傷だらけの悪魔

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傷だらけの悪魔
ジャンル 学園漫画サスペンス
漫画:傷だらけの悪魔
作者 澄川ボルボックス
出版社 NHN comico
掲載サイト comico
レーベル アクションコミックス
発表期間 2014年5月 -
映画:傷だらけの悪魔
原作 澄川ボルボックス
監督 山岸聖太
脚本 松井香奈
音楽 吉川清之岸田勇気
製作 KIZUAKUフィルムパートナーズ
配給 KADOKAWA
封切日 2017年2月4日
上映時間 97分
テンプレート - ノート
プロジェクト プロジェクト:漫画
プロジェクト:映画
ポータル Portal:漫画
Portal:映画

傷だらけの悪魔』(きずだらけのあくま)は、澄川ボルボックスによる日本の漫画作品。

概要[編集]

マンガアプリ『comico』 (NHN comico) にて2014年5月より連載中で、映画が「comico初の実写映画化作品」として取り上げられ、角川シネマ新宿ほかにて2017年2月4日から公開されている。

タイトルはダブル・ミーニングになっており、主人公の「葛西舞」と、その彼女の宿敵である「小田切(玖村)詩乃」を指している。

あらすじ[編集]

東京から田舎の高校へ転校した葛西舞は、新しい学校生活に不安と期待を抱きつつ、前向きに学園生活を満喫しようとしていた。初登校の日、舞を迎えに来た生徒は、以前の学校の同級生で、舞の友達からいじめを受けていた玖村(小田切)詩乃だった。

登場人物[編集]

葛西 舞(かさい まい)
演 - 足立梨花
身長:157cm、体重:50kg
本作の主人公。東京生まれの東京育ち。
プライドが高く、手を差し伸べられても素直に取れない。
家庭では弟を無条件に可愛がり、自分には好成績を望む母親との意思疎通が思うように行かず、苦悩した結果歪み、孤独を抱えている。
中学1年生の頃、同じクラスで席が近かったちはると「親への反抗」という共通目的で意気投合して以来、ちはるの取り巻きの1人になり、ちはると栞が詩乃をいじめることに協力していた。
転校当初、詩乃のことを見下していたため、詩乃をいじめていたことに関し罪悪感を持っておらず、状況の変化を受け入れきれていなかったが、詩乃の狙い通りクラスで孤立。
その後、自分へのいじめを咎めてくれた千穂との一件や夏休み中東京で新たないじめの標的を連れ歩くちはると栞に偶然再会し、いじめに関する忠告をしたが聞き入れらなかったのを機に2人とは決別する。
最近は詩乃へのいじめに手を貸した自分の間違いと非を認め、詩乃や静に謝罪した。
現在は唯や千穂のサポートを得て優里亜達からのいじめと伊藤との一件の証拠の収集に精を出す。
猫好きで猫の前でだけデレデレになる。
小田切 詩乃(おだぎり しの) / 玖村 詩乃(くむら しの〈旧姓〉)
演 - 江野沢愛美
身長:160cm、体重:51kg
本作の準主人公兼宿敵、舞いじめの黒幕。中学時代、舞がいじめていた相手。本来は静かで温厚。
中学1年生時は、いじめが原因で不登校気味になっていた。そのため、舞に恨みを抱いている。
諸事情により改姓し、田舎に引越すことになる。舞が来るまでは穏やかに暮らしていた。
舞の転校初日、校内を案内している際に舞にいじめの話を振り、もしも自分へのいじめを悔いていたら見逃そうと考えていたが、舞に反省の色が無かったため復讐を決行。
クラスメイトの前で過呼吸を起こして舞にいじめられていたことを暴露し、以降は自らの手を汚さず、優里亜を煽ったり、篤史を唆したりして、舞に対するいじめの深刻化を画策する。
夏休み明け、舞から非を認めた上での謝罪を受けるが、「もう遅い」と一蹴しており、頑なに復讐から手を引こうとしない。
舞に対するいじめを止めさせようとする千穂のことも最近は敵と認定した。唯が自分と千翔子の距離の近さを良く思っていないことにも気付いていて、内心では嫌っている。
あることから千穂の過去を知り、美波に間接的に確認した時に確信に変わったため、舞から千穂を引き離す目的で千穂の誘拐事件の新聞記事を教室の黒板に掲示、クラスメイト全員の机の上にも置いた。すぐに騒ぎになり駆けつけた市川によって一旦は収束した。その際、証拠を隠す目的かはわからないが詩乃自らが記事を回収した。
母の従兄弟で精神科医の緒方に掛かっており、精神不安定によりなんらかの薬を常用している。
お笑い番組が好きで日曜の大喜利番組は欠かさず観ている。
藤塚 優里亜(ふじつか ゆりあ)
演 - 加弥乃
身長:164cm、体重:46kg
舞の転校先の学校で幅を利かせるクラスメイト。
ピンクアッシュに染めた髪をいつも巻き髪にし、額を出している。
舞曰く「可愛いけど中途半端なギャル」。
髪や服のセンスは派手だが微妙。
祖母が外国人のため、海外でも通じる名前を付けられた。
顔立ちが端麗で存在感がある。幼少の頃は容姿を「外人」と他の子どもから揶揄されることもあったが、その都度言い返し、時には力でねじ伏せた。
静の件が原因で、舞に嫌がらせをしてくるいじめの実行犯。本来は友達思いで、親友の恵那と静に対しては気配りを行う外面の良さを持つ。
舞から静への謝罪があればいじめから手を引いても良いと考えているが、最近はいじめで憂さ晴らしをして楽しむようになった。
胸は貧乳。勉強は苦手で料理も壊滅的。親とは仲が悪い。
以前は篤史と付き合っていたが、今は別れている。
女子トイレで舞が静に謝罪した後、詩乃に唆されて駆けつけ、恵那に攻撃された舞が反撃している現場を見て早合点し、舞のスカートと下にはいているハーフパンツを脱がして窓から捨てた。この一件が、篤史含め伊藤と舞のトラブルの遠因となる。
名取 静(なとり しずか)
演 - 岡田結実
身長:149cm、体重:47kg
オレンジ髪のポニーテール。いつもスカート以外指定制服をほぼ着ていない。巨乳の持ち主。
優里亜と恵那の中学からの友達。詩乃いじめの話を聞いて舞に絡み、席を外そうとした舞が閉めた引戸に偶然手を挟んで怪我をした。この一件で優里亜が舞に目をつけ、いじめに発展する。
天真爛漫でヒーロー好き。常識はずれな子供っぽい性格で空気が読めないが、学力は非常に高く、勘も鋭い。優里亜と恵那には、可愛がられている。
中学時代、萌菜からいじめられて孤立していたが、同じクラスになった優里亜から助けられて以来彼女を慕っている。優里亜程には舞に対するいじめには積極的ではない。
中学の頃、いじめから助ける具体的な行動は取らなかったが、何かあると声を掛けて優しく接してくれた千穂には優里亜と恵那の次に優しくすることにしており、千穂が優里亜から制裁を受けそうになったり、クラスで避けられたりすると庇う。
自分の判断力に自信がないため、善悪の判断を自分ではせず、優里亜達に合わせ委ねている。
舞から謝罪を受けたが、「優里亜には黙っていてほしい」という恵那の気持ちを思いやり、一緒に優里亜には黙秘しているが、恵那には「もし嘘をつく選択が間違っていたら優里亜と舞に一緒に謝る」と約束を取り付けている。
金谷 恵那(かねや えな)
身長:155cm、体重:63kg
優里亜のグループの一人。
優里亜とは小学校からの仲で、彼女を慕っている。
太っており「デブス」と罵られる容姿。
小学生時代は今より引っ込み思案で周りから馬鹿にされても自分の言いたいことがいえず、いじけていたところに現れた優里亜から声を掛けられ、話をして以来一緒に過ごすようになり、優里亜に鍛えられた今は容色を貶されても言い返せるようになった。
優里亜には感謝しているが、機嫌や顔色を伺い、捨てられることを恐れている。
舞のことは「優里亜のオモチャ」と認識しており、優里亜が長く舞いじめを楽しめるように管理することが自分の役目だと思っている。
舞が静に謝罪する現場に居合わせたが、それを優里亜が知ればいじめる理由がなくなり、自分の役割や価値がなくなると考えて恐れ、舞から静への謝罪を優里亜に黙秘し、「謝っていない」と嘘をついている。
好物は湯豆腐。
近藤 千穂(こんどう ちほ)
演 - 芋生悠
身長:156cm、体重:49kg
大人しいクラスメイト。お下げ髪。
詩乃曰く「素朴だけど可愛い」。
中学時代、萌菜にいじめられていた静を心配し、よく声を掛けていたが、いじめから助ける具体的な行動は起こさなかったことを優里亜から、「保身に走っていたのにいい人ぶる偽善者」と非難されて以来嫌われ、今は自分の行動を振り返り後悔している。
舞へのいじめを苦々しく思っており、泊まりの校外学習で翠にクラスでいじめがあることを置手紙で密告したが、翠の浅慮で雑ないじめへの対応と密告者は誰か優里亜に教室でクラスメイト共々尋問された際、教師部屋の方向から一人出てきたところを目撃した萌菜が優里亜に言いつけたため失敗に終わる。この一件により、美波含めた他の女子からもクラスで避けられはじめ、知らないところで萌菜が主犯のSNSいじめに遭っていたが、舞の暗躍で静が動き本格的な孤立は阻止された。
美波とは従姉妹で喧嘩しつつも仲が良かったが、舞に対するいじめに関わる行動を非難され意見が相容れず、距離を置かれている。
幼少の頃、小児性愛の気がある前科持ちの中年男性に誘拐され、男性の性にトラウマを抱えており、舞の着替えを偶然覗いた後、教室で自慰に耽る伊藤を偶然見た際には我を失う程嫌悪をあらわにし、後日に伊藤が舞に襲いかかる場面を窓から見たことでフラッシュバックを起こして悲鳴を上げ失神した。
篤史と伊藤が舞にしたことが許せず、より舞のために動き、寄り添うようになり、無自覚に詩乃から恨みを買う。
少年漫画好き。
栄 千翔子(さかえ ちかこ)
演 - 仲谷香春
身長:162cm、体重:53kg
詩乃の転校後からの親友。短髪。
舞が来る前から詩乃がいじめられていたことを知っており、詩乃をいじめていた舞を嫌っている。
詩乃の本性を知るがそれでも離れず、彼女が舞への復讐で人の道を踏み外さないように見守り、止めるつもりでいる。
中学時代のあることが原因で男子と距離を置いている。運動神経が良い。
子供向けキャラクターやアニメが好き。
黒木 唯(くろき ゆい)
演 - 藤田富
身長:175cm、体重:62kg
静かな男子生徒。眼鏡をかけている。舞へのいじめは静観している。
本名はシングルマザーの若い母親から名付けられたいわゆるキラキラネームであり、幼少期は名前のことで悩み、自ら周囲と距離を置いていた。
は小学校時代に出会った千翔子が考えてくれた通称で、今はそれを用いて将来的に改名することを視野に入れている。名付けてくれた彼女をそれ以来大切に思っている。
整理整頓が苦手。
詩乃の本性を知り、千翔子を詩乃から引き離すことを望んでいる。
チャットアプリで舞に匿名で連絡を取り、有事には忠告していた。後に舞には正体を、千穂には舞と連絡を取っていることを見破られ、利害の一致から秘密裏に3人で連絡を取り合うようになる。
千穂とは互いに過去の秘密を明かしており、千穂が過去を暴露された時には、自分の本名をクラス全員の前で言って自身の無実を証明した。
阿部 美波(あべ みなみ)
演 - 中島愛蘭
千穂の従姉妹(千穂の父と美波の母が兄妹)。にきび顔を気にしており、容姿にコンプレックスがある。
クラスでは目立たない方だが、仲がいい人にははっきりものを言う。少し短気で愛想はあまり良くない。
普段考えないようにしているが、幼少の頃から千穂と容姿等を比較されては傷ついていた。
千穂とは仲は良いが、衝突も多く、千穂の舞へのいじめを咎める行動をことごとく非難する。
家庭科部に所属していて女子力が高い。
千穂から教師への舞いじめの告げ口が優里亜に発覚した際、静が千穂を庇ったため、見せしめとして千穂の代わりに優里亜から頭を机に取り押さえられ墨汁を掛けられた。この際に千穂を避けており、後の千穂へのSNSいじめ収束を機に関係を修復する。しかし千穂が伊藤の件で舞のために動いたため再び距離を取るようになる。
詩乃に唆された篤史に煽られて口を滑らせ、千穂の過去を示唆する言動を取ってしまった。
花房 宏子(はなぶさ ひろこ)
演 - 花影香音
クールで他人への興味が薄い。舞には「友達にはならない」と言い放ち真っ向から拒絶した。
当麻 篤史(とうま あつし)
演 - 小南光司
派手な男子生徒。優里亜の元彼で別れた後も優里亜に想いを寄せている。
舞へのいじめにはまる優里亜を本心では心配し、いじめから手を引かせることを考えている。
ある日の放課後、伊藤と一緒に舞を呼び出して拘束し、先に折れて優里亜に謝罪と土下座の動画を撮影させるよう要求するが、舞は謝罪は承諾しても撮影は拒否したため、嫌がらせに伊藤に舞の体に触るように指示し、恥ずかしい写真を撮って脅して舞を動かし、いじめを収束させるつもりでいたが、外の物音を聞き、窓から様子を覗いていた千穂に自分と舞を襲う伊藤の姿を目撃される。
後日、千穂に呼び出され、伊藤に二度と舞にしたようなことをさせない約束をさせられ舞に伊藤と共に謝罪することを要求される。
詩乃に唆され、千穂の弱みを握って交渉材料にしようと画策、美波を煽って情報を聞き込んだ結果、千穂の過去を知ってしまった。良心を痛めて周囲には黙秘している。
伊藤 啓心(いとう けいしん)
優里亜が恵那と一緒に行動しているのを真似て当麻が声を掛けて以来、当麻のお気に入り。
太っていて、気難しく内弁慶。調子に乗りやすいが圧力には弱い。
断れない性格のため女子からよく雑用を押し付けられているが、内心では文句を言い女子を上から目線で見下している。
女子トイレでの一件により教室で着替える舞を偶然見て下着姿に劣情を抱き、誰も居ない教室で自慰をしていた。後日、舞への気持ちを見透かした当麻に、唆されて舞を誘き出し、一室に閉じ込めて拘束した舞を襲おうとした。
婦女暴行未遂を無効にでき、舞のいじめもなくなると考えて舞に交際を申し込み、憤慨した舞から通学バッグで殴られて断られるが、逆切れしてパニックを起こし、非常階段まで舞を追いかけ、「いじめられていて自分よりクラスでのカーストが低い舞が自分との交際を断るのはおかしい」と押し問答をはじめ、どさくさに紛れて不意打ちでキスし、舞を激昂させて更に鉄拳制裁を受ける。階段を降り始めた舞に懲りずに絡み、顔を近付て驚かせた結果、階段から踊り場に突き落とされて脚を骨折する。教師達には「舞から一方的に突き落とされた」と偽るが、舞からクラスメイトの前で謝罪を受けて周囲の圧力から「階段から落ちたのは事故だった」と認め、舞を許す言質を取られた。
舞にあることを指摘され、自ら篤史と距離を置く。
山本 萌菜(やまもと もえな)
演 - YUKINO
ツインテールがトレードマークの美少女。
ぶりっ子で、男子や権力者に媚びがち。女子からはあまり好かれていないが、一定数の男子とは仲がいい。
中学時代、静をいじめていたため優里亜に嫌われており、距離を置いているが、逆に彼女を毛嫌いしている。良い子ぶっている千穂のことも好きではない。
校外学習で千穂が舞に対するいじめを担任の翠へ置手紙を使って密告している現場を目撃、クラスメイトの前で優里亜に暴露し、優里亜が見せしめに千穂に代わって美波に頭から墨汁を掛け、千穂がクラスメイトから避けられる原因を作った。
SNSのグループチャットを作成しクラスの一部の女子を招待、千穂の陰口を叩き盛り上げ、千穂がクラスでより孤立するように画策し誘導。SNSでの千穂に対するいじめに気付き、止めさせたがっている静に舞が近付いて助言、結果的に元々自分を嫌っている優里亜が静のために渋々だったが動き、放課後グループチャットに参加する他の女子達と一緒に呼び出され、尋問を受けた。
優里亜にチャット画面のスクリーンショットを撮られ「全員山本のアカウントをブロックするか担任にチャットを見せるか選べ」と脅された女子達からアカウントをブロックされ、千穂へのSNSいじめは収束した。
掌を返した女子達から取り巻きの男子にSNSの一件を暴露され、今度は自分が孤立することになった。
花房 宏樹(はなぶさ こうき)
宏子の双子の兄。シスコンで妹を陰ながら見守っている。唯とは小学校からの友達。
ツンデレ気味らしい。
入間 翼(いるま つばさ)
当麻の友人の緑髪の男子で、当麻の事を「あっくん」と呼んでいる。
優里亜の家の近所にあるコンビニアルバイトをしている。
大瀬戸 翠(おおせと みどり)
演 - 宮地真緒
担任教師。去年まで非常勤だったが、人員に空きが出たため、本採用になった。担当は国語。
教師になる前に働いていた会社で上司とトラブルを起こし、精神を病んで退社した経緯を持つ。
周囲から責められたくない翠は、いじめレターに対して実績を残すため、雑な対応をした。その結果、優里亜が激昂し、いじめに関係ない美波が墨汁をかけられ、いじめレターを出した千穂は山本により孤立しかけた。
段々舞に冷たくなってきた。
市川 直治(いちかわ なおはる)
演 - 吉増裕士
舞の学年の学年主任。46歳。担当は数学。
妻は病気で他界しており、成人済みの息子が一人いる。
常に服装違反の優里亜や当麻にしつこく注意するが、一方で文化祭のバンド演奏を見て「充実感を分けてもらえるようで楽しい」と語るような堅物なイメージからかけ離れた一面を持っていたり、生徒たちに的確な助言をしたりするなど生徒たちから信頼されている。
愛犬家で、ボルゾイ・豆柴・ポメラニアンを飼っている。ランニングが趣味。
橋本 純平(はしもと じゅんぺい)
翠が始めて話した生徒。現在、大学2年生。県外の大学に進学した。
美形ではないが、穏やかで面倒見がよく、年下にモテる。しかし本人は年上好きである。
大学進学まで地元の小学校でサッカーの指導をしていた。
大倉 涼(おおくら りょう)
演 - 高野海琉
唯と宏樹の中学からの友達。
豪快な性格で、細々としたことは苦手。
女子のいじめに関わる気はなかったが、無関係の美波が見せしめ的に被害にあったことに疑問を持つ。
妹(中3)の友達と付き合っている。
緒方 要(おがた かなめ)
詩乃の母の従兄弟で、文乃の弟の子。精神科医。
独身。ものすごくお酒に弱い。
小田切 文乃(おだぎり ふみの)
詩乃の祖母。娘と孫を心配している。
朝、小学生の登校を見守るのを楽しみにしている。
小田切 彩乃(おだぎり あやの)
詩乃の母。現在は離れて暮らしている。
過去に、娘の詩乃と何かしらのトラブルがあった模様。
葛西 京子(かさい きょうこ)
演 - 川原亜矢子
神谷 ちはる(かみや ちはる)
演 - 杉本愛莉鈴
東京で舞と詩乃が通っていた中高一貫校の同級生。中学の頃の詩乃へのいじめの主犯。
髪をオレンジに染めてツーサイドアップにしている。
「罰とは、恥か不自由を与えること」という持論があり、舞に影響を与える。
両親が別居中で父親と同居しており、髪を染めたのは中学受験に合格したら母親と外食すると言う約束を守らなかった父親への罰。
わがままだが、明るく周りに楽しいことを提供するのが上手い。コミュニティの中で自力でカーストの上位まで上り詰め、他者を自分に従わせる才能を持つ。
夏休みに新しいいじめの標的を連れていたところで舞と再会、いじめに関する忠告を受けるが理解できず、舞から決別を言い渡された。
舞の転校後、詩乃へのいじめの主犯は舞で詩乃を自殺に追い込んだことにして吹聴している。
越智 栞(おち しおり)
演 - 藤咲百恵
茶髪のロングヘア。
東京で舞と詩乃が通っていた中高一貫校の同級生でちはるの取り巻き。舞より積極的に詩乃へのいじめに加担していた。
ちはるの機嫌を取って甘い蜜を吸うタイプ。夏休み、ちはると一緒に再会した舞から決別を言い渡される。

過去エピソード[編集]

本編の節目には登場人物の過去エピソードが掲載され、登場人物が現在に至るまでの経緯が描かれている。また、タイトルについて、本編では二字熟語であるのに対し、過去エピソードでは主人公になる人物名となっている(但し、小田切詩乃は旧姓の玖村詩乃、黒木唯は本名の名前がタイトルになっている)。

ここでは、本編にほとんど登場しない登場人物のみ記載する。

葛西 舞編[編集]

ここでは舞の幼少期から現在に至るまでの経緯が描かれている(全7話)。

あらすじ
幼い時から卒なくこなし成績優秀な舞よりも、できは悪いが愛嬌のある弟の敬ばかりに愛情を注いでいる母親に不満を持っていた。家庭内では居場所がないと諦め、進学した込古学園で居場所をつくろうとするが、成績もスポーツも今一つだった。さらに、母親からその事を咎められた上に母親の放ったある一言が舞と母親との間に確執を生む。その後、後ろの席の神谷ちはるに声をかけられ、舞の生活に変化が訪れる。
ちはると栞の友達になった舞の気分はとても最高だったが、時間が経つにつれてちはるのご機嫌取りをしている自分に虚しさを感じることが増えてくる。
そしてちはると絶交した今、舞は全ての友情を失い、本当に中身のない人間になってしまったと孤独に苛まれていた。
登場人物
舞の母親
舞と敬の母親。本人は2人を平等に見ていると言っているが、敬には甘く舞には厳しく(特に成績関連で)接している。舞は「表面しか見ていない。内面を見ようともしない。」と評している。
舞が金髪にした時は平手打ちしたものの、逆に舞から平手打ちを返され罵声を浴びせられた。舞が初めて反抗したことで戸惑いをみせる。
葛西 敬(かさい けい)
舞の弟。舞とは逆に勉強が苦手で、且ついい加減でもあり俗に言ういい子ちゃんではないが、愛嬌があり母親はもとより、親戚からも好かれている。
一方で、家庭内には関心が薄い傾向がある。

小田切 詩乃編[編集]

近藤 千穂編[編集]

ここでは千穂の中学生時代(1年から2年始めまで)のエピソードが描かれている(全5話)。

あらすじ
名取静は、ある理由により山本萌菜達からいじめを受けていた。千穂のグループは静には関わらない方針を決めていた。しかし千穂はターゲットにはされたくないが、静が心配だったこともあり、誰もいないところで静に声をかけていた。
2年生になった時、藤塚優里亜と金谷恵那が千穂達のクラスメートになったことで状況が一変する。
自分より優里亜が上だと感じた山本は、媚びを売り始め、静はクラスの嫌われ者であると紹介する。しかし、優里亜は静に近付き話しかけ、静が単なる根暗ではないことが分かると、暫くの間友達になると宣言。さらに、イジメ主犯の山本を罵倒した。
千穂は静に友達ができてよかったと思う一方、優里亜から同じクラスにいながら助けなかったことを責められ、激しく後悔するのであった。

黒木 唯編[編集]

ここでは唯の幼少期から中学生時代までが描かれている(全11話)。

栄 千翔子編[編集]

ここでは、千翔子の中学生時代(相秦学園〜転校後)が描かれている(全10話)。

あらすじ
小学生の頃の千翔子は、とにかく身体を動かすことが好きで、女子特有の煩わしさが苦手だったこともあり、男子とはよく遊んでいたが女子とは必要最小限の付き合いだった。
自分の実力を試したいと言う理由から、千翔子は地元ではなく県外にある全寮制の女子中学「相秦学園」に入学する。早速、澤井美保とあきと仲良くなるも、女子との付き合い方がわからない千翔子は、2人にトイレに誘われたが断った結果、距離を置かれ気付いた時にはどのグループにも入れず孤立してしまう。
美保とあきの千翔子いじめはエスカレートし、終いには窃盗容疑までかけられてしまい、精神的に参った千翔子は両親に転校を懇願、両親も承諾する。
転校後、同じ委員会だった詩乃と出会う。詩乃は最初こそ暗い表情だったが、千翔子と接するたびに笑顔になっていった。千翔子は思い切っていじめられていたことを詩乃に話すと、詩乃も同じような境遇であることが分かり、2人は親友になっていく。
登場人物
澤井 美保(さわい みほ)
相秦学園の1年生で千翔子のクラスメート。席が近い千翔子に声をかけて友達になったが、千翔子をトイレに誘った時に断られたことが癇に障り、千翔子をいじめ始める。
最初は無視だけだったが、徐々に体操着にチョークの粉を付けるなどエスカレート。サプライズで唯たちが来た際に千翔子に友達だと言われ、勝手に誤魔化されたと激昂し出会い系サイトに盗撮画像を投稿した。
出会い系での一件で千翔子から警察に訴えると言われ、言えなくするために偽の窃盗事件を作り上げた。千翔子の転校後、担任の聴取で、あきが裏切った際には呆然としていた。
あき(あき)
相秦学園の1年生で千翔子のクラスメート。美保と仲が良い。千翔子のいじめでは美保の補佐的な役割を担っていたが、唯たちが来た時に、美保の性格を知った上で千翔子を盗撮して美保に見せて出会い系サイトに投稿させるなど腹黒い一面を持つ。
美保と同様、千翔子から警察に訴えると言われて偽の窃盗事件を作り上げた。千翔子の転校後、担任の聴取で美保に脅されたと言って裏切った。
千翔子の両親
出会い系サイトの一件で学校から連絡があった時も千翔子を信じ、転校を懇願された時も千翔子を第一に考えて快諾した。

大瀬戸 翠編[編集]

ここでは、前職就職時から南高校採用時までが描かれている(全6話)。

あらすじ
翠は、就職活動で唯一内定をもらった小さな化粧品会社で営業事務として働いていた。そこで、上司となる新田を紹介される。爽やかなルックスに見とれていると、先輩社員から新田には気を付けてと忠告される。社会人経験が浅い翠にはこの忠告が不快ではあったが、表面上だけ受け入れた。
営業目標など説明会で話がなかったことなど不満もあるが、会社の戦力となれるよう頑張っていた。
ある休日、翠は駅で倒れている二階堂清枝を助け、後日行きつけの弁当屋に行くと、清枝が働いていた。清枝は翠が化粧品会社の社員であることがわかると先日のお礼として1回だけ買ってあげると言ってきた。しかし、契約書を新田に見せてから翠に対する態度が豹変する。実は、清枝は元々新田の顧客だったのだ。清枝は、翠にある理由から新田から買うのをやめ、同じものなら最終的には人柄で選ぶと言った。
数日後、新田から仲直りしたいと言われて安心した翠だったが、実は新田の罠で、これに嵌ってしまった翠は精神を病んでしまい、入社して半年で会社を辞める。
退社後、暫くは鬱状態で再就職すら難しい状態だったが、親の勧めで半ば強制的に南高校の臨時教諭の面接を受けさせられて受かってしまう。
合わなければ1年で辞めようと考えていたが、偶然現れた潤平に励まされ、翠は自分の居場所を見つけたと喜ぶのであった。
登場人物
新田(にった)
化粧品会社の営業主任。爽やかなルックスと共に営業成績も優秀である一方、事務員を見下す態度をとったり、敵と見なすとパワハラをするなど性格に難がある。
二階堂 清枝(にかいどう きよえ)
翠が行きつけの弁当屋の店員。以前は新田から商品を購入していたが、新田が起こしたある行動が原因で買うのをやめている。

映画[編集]

傷だらけの悪魔
監督 山岸聖太
脚本 松井香奈
原作 澄川ボルボックス
出演者 足立梨花
江野沢愛美
加弥乃
岡田結実
音楽 吉川清之
岸田勇気
主題歌 Lily's BlowNAI NAI NAI
撮影 ナカムラユーキ
編集 山岸聖太
製作会社 KIZUAKUフィルムパートナーズ
配給 KADOKAWA
公開 日本の旗 2017年2月4日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 1000万円[1]
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2016年4月14日KADOKAWAの配給で実写映画が制作されることが発表された[2][3][4]。2016年5月29日には主題歌を歌う歌手のオーディションが開かれ、Lily's Blowの滝沢菜々が選ばれた[5]。2016年7月21日にはメインキャストが[6][7][8][9]8月9日には追加のキャストが発表された[10][11][12]。2016年12月1日には公開日が2017年2月4日に決定したことと[13]、主題歌が「NAI NAI NAI」に決定したことが発表された[14][15]。興行収入は1000万円[1]

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

出典[編集]

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  1. ^ a b キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号、キネマ旬報社、 51頁。
  2. ^ “comico発、女子高生のいじめを描く学園ドラマ「傷だらけの悪魔」実写映画化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月14日). http://natalie.mu/comic/news/183517 2017年3月14日閲覧。 
  3. ^ “comicoの連載マンガ「傷だらけの悪魔」が実写映画化、主題歌オーディションも”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2016年4月14日). http://natalie.mu/eiga/news/183488 2017年3月14日閲覧。 
  4. ^ “漫画&小説アプリ「comico」から初の実写映画 「傷だらけの悪魔」17年公開”. 映画ニュース (映画.com). (2016年4月14日). http://eiga.com/news/20160414/9/ 2017年3月14日閲覧。 
  5. ^ “19歳のシンデレラガール誕生、2017年公開「傷だらけの悪魔」主題歌シンガー決定”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2016年6月1日). http://natalie.mu/eiga/news/189110 2017年3月14日閲覧。 
  6. ^ 井本早紀 (2016年7月21日). “ますおか岡田娘・結実、映画デビュー!足立梨花をイジメる『傷だらけの悪魔』”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0084714 2018年5月1日閲覧。 
  7. ^ “comico発の実写映画「傷だらけの悪魔」いじめ受ける主人公は足立梨花”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年7月21日). http://natalie.mu/comic/news/195258 2017年3月14日閲覧。 
  8. ^ “足立梨花、江野沢愛美、岡田結実、藤田富が「傷だらけの悪魔」に出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2016年7月21日). http://natalie.mu/eiga/news/195239 2017年3月14日閲覧。 
  9. ^ “足立梨花、いじめ被害者に 映画版「傷だらけの悪魔」に主演”. 映画ニュース (映画.com). (2016年7月24日). http://eiga.com/news/20160724/1/ 2017年3月14日閲覧。 
  10. ^ 井本早紀 (2016年8月9日). “足立梨花、イジメられて傷だらけ…”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0085165 2018年5月1日閲覧。 
  11. ^ “映画「傷だらけの悪魔」追加キャストに宮地真緒や川原亜矢子ら、場面写真も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年8月9日). http://natalie.mu/comic/news/197656 2017年3月14日閲覧。 
  12. ^ “足立梨花「傷だらけの悪魔」場面カット公開、追加キャストに宮地真緒や川原亜矢子ら”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2016年8月9日). http://natalie.mu/eiga/news/197606 2017年3月14日閲覧。 
  13. ^ “足立梨花主演「傷だらけの悪魔」、クソ・ブス・地獄の文字並ぶビジュアル公開”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2016年12月1日). http://natalie.mu/eiga/news/211446 2017年3月14日閲覧。 
  14. ^ “Lily's Blowメジャー1stシングルは「傷だらけの悪魔」主題歌&イメージソング”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年12月1日). http://natalie.mu/music/news/211472 2017年3月22日閲覧。 
  15. ^ “Lily’s Blow、足立梨花主演映画『傷だらけの悪魔』主題歌シングルにスピンオフ仕立てのMVも”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2016年12月2日). https://www.barks.jp/news/?id=1000135663 2017年3月22日閲覧。 

外部リンク[編集]