佐々木健志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐々木 健志
基本情報
ラテン文字 Takeshi Sasaki
原語表記 ささき たけし
日本の旗 日本
出生地 島根県の旗島根県
生年月日 (1996-07-16) 1996年7月16日(26歳)
身長 171cm
体重 81kg
選手情報
階級 男子81kg級
所属 綜合警備保障
段位 四段
獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
ワールドマスターズ
2018 広州 81kg級
グランドスラム
2018 大阪 81kg級
2021 パリ 81kg級
2018 エカテリンブルグ 81kg級
アジア選手権
2022 ヌルスルタン 81kg級
東アジア選手権
2017 曲靖 81kg級
テンプレートを表示

佐々木 健志(ささき たけし、1996年7月16日 - )は、島根県出身の日本柔道家。階級は81kg級。身長171cm。血液型はB型。組み手は右組み。得意技は背負投寝技[1][2]。妹は78kg級で活躍している佐々木ちえ[3]

経歴[編集]

柔道は父や兄の影響で3歳の時に浜田柔道教室で始めた[1][2][4]。その後、2015年の世界カデ63kg級で2位になった妹のちえや弟も始めた[2][3][5][6][7]。小学校5年と6年の時に全国小学生学年別柔道大会に出場するが、ともに予選リーグで敗れた[4]出雲市立第一中学校3年の時には全国中学校柔道大会の73kg級で5位となった[4]

父親が柔道部を指導する平田高校へ進むと、1年の時には全日本カデで3位になった[1]全国高校選手権では3回戦で敗れた[1]。2年の時には全日本カデで再び3位となった[1]。その後階級を81kg級に上げると、インターハイでは初戦で敗れたものの、全国高校選手権では6試合オール一本勝ちで優勝した[4]。3年の時にはインターハイの2回戦で敗れたが、アジアジュニアでは優勝した[1]

2015年には筑波大学へ進学すると、2年の時に全日本ジュニアで優勝した[1]

3年の時には5月の東アジア選手権でシニアの国際大会初優勝を飾った[8]。6月の優勝大会では3位となった[1]。11月の講道館杯では決勝でパーク24小原拳哉腕挫十字固で破って優勝を飾った[9]。12月のグランドスラム・東京では3回戦で敗れた[10]。2018年2月のグランドスラム・パリでは初戦でジョージアのヌグザリ・タタラシビリ大外刈で敗れた[11]。3月のグランドスラム・エカテリンブルグでは準決勝で世界選手権3位であるイランのサイード・モラエイ内股で破るなどオール一本勝ちで決勝まで進むも、日本体育大学1年の藤原崇太郎小内返で敗れて2位だった[12][13]

4年の時には4月の体重別の準決勝で小原を合技で破ると、決勝では藤原を技ありで破って今大会初優勝を飾った[14]。なお、世界選手権代表には選ばれなかったが、アジア大会代表には選ばれた[15]。5月のグランプリ・フフホトでは決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダリストであるロシアのハサン・ハルムルザエフと対戦すると、内股すかしと背負投の合技で破るなど5試合オール一本勝ちして優勝を飾った[16][17]。精神面で安定してきたことや、体調をうまく調整できるようになったことが好調の要因だという[2]。6月の優勝大会では決勝で東海大学と対戦すると、0-1とリードされた大将戦で100kg級の村田大祐を裏投げで破って1-1のタイに持ち込んだ。ジャンケンに勝って代表戦に出場するが、100kg超級の太田彪雅払腰で敗れてチームは2位にとどまった[18]。8月のアジア大会では準決勝でカザフスタンのディダル・ハムザ隅落で敗れると、3位決定戦でもキルギスタンのウラジーミル・ゾロエフに隅落で敗れて5位に終わった[19]。10月の体重別団体では2位だった[20]。11月の講道館杯では3回戦でJRA長島啓太に技ありで敗れた[21]。11月のグランドスラム・大阪では決勝で小原をGSに入った直後に崩袈裟固で破るなど、オール一本勝ちして優勝した[22][23]。12月のワールドマスターズでは初戦で世界チャンピオンとなったモラエイを合技で破るなどして決勝まで進むと、ロシアのアスラン・ラピナゴフを技ありで破って優勝した[24][25]。2019年2月のグランドスラム・パリでは初戦で地元フランスの選手に技ありで敗れた[26]

4月から綜合警備保障の所属となった[1][27]。体重別では準決勝で自衛隊体育学校佐藤正大に背負投で敗れて3位だった[28]。7月にグランプリ・ブダペストに出場するが、初戦でオーストリアのシャミル・ボルチャシビリに開始早々の肩車で敗れた[29]。11月の講道館杯では準決勝で国士舘大学3年の友清光に小内刈で敗れて3位だった[30]グランドスラム・大阪では3回戦でロシアのトルパル・テプカエフに合技で敗れた[31]。2020年12月には全日本選手権に初出場すると、2回戦で元全日本3位の旭化成垣田恭兵肩固、3回戦で元全日本チャンピオンの千葉県警加藤博剛を同じく肩固、準々決勝では100kg超級の選手で今大会を3度制している旭化成の王子谷剛志一本背負投の技ありと小内巻込の有効で破る快進撃を果たすと、準決勝では旭化成の太田彪雅袖釣込腰からの上四方固で敗れはしたものの、81kg級の選手ながら3位入賞を果たした[32][33]。2021年4月の体重別では決勝で藤原を腕挫十字固で破るなど、オール一本勝ちで3年ぶり2度目の優勝を飾った[34]。しかしながら、世界選手権代表には選出されなかった[35]。10月のグランドスラム・パリでは準々決勝で世界チャンピオンであるベルギーのマティアス・カス横四方固で破るなどして決勝まで進むと、決勝では世界選手権2位のジョージアのタト・グリガラシビリを合技で破って、オール一本勝ちで優勝を飾った[36][37]。2022年4月の体重別では準決勝で藤原に技ありで敗れて3位に終わり、またも世界選手権代表の座を逃した[38]。しかし、アジア大会代表には選ばれた[39]。7月のグランプリ・ザグレブでは2回戦でアゼルバイジャンのゼリム・ツカエフに技ありで敗れた[40][41]。8月のアジア選手権では準決勝でジョージアからUAEに国籍を変更したヌグザリ・タタラシビリを開始早々絞め落とすと、決勝ではタジキスタンのショドモン・リゾエフを内股透かしで破るなどオール一本勝ちして優勝した。団体戦では日本チームは6人のうち4人しか出場しなかったため後のない戦いを強いられることになったが、決勝のモンゴル戦で3階級上である100kg超級のオドフー・ツェツェンツェンゲル巴投げで破ってチームの優勝に貢献した[42][43][44]

IJF世界ランキングは1000ポイント獲得で41位(22/8/8現在)[45]

戦績[編集]

73kg級での戦績

81kg級での戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ a b c d 「解体新書 佐々木健志」近代柔道 ベースボールマガジン社、2018年9月号 28-31頁
  3. ^ a b 「全日本学生柔道体重別選手権大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2019年11月号 16頁
  4. ^ a b c d 第36回全国高等学校柔道選手権優勝を振り返って 平田高校 佐々木健志
  5. ^ 柔道の国際大会優勝を報告
  6. ^ Cadet World Championships 2015 - Sarajevo DAY 3
  7. ^ Born in Japan, shaped in Poland
  8. ^ 米村ら優勝=柔道東アジア選手権 時事通信 2017年5月7日
  9. ^ 平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  10. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  11. ^ Grand Slam Paris 2018
  12. ^ 藤原、太田、高山が優勝 GSエカテリンブルク大会/柔道 サンケイスポーツ 2018年3月19日
  13. ^ Grand Slam Ekaterinburg 2018
  14. ^ 角田が女子52キロ級初制覇=男子100キロ超級は小川-選抜体重別柔道 時事通信 2018年4月8日
  15. ^ 柔道・小川ジュニア初の世界切符、世界選手権&アジア大会代表発表 デイリースポーツ 2018年4月29日
  16. ^ 能智、佐々木が優勝=柔道 時事通信 2018年5月26日
  17. ^ Grand-Prix Hohhot 2018
  18. ^ 「筑波らしい闘いをしてくれた」小野監督、頂点にあと一歩のチームを評価/柔道 サンケイスポーツ 2018年6月24日
  19. ^ 18th Asian Games 2018
  20. ^ 平成30年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
  21. ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  22. ^ 大野、男子73キロ級制す=新井は世界代表決定-柔道GS大阪 時事通信 2018年11月24日
  23. ^ 佐々木、GS初制覇に喜び「何とか結果を残せてほっとしている」/柔道 サンケイスポーツ 2018年11月24日
  24. ^ 素根、梅木らV 柔道マスターズ大会 産経新聞 2018年12月16日
  25. ^ World Masters Guangzhou 2018
  26. ^ 佐々木健志、1回戦で散る「悔しいし、情けない」/柔道 サンケイスポーツ 2019年2月10日
  27. ^ 佐々木、香川がALSOK入社 柔道男子 産経新聞 2019年3月28日
  28. ^ 平成31年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  29. ^ Budapest Grand-Prix 2019
  30. ^ 2019年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  31. ^ 柔道グランドスラム大阪2019
  32. ^ 柔道81キロ級の佐々木健志 145キロ・王子谷投げた!全日本選手権で快進撃3位 デイリースポーツ 2020年12月26日
  33. ^ 令和2年全日本柔道選手権大会
  34. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  35. ^ 佐々木健志、81キロ級Vも世界選手権代表逃す/柔道 サンケイスポーツ 2020年4月4日
  36. ^ 「マッチョ柔道家」佐々木健志がオール1本勝ちで金 GSパリ大会 日刊スポーツ 2021年10月18日
  37. ^ Paris Grand Slam 2021
  38. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  39. ^ 【柔道】世界選手権日本代表補欠&アジア大会の代表内定選手決定 60キロ級は永山竜樹/一覧 日刊スポーツ 2022年4月14日
  40. ^ 佐々木健志は2回戦敗退 グランプリ・ザグレブ大会/柔道 サンケイスポーツ 2022年7月16日
  41. ^ Zagreb Grand Pri 2022
  42. ^ 佐々木健志、大野陽子が優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月6日
  43. ^ 柔道のアジア選手権 日本が混合団体制す サンケイスポーツ 2022年8月7日
  44. ^ Asian Senior Championships 2022 (Individuals and Teams)
  45. ^ World ranking list

外部リンク[編集]