佐々木賢

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佐々木 賢(ささき けん、1933年 - )は日本の教育・社会臨床学に関する評論家。旧満州国瀋陽生まれ。 日本社会臨床学会運営委員。

プロフィール[編集]

満州国瀋陽生まれ。幼少時に旧南満州鉄道の技師だった父を亡くし、終戦後引揚げ。書店勤務等のかたわら愛知県内の定時制高校に通学するが、結核のため休学。

復学後、社会問題を話し合う校内サークル「語り聞く会」に参加、のちに名古屋新幹線訴訟原告団となる森田愛作らと知りあう。大学卒業後、東京都立高校の主に定時制の教員として勤務。1975年頃より校内暴力が激しくなり、その背景を探ることが教育問題を語る原風景となる。(「親と教師が少し楽になる本―教育依存症を超える」北斗出版2002)。退職後は和光大学公開講座講師、東京エアトラベル・ホテル専門学校講師、神奈川県高校教育会館教育研究所代表等を経て、現在、日本社会臨床学会運営委員。

論評の対象は学校化論(学校の変遷、学校と社会の関係、教育発生史、現代社会の教育の意味)、教育現象(不登校、いじめ、非行、親殺し子殺し等マスコミで話題となる社会現象)、労働市場(変遷、就職状況=学歴社会の変化、新能力主義、職業資格、階層問題)、人間関係論(世代と文化、子ども・若者文化、親子関係、社会心理と人間行動学)など。

妻は児童文学者の佐々木赫子

著書[編集]

  • 高校生の意識と生活―戦後30年の軌跡 高校生の意識と生活―戦後30年の軌跡 三一書房 1979
  • 学校はもうダメなのか 三一書房 1981
  • 学校非行 (シリーズ人間と教育) 三一書房 1983
  • 学校を疑う―学校化社会と生徒たち 三一書房 1984
  • 当節定時制高校(パートタイム・スクール)事情 有斐閣 1987
  • 怠学の研究―新資格社会と若者たち 三一書房 1991
  • 資格を取る前に読む本―資格社会の秘密 三一新書 1996
  • 親と教師が少し楽になる本―教育依存症を超える 北斗出版 2002
  • 教育と格差社会 青土社 2007
  • 教育×原発-操作される子どもたち 青土社 2011

共著[編集]