侍女の物語

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侍女の物語
The Handmaid's Tale
著者 マーガレット・アトウッド
訳者 斉藤英治
イラスト フレッド・マルセリーノ
発行日 1985年
日本の旗1990年
発行元 ホートン・ミフリン社
日本の旗新潮社
ジャンル ディストピア小説
カナダ
言語 英語
前作 昏き目の暗殺者
次作 キャツ・アイ
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侍女の物語』(じじょのものがたり, The Handmaid's Tale)は、カナダの作家マーガレット・アトウッドディストピア小説。

1985年に発表されるやベストセラーとなり、書評からも絶賛され、カナダ総督文学賞、アーサー・C・クラーク賞などを受賞した。日本では新潮社より1990年に出版され、2001年には早川書房より訳注などが追加された文庫版が登場した。

1990年に映画化、日本でも公開。2017年にはHuluでドラマ化された。

作品世界[編集]

舞台であるギレアデ共和国は、近未来のアメリカキリスト教原理主義勢力によって誕生した宗教国家である。有色人種ユダヤ人を迫害し他の宗派も認めない。内戦状態にあり国民は制服の着用を義務づけられ監視され逆らえば即座に処刑、あるいは汚染地帯にある収容所送りが待ちうけている。生活環境汚染原発事故、遺伝子実験などの影響で出生率が低下し、数少ない健康な女性はただ子供を産むための道具として、支配者層である司令官たちに仕える「侍女」となるように決められている。

あらすじ[編集]

侍女であるオブフレッドは、恐怖と絶望に耐えながら従順を装いつつ生きていた。情報から隔絶され常に監視の目を意識しながら司令官に仕えていたが、ある日こっそりと司令官は人間として自分に接するように求めてくる。一方、司令官の妻は夫に授精能力がないことを看破し、夫婦付の運転手ニックと交わり妊娠するようにオブフレッドに密かに命ずる。

登場人物[編集]

オブフレッド
主人公でこの物語の語り手。図書館に勤務し夫と子供がいた。ギレアデ誕生当時には国外脱出を図るが捕まり、侍女の養成施設へ送られる。
司令官
オブフレッドの主人。相当な権力者で密かにギレアデ誕生前の文化を愛好している。
セリーナ・ジョイ
司令官の妻。ギレアデ誕生前はテレビタレントで女性は家に帰るべきと主張していた。現在ではかつての自分の主張どおりの生活をおくっている。
モイラ
オブフレッドの親友。レズビアン。共に侍女の養成施設へ送られるが脱走し捕まって政府高官専用の秘密売春宿の娼婦となった。
ニック
司令官の運転手。
ルーク
オブフレッドの夫。前妻と離婚後、オブフレッドとの間に娘が産まれた。
リディア小母
女性自身による女性統制機関の一員で、オブフレッドが収容されていた侍女要請施設の教官。

映像化[編集]

影響[編集]

2017年6月に、イギリスの俳優であるエマ・ワトソンが、女性の権利を擁護するためのキャンペーンとして、当作の書籍100冊を「パリのあちこちにこの本を隠している!」とTwitterにて発信し、探し出すためのヒントを非営利の読書支援団体「ザ・ブック・フェアリーズ(The Book Fairies)」がtwitterで投稿することになった[4][5]

脚注[編集]

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  1. ^ ディストピアSF『侍女の物語』をHuluがドラマ化:予告編”. WIRED (2017年1月12日). 2017年4月30日閲覧。
  2. ^ ニコール・キッドマンがエミー賞初受賞!「ビッグ・リトル・ライズ」が最多5冠”. 映画.com. 価格.com (2017年9月18日). 2017年9月19日閲覧。
  3. ^ ゴールデングローブ賞でスターの衣装は黒、黒、黒 性的暴力に抗議”. BBC NEWS JAPAN. BBC (2018年1月8日). 2018年1月8日閲覧。
  4. ^ EmmaWatsonのツイート(877517498836541442)
  5. ^ エマ・ワトソンさん、パリに本100冊隠す 女性の権利擁護訴え”. AFP BB NEWS. フランス通信社 (2017年6月23日). 2017年7月5日閲覧。

外部リンク[編集]