佐川遼
基本情報 | |
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階級 | フェザー級 |
身長 | 174cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1994年3月13日(30歳) |
出身地 | 青森県青森市[1] |
スタイル | オーソドックス[2] |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 15 |
勝ち | 12 |
KO勝ち | 7 |
敗け | 3 |
佐川 遼(さがわ りょう、1994年3月13日[3] - )は、日本のプロボクサー。青森県青森市出身。第64代日本フェザー級王者。三迫ボクシングジム所属。
人物
[編集]洋菓子メーカーのコロンバンの営業部で営業マンとして働いている[4][5]。
来歴
[編集]ジャッキー・チェンの映画をみて格闘技に興味を持つ。中学生の時に同級生の小山内幹(現・三迫ジム)に誘われ、12歳でキックボクシングを始め、15歳でボクシングに転向[6][7]。青森北高校、東京農業大学を経て、就職を機に、一度はボクシングをやめるつもりだったが、プロボクサーになった小山内幹のプロデビュー戦を観戦し[8]、ボクシングへの想いを断ち切ることが出来ず、社長に直談判。会社公認のもと、サラリーマンとプロボクサー二刀流の人生を歩むことになり、大学の先輩吉野修一郎の誘いで三迫ボクシングジムに入門した[9]。
2016年12月8日、後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ」にて金ホーヤとフェザー級6回戦を戦い、3回2分3秒TKO勝ちでデビュー戦を白星で飾った[10]。
2017年5月16日、後楽園ホールで小坂烈と初代日本フェザー級ユース王座決定トーナメント準決勝を行い、2回1分59秒TKO負けを喫してプロ初黒星となった[11]。
2018年9月11日、後楽園ホールで行われた「第65回フェニックスバトル」にて同年世界挑戦した松本亮とフェザー級8回戦を行い、3回1分30秒TKO勝ちを収めた[12][13]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2018年9月度月間敢闘賞を受賞した[14]。
2019年5月4日、フィリピン・マニラでABCOスーパーフェザー級シルバー王者のアル・トヨゴンと対戦し、12回3-0(116-112、115-113、117-111)で判定勝ちを収め、王座を獲得した[15]。
2019年9月13日、後楽園ホールで日本フェザー級王座決定戦として日本フェザー級1位の阿部麗也と対戦し、10回3-0(96-95、96-94×2)で判定勝ちを収め、王座を獲得した[16]。
2019年12月12日、後楽園ホールで日本フェザー級1位の日野僚と対戦し、10回3-0(97-93×2、98-92)で判定勝ちを収め初防衛に成功した[17]。
2020年8月13日、後楽園ホールで日本フェザー級9位の竹本雄利と対戦し、6回3分9秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[18]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2020年8月度最優秀選手賞を受賞した[19]。
2021年2月11日、後楽園ホールで日本フェザー級1位の丸田陽七太と対戦し、7回2分57秒TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[20]
2021年10月14日、後楽園ホールで小坂烈と対戦し、8回1分23秒TKO勝ちを収め、再起に成功した[21]。
2022年4月12日、後楽園ホールにて元WBA世界スーパーバンタム級王者で日本フェザー級4位の久保隼と対戦し、3回1分3秒KO勝ちを収めた[22]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2022年4月度最優秀選手賞を受賞した[23]。
戦績
[編集]- アマチュア - 84戦62勝22敗
- プロ - 15戦12勝(7KO)3敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2016年12月8日 | ☆ | 3R 2:03 | TKO | 金ホーヤ | 韓国 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年5月16日 | ★ | 2R 1:59 | TKO | 小坂烈(真正) | 日本 | 初代日本フェザー級ユース王座決定トーナメント準決勝 |
3 | 2017年10月16日 | ☆ | 1R 2:28 | TKO | 三瓶一樹(ワタナベ) | 日本 | |
4 | 2018年1月30日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 諏訪佑(TEAM 10COUNT) | 日本 | |
5 | 2018年6月2日 | ☆ | 8R | 判定2-1 | 佐々木洵樹(帝拳) | 日本 | |
6 | 2018年9月11日 | ☆ | 3R 1:30 | TKO | 松本亮(大橋) | 日本 | |
7 | 2018年12月13日 | ☆ | 8R 2:40 | TKO | 河村真吾 (堺東ミツキ) | 日本 | |
8 | 2019年5月4日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | アル・トヨゴン | フィリピン | ABCOシルバースーパーフェザー級タイトルマッチ |
9 | 2019年9月13日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 阿部麗也(KG大和) | 日本 | 日本フェザー級王座決定戦 |
10 | 2019年12月12日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 日野僚(川崎新田) | 日本 | 日本王座防衛1 |
11 | 2020年8月13日 | ☆ | 6R 3:09 | KO | 竹本雄利(クラトキ) | 日本 | 日本王座防衛2 |
12 | 2021年2月11日 | ★ | 7R 2:57 | TKO | 丸田陽七太(森岡) | 日本 | 日本王座陥落 |
13 | 2021年10月14日 | ☆ | 8R 1:32 | TKO | 小坂烈(SUN-RISE) | 日本 | |
14 | 2022年4月12日 | ☆ | 3R 1:03 | KO | 久保隼(真正) | 日本 | |
15 | 2023年4月18日 | ★ | 10R | 判定0-3 | 松本圭佑(大橋) | 日本 | 日本フェザー級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ 青森市出身の同級生プロボクサー「2人で上を」 Web東奥 2019年1月7日
- ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】フェザー級 (57.15 kg以下) BOXINGアンテナ
- ^ DANGAN197 A級&B級トーナメント予選 Danganboxing.com
- ^ コロンバンを支える社員をご紹介します。 コロンバン
- ^ コロンバン・佐川遼氏が日本フェザー級王者に 営業務めつつ栄冠獲得 日本食糧新聞社 2019年10月9日
- ^ “「人事を尽くして天命を待つ」佐川遼”. SPORTS BULL (2020年1月20日). 2023年4月9日閲覧。
- ^ 佐川遼(23=三迫) ボクシングモバイル
- ^ “菓子営業マンボクサー佐川遼が初防衛戦「支えられている」/BOX”. サンスポ (2019年12月10日). 2023年4月9日閲覧。
- ^ インタビュー 佐川 遼(三迫) ボクシングモバイル
- ^ 益田健太郎が小澤サトシを2回KO、日本バンタム級V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月8日
- ^ 日本初代ユース王座戦、F級決勝は中谷vs阿久井 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月16日
- ^ 佐川遼が松本亮を下す 右ストレートで3回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月11日
- ^ 佐川遼 世界戦経験がある松本亮に3回TKO勝ち! スポーツ報知 2018年9月11日
- ^ 9月の月間MVPは井上拓真、敢闘賞は佐川遼 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月16日
- ^ Fe級王者候補の佐川遼 比国で地域王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月4日
- ^ 佐川遼が阿部麗也に競り勝つ 日本フェザー級新王者 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月13日
- ^ 佐川遼が日本フェザー級V1 日野僚を突き放す 石井渡士也はTKOで日本ユース・バンタム級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月12日
- ^ 佐川遼が6回KO勝ち 日本フェザー級王座V2 WBC8位「いつ世界がきてもいいように準備する」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年8月13日
- ^ 日本王座V2の佐川遼が8月MVP、敢闘賞は山内涼太 Boxing News(ボクシングニュース) 2020年8月28日
- ^ 丸田陽七太が痛烈TKO勝ち! 日本フェザー級新王者に Boxing News(ボクシングニュース)2021年2月11日
- ^ 前日本フェザー級王者の佐川遼が再起、中川兼玄が日本S・フェザー級挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月14日
- ^ “元日本王者の佐川遼が右ストレート炸裂、元世界王者の久保隼を3回KO”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年4月12日). 2022年4月13日閲覧。
- ^ “4月は元世界王者撃破の佐川遼がMVP、敢闘賞が新日本王者の川崎真琴、4連勝の武居由樹は新鋭賞”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年5月14日). 2022年5月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 源大輝 |
第64代日本フェザー級王者 2019年9月13日 -2021年2月11日 |
次王者 丸田陽七太 |