信貴山下駅
信貴山下駅 | |
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駅舎
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しぎさんした Shigisanshita |
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◄G26 勢野北口 (0.8km)
(0.9km) 王寺 G28►
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所在地 | 奈良県生駒郡三郷町勢野西一丁目4-1 |
駅番号 | G27 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | G 生駒線 |
キロ程 | 11.5km(生駒起点) |
電報略号 | シサタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,031人/日 -2012年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)5月16日 |
信貴山下駅 | |
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![]() 在りし日の東信貴鋼索線ホーム
(1983年8月29日) |
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しぎさんした SHIGISANSHITA |
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(1.7km) 信貴山►
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所在地 | 奈良県生駒郡三郷町勢野西二丁目 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | 東信貴鋼索線 |
キロ程 | 0.0km(信貴山下起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面1線 |
開業年月日 | 1922年(大正11年)5月16日 |
廃止年月日 | 1983年(昭和58年)9月1日 |
信貴山下駅(しぎさんしたえき)は、奈良県生駒郡三郷町にある、近畿日本鉄道(近鉄)生駒線の駅。駅番号はG27。
目次
歴史[編集]
信貴山朝護孫子寺への参詣路線として敷設された、信貴生駒電気鉄道の山下駅として開業した。駅西方にある信貴山に登る東信貴鋼索線(東信貴ケーブルカー)と同時の開業で、鉄道とケーブルカーによる信貴山への観光輸送をもくろんでのことである。東信貴鋼索線ののりばは頭端式2面1線という、ケーブルカーの麓側に典型的な配線であった。
しかし大阪方面からの交通の便がよい西信貴鋼索線が開通すると東信貴鋼索線は専ら地域輸送に徹することとなり、利用者が減少した結果1983年に廃止された[1]。廃止後も、1995年頃に駅舎が建て替えられるまで東信貴鋼索線乗り場跡が残っていた。
代替として運行されている信貴山下駅と信貴山を結ぶバスルートは日中60分ヘッドで本数は多くないが、片道200円と安く、また信貴山下駅すぐ側には町立図書館があり待合いに使用できる。
- 1922年(大正11年)5月16日 - 信貴生駒電気鉄道が王寺 - 山下間で開業した際に山下駅として開業[1]。鋼索線(のちの東信貴鋼索線)も開業[1]。
- 1925年(大正14年)11月5日 - 信貴生駒電気鉄道の路線が信貴生駒電鉄に譲渡され、同社の駅となる[1]。
- 1926年(大正15年)10月21日 - 信貴生駒電鉄鉄道線が元山上口駅まで延伸し、途中駅となる[1]。
- 1951年(昭和26年)9月10日 - 信貴山口駅に改称[2]。
- 1956年(昭和31年)9月10日 - 信貴山下駅に改称[2]。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併。同社の生駒線・東信貴鋼索線の駅となる[1]。
- 1973年(昭和48年)6月 - これ以降の一時期、行違い設備が廃止。
- 1983年(昭和58年)9月1日 - 東信貴鋼索線廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)9月22日 - 再び交換可能駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始[3]。
駅構造[編集]
相対式2面2線のホームを持つ、行違い可能な地平駅である。ホーム有効長は4両分。駅舎(改札口)は2番のりば側にあり、反対側の1番のりばへは地下通路で繋がっているが、エレベーター等のバリアフリー施設はない。また行き違いについては王寺駅でも可能だが通常はこの駅で行う。
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | G 生駒線 | 下り | 王寺方面 |
2 | G 生駒線 | 上り | 生駒方面 |
駅設備・営業面[編集]
王寺駅管理の有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。なお、窓口で定期券の予約発売を受け付けている。
利用状況[編集]
近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[4]。
- 2015年11月10日:3,187人
- 2012年11月13日:3,031人
- 2010年11月9日:3,204人
- 2008年11月18日:3,244人
- 2005年11月8日:3,364人
駅周辺[編集]
路線バス[編集]
- 1番乗り場
- 16,18,32,42,43系統 万葉荘園前・信貴山方面
- 2番乗り場
- 42,43系統:王寺駅(北)方面
※2017年7月15日現在。詳細は奈良交通西大和営業所の項も参照。
隣の駅[編集]
かつて存在した路線[編集]
- 近畿日本鉄道
- 東信貴鋼索線
- 信貴山下駅 - 信貴山駅
その他[編集]
当駅の駅名は信貴線・西信貴鋼索線の信貴山口駅とともに、誤って信貴山駅と呼ばれ混乱を招くことがある。
「信貴山駅」は東信貴鋼索線に存在したが、上述の通り1983年(昭和58年)に路線とともに廃駅となっている。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、18頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ a b 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』8 関西1、新潮社、2008年、25頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ “平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります” (pdf) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2007年1月30日) 2016年2月29日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員 生駒線 - 近畿日本鉄道
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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