佐々木嘉則 (言語学者)

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佐々木嘉則(ささき よしのり、本名:佐々貴義式、1956年9月13日 - 2010年1月2日)は、日本言語学者言語習得研究者)である。

経歴[編集]

1956年9月13日京都府京都市上京区に生まれる。1986年ハワイ大学修士 English as a Second Language(Applied Linguistics)。1992年イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校より博士号Education(Educational Psychology)取得。

1991‐1994年カリフォルニア州立大学サンディエゴ校、ローズ大学、マサチューセッツ大学の各大学で教育・研究職を歴任。1994‐2000年ニューサウスウェールズ大学Senior Lecturer of Japanese。2001年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科助教授。20044年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科准教授。2008年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。

2010年1月2日逝去。

佐々木嘉則賞[編集]

佐々木嘉則賞は、佐々木の第二言語習得研究会(JASLA)への貢献にちなみ、『今さら訊けない...第二言語習得再入門』(2010,凡人社)の印税を一部とする遺族からの寄付金を基に創設された。JASLAのジャーナルに掲載された論文(一般投稿のみ、寄稿などを除く)を授賞対象とし、第14号(2012年12月刊行)から制定された。佐々木賞編集委員会が選考した候補論文を幹事会が承認した後、全国大会の場で発表、表彰することになっている。