佐藤晃 (戦史家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐藤 晃(さとう あきら、1927年 - 2008年4月16日)は日本の歴史評論家。福岡県生まれ、陸軍士官学校61期。大分経済専門学校(現・大分大学経済学部)卒[1]

経歴[編集]

終戦後、三井鉱山に入社、三池争議などに従事する。争議終了後は三井化学に移り、営業部門を担当。1987年定年退職する。

退職後、趣味の軍事史研究を通じて数々の著作を刊行する。比較的早い時期(1995年)から海軍関係者の戦後の著作を批判している。主な版元は光人社など。

戦後の陸軍悪玉論に対し、主に海軍を批判した書籍の著者としては他に三村文男別宮暖朗岡文正福井雄三などがいる。

主な著作[編集]

  • 『帝国海軍の誤算と欺瞞』(星雲社、1995年)
  • 『戦略大東亜戦争』(戦誌刊行会、1996年)
  • 『帝国海軍『失敗』の研究』(芙蓉書房出版、2000年)
  • 『太平洋に消えた勝機』(光文社ペーパーバックス、2003年)
  • 『帝国海軍が日本を破滅させた』(光文社ペーパーバックス、2006年)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『太平洋に消えた勝機』裏表紙