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佐川遼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐川 遼
基本情報
階級 フェザー級
身長 174cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1994-03-13) 1994年3月13日(30歳)
出身地 青森県青森市[1]
スタイル オーソドックス[2]
プロボクシング戦績
総試合数 15
勝ち 12
KO勝ち 7
敗け 3
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佐川 遼(さがわ りょう、1994年3月13日[3] - )は、日本プロボクサー青森県青森市出身。第64代日本フェザー級王者。三迫ボクシングジム所属。

人物

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洋菓子メーカーのコロンバンの営業部で営業マンとして働いている[4][5]

来歴

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ジャッキー・チェンの映画をみて格闘技に興味を持つ。中学生の時に同級生の小山内幹(現・三迫ジム)に誘われ、12歳でキックボクシングを始め、15歳でボクシングに転向[6][7]青森北高校東京農業大学を経て、就職を機に、一度はボクシングをやめるつもりだったが、プロボクサーになった小山内幹のプロデビュー戦を観戦し[8]、ボクシングへの想いを断ち切ることが出来ず、社長に直談判。会社公認のもと、サラリーマンとプロボクサー二刀流の人生を歩むことになり、大学の先輩吉野修一郎の誘いで三迫ボクシングジムに入門した[9]

2016年12月8日、後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ」にて金ホーヤとフェザー級6回戦を戦い、3回2分3秒TKO勝ちでデビュー戦を白星で飾った[10]

2017年5月16日、後楽園ホールで小坂烈と初代日本フェザー級ユース王座決定トーナメント準決勝を行い、2回1分59秒TKO負けを喫してプロ初黒星となった[11]

2018年9月11日、後楽園ホールで行われた「第65回フェニックスバトル」にて同年世界挑戦した松本亮とフェザー級8回戦を行い、3回1分30秒TKO勝ちを収めた[12][13]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2018年9月度月間敢闘賞を受賞した[14]

2019年5月4日、フィリピンマニラABCOスーパーフェザー級シルバー王者のアル・トヨゴンと対戦し、12回3-0(116-112、115-113、117-111)で判定勝ちを収め、王座を獲得した[15]

2019年9月13日、後楽園ホールで日本フェザー級王座決定戦として日本フェザー級1位の阿部麗也と対戦し、10回3-0(96-95、96-94×2)で判定勝ちを収め、王座を獲得した[16]

2019年12月12日、後楽園ホールで日本フェザー級1位の日野僚と対戦し、10回3-0(97-93×2、98-92)で判定勝ちを収め初防衛に成功した[17]

2020年8月13日、後楽園ホールで日本フェザー級9位の竹本雄利と対戦し、6回3分9秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[18]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2020年8月度最優秀選手賞を受賞した[19]

2021年2月11日、後楽園ホールで日本フェザー級1位の丸田陽七太と対戦し、7回2分57秒TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[20]

2021年10月14日、後楽園ホールで小坂烈と対戦し、8回1分23秒TKO勝ちを収め、再起に成功した[21]

2022年4月12日、後楽園ホールにて元WBA世界スーパーバンタム級王者で日本フェザー級4位の久保隼と対戦し、3回1分3秒KO勝ちを収めた[22]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2022年4月度最優秀選手賞を受賞した[23]

戦績

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  • アマチュア - 84戦62勝22敗
  • プロ - 15戦12勝(7KO)3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2016年12月8日 3R 2:03 TKO 金ホーヤ 大韓民国の旗 韓国 プロデビュー戦
2 2017年5月16日 2R 1:59 TKO 小坂烈(真正 日本の旗 日本 初代日本フェザー級ユース王座決定トーナメント準決勝
3 2017年10月16日 1R 2:28 TKO 三瓶一樹(ワタナベ 日本の旗 日本
4 2018年1月30日 6R 判定3-0 諏訪佑(TEAM 10COUNT) 日本の旗 日本
5 2018年6月2日 8R 判定2-1 佐々木洵樹帝拳 日本の旗 日本
6 2018年9月11日 3R 1:30 TKO 松本亮大橋 日本の旗 日本
7 2018年12月13日 8R 2:40 TKO 河村真吾 (堺東ミツキ) 日本の旗 日本
8 2019年5月4日 12R 判定3-0 アル・トヨゴン フィリピンの旗 フィリピン ABCOシルバースーパーフェザー級タイトルマッチ
9 2019年9月13日 10R 判定3-0 阿部麗也KG大和 日本の旗 日本 日本フェザー級王座決定戦
10 2019年12月12日 10R 判定3-0 日野僚(川崎新田 日本の旗 日本 日本王座防衛1
11 2020年8月13日 6R 3:09 KO 竹本雄利(クラトキ) 日本の旗 日本 日本王座防衛2
12 2021年2月11日 7R 2:57 TKO 丸田陽七太森岡 日本の旗 日本 日本王座陥落
13 2021年10月14日 8R 1:32 TKO 小坂烈(SUN-RISE) 日本の旗 日本
14 2022年4月12日 3R 1:03 KO 久保隼(真正) 日本の旗 日本
15 2023年4月18日 10R 判定0-3 松本圭佑(大橋) 日本の旗 日本 日本フェザー級王座決定戦
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獲得タイトル

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  • ABCOスーパーフェザー級シルバー王座(防衛0=返上)
  • 第64代日本フェザー級王座(防衛2)

脚注

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  1. ^ 青森市出身の同級生プロボクサー「2人で上を」 Web東奥 2019年1月7日
  2. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】フェザー級 (57.15 kg以下) BOXINGアンテナ
  3. ^ DANGAN197 A級&B級トーナメント予選 Danganboxing.com
  4. ^ コロンバンを支える社員をご紹介します。 コロンバン
  5. ^ コロンバン・佐川遼氏が日本フェザー級王者に 営業務めつつ栄冠獲得 日本食糧新聞社 2019年10月9日
  6. ^ 「人事を尽くして天命を待つ」佐川遼”. SPORTS BULL (2020年1月20日). 2023年4月9日閲覧。
  7. ^ 佐川遼(23=三迫) ボクシングモバイル
  8. ^ 菓子営業マンボクサー佐川遼が初防衛戦「支えられている」/BOX”. サンスポ (2019年12月10日). 2023年4月9日閲覧。
  9. ^ インタビュー 佐川 遼(三迫) ボクシングモバイル
  10. ^ 益田健太郎が小澤サトシを2回KO、日本バンタム級V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月8日
  11. ^ 日本初代ユース王座戦、F級決勝は中谷vs阿久井 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月16日
  12. ^ 佐川遼が松本亮を下す 右ストレートで3回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月11日
  13. ^ 佐川遼 世界戦経験がある松本亮に3回TKO勝ち! スポーツ報知 2018年9月11日
  14. ^ 9月の月間MVPは井上拓真、敢闘賞は佐川遼 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月16日
  15. ^ Fe級王者候補の佐川遼 比国で地域王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月4日
  16. ^ 佐川遼が阿部麗也に競り勝つ 日本フェザー級新王者 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月13日
  17. ^ 佐川遼が日本フェザー級V1 日野僚を突き放す 石井渡士也はTKOで日本ユース・バンタム級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月12日
  18. ^ 佐川遼が6回KO勝ち 日本フェザー級王座V2 WBC8位「いつ世界がきてもいいように準備する」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年8月13日
  19. ^ 日本王座V2の佐川遼が8月MVP、敢闘賞は山内涼太 Boxing News(ボクシングニュース) 2020年8月28日
  20. ^ 丸田陽七太が痛烈TKO勝ち! 日本フェザー級新王者に Boxing News(ボクシングニュース)2021年2月11日
  21. ^ 前日本フェザー級王者の佐川遼が再起、中川兼玄が日本S・フェザー級挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月14日
  22. ^ 元日本王者の佐川遼が右ストレート炸裂、元世界王者の久保隼を3回KO”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年4月12日). 2022年4月13日閲覧。
  23. ^ 4月は元世界王者撃破の佐川遼がMVP、敢闘賞が新日本王者の川崎真琴、4連勝の武居由樹は新鋭賞”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年5月14日). 2022年5月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
源大輝
第64代日本フェザー級王者

2019年9月13日 -2021年2月11日

次王者
丸田陽七太