「僕」
冒頭の『僕の小規模な奇跡』で登場した大学生の青年。不治の病を患っており冒頭では余命二ヶ月だったが更に二ヶ月余命を追加した、と書かれている。「俺」と「私」の伯父に当たる人物らしく、二十年前の出来事の中心人物でもある。父親の大切にしていた小瓶を十三歳の時に割ってしまい、死ぬ前に父親にその事実を吐露したが、父の反応が希薄であったことに疑問を浮かべていた。かなり鈍い感性を持っている。好きな女性に会いに行く道中で会社員風の男に襲われ、ナイフを左腕に刺される。
「俺」
「彼女」に一途な愛を注ぐ大学生。「彼女」とは同学年であり「彼女」の美貌に一目惚れして告白する。何度か告白を蹴られるが『「彼女」をストーカーから守る』という条件の許で了承を得た。「妹」からは『バカにパーが付いた』ような男であると評されており、実際かなり鈍い。
「彼女」
刺々しい態度で周囲から敬遠されている大学生の女性。ストーカー被害に遭っており「俺」と付き合う為の条件として自分を守るように約束させる。艶やかな黒髪を持ち鋭い目つきをしている美人でもある。また「彼」の妹でもあり美術的な才能に長けている。
「私」
靴屋で働く「俺」の妹。以前に絵画をよく描いて上手だと「俺」に高評価されていたが挫折して絵を描かなくなる。また以前に引き篭もっていたらしく高校生だが教育機関に通っていない。店の常連客である「彼」に想いを寄せる。「彼」を『ハンサム丸』と描写内で称呼している。
「彼」
靴屋の常連客。かなりの美貌を備えたハンサムな男であるらしい。彼曰く靴を購入するのは絵の被写体にするためで靴屋の店頭にある一つの写真をモデルにしているらしい。

収録作品[編集]

  • 二十年前 僕の小規模な奇跡
  • 一章 告白美術館
  • 二章 カレとカノジョの事情
  • 三章 日常的な運命
  • 四章 day と day
  • 五章 描かれた世界の裏側で
  • 六章 Knife×Shoes
  • 七章 奇跡の行方
  • エピローグ 僕の小規模な鬼籍
  • そのあと『きみは誰かと恋をする』(文庫版書き下ろし)

書籍情報[編集]