今夜も生でさだまさし

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今夜も生でさだまさし
ジャンル 深夜番組
放送時間 主に毎月最終土曜日深夜
24:05-25:35(90分)
放送期間 2006年1月1日 -
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK
出演者 さだまさし ほか
出演者を参照)
音声 ステレオ放送
オープニング さだまさし「もう来る頃…
(2012年6月 - )
エンディング さだまさし「純のテーマ(チェロ・バージョン)」
外部リンク 公式サイト

特記事項:
上記タイトルは、2009年度より使用。それ以前および毎年年始に関してはこちらを参照。
毎年1月1日未明は放送時間が異なる。
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今夜も生でさだまさし』(こんやもなまでさだまさし)は、季節の節目ごと(2010年代からはほぼ毎月)にNHK総合テレビ深夜生放送するバラエティ番組[注 1]さだまさし冠番組でもある。略称は「生さだ[注 2]こんなま[注 3]」。

2006年元日から放送開始。2009年4月以降『今夜も生でさだまさし』の通しタイトル(シリーズ名)が用いられるようになった。本稿では、毎年年始の『年の初めはさだまさし』(としのはじめ-)や、通しタイトルが定められる以前の内容についても記す。

海外向けのNHKワールド・プレミアムでも放送されているが、第34弾までは番組編成の関係上、撮って出し形式による録画での放送(数日遅れ)がほとんどであった。その後、2011年5月1日放送の第35弾以降は日本国内とサイマル放送されるようになった(新春の放送はそれ以前から日本国内と同時放送されている)。2009年の第14弾以降はNHKオンデマンドでも放送後10日間(後に2週間に延長)、インターネットを通じて随時見ることができたが、2013年度からは配信が廃止された。

概要[編集]

番組の構成はさだが視聴者から寄せられたはがきを紹介し、1、2曲程度を生演奏(ほとんどの場合、伴奏はさだのギターだけ)で歌う。以下の基本コンセプトを変えずに続けられてきた。

  • 徹底した低予算スーパーインポーズはオープニングの番組タイトル以外には用いず、それ以外はエンドマークも含めてすべて手書きフリップを用いる[注 4]。ただしニュース速報などの速報テロップ(緊急地震速報・地震情報・交通情報・気象警報など)は通常通り表示する。
  • 歌は1、2曲程度に留め視聴者からの便りをなるべく多く読む。
  • 投稿ははがき限定。封書での投稿は特別な理由がない限り原則的に認められない。FAXEメールでの投稿募集は特別企画時(後述)以外は行っていない。なお、観覧募集については番組ホームページのメールフォームのみで受け付けている。
  • スタジオセットは背景代わりにホワイトボード3枚を使用。必要事項は事前に書き込み、NHKの美術スタッフ小針"画伯"が土地に合わせた絵を描く。

このうち、歌と投稿はさだがかつてパーソナリティを務めていた文化放送の深夜番組『さだまさしのセイ!ヤング』(1981 - 1994年)と同じスタンスである。また、ホワイトボードは初期は全てさだが自分で書いていた。

この他、頻繁に番組内で行われる事柄としては、以下のようなものがある。

  • 商品名を伏せずに発言する。さだは番組内で「民放の番組はスポンサーの制約があって商品名などを自由に発言できない。むしろNHKの方がスポンサーに対する配慮がいらないので自由な発言ができる」旨のコメントをしている。なお、本番組のプロデューサーが2008年元日の放送で「偏りがなければ商品名を使用することは差し支えはない」と述べている(ただし、2009年4月29日の放送で歌われたさだの作詞・作曲によるソフトバンクモバイルのCMソングについては演奏中に犬の鳴き声を入れて歌詞を隠す対応がされた。放送リストに後述)。
  • テレビ情報誌の番組表を使った民放の裏番組への言及。基本的にNHKの関連会社が発行する『ステラ』を用いていたが、『2008年新春生放送』ではさだがエッセイを連載している『TVステーション』の番組表を使用した。
  • ホワイトボードに受信料納付のお願いを書き、ことあるごとにそれに触れる。
  • お天気カメラからの生中継や前日のスポーツの結果など、生放送であることを強調するための映像や情報を挿入する。
  • 地方局のアナウンサー・キャスターやさだの実妹である佐田玲子(2009年度まで)による、当該地域のみ(番組によっては全国ネットの場合もあり)で放送される新番組・特別番組宣伝
  • 信号を守ろうキャンペーン(2008年元日 - )、および自転車無灯火走行への言及。
  • さだが個人的な意見を発言した後に「意見には個人差があります」というフリップが出される(通販番組などによく見られる「効能には個人差があります」といった注意事項のパロディ)。
  • さだがいわゆる世相を斬るような発言をした際には締めに「世間は許しても、ワシは許さん!」と決め台詞を叫び、『必殺仕事人』のテーマがSEとして流される。また、投稿者の善行をとりあげたハガキを読む際には締めに「世間は許さなくても、ワシが許す!」と決め台詞を叫び、『歓喜の歌』のテーマがSEとして流されるようになった。
  • NHKの他番組、あるいは民放とのコラボレーション企画やサイマル放送、過去の回で読まれたハガキに由来する企画(視聴者からの返信・追伸の紹介や2008年「お台場から生放送」2011年「秋の米子はゲゲゲのゲ!」の企画など)。

歴史[編集]

年の初めはさだまさし(2006 - )[編集]

NHKは2001年8月5日(長崎)と2002年6月5日(宇都宮)に実験的に放送された『さだまさしの見るラジオ・聴くテレビ』を「定番」化することとして、2006年元日未明にシリーズの始まりとなる『新春いきなり生放送!年の初めはさだまさし』を放送した。この日が選ばれた理由は『NHK紅白歌合戦』の常連となっていたさだが紅白からそのままの流れで出演できること、またそれに絡んで紅白明けの歌手を飛び入りゲストに呼べることなどが理由である。

この『新春いきなり生放送!』が関東地区で5%、関西地区で6.2%という、深夜の時間帯にもかかわらず高い視聴率を記録し、反響も大きかったことから年に数回のペースで続編を制作した。次回の放送日は番組内もしくは公式ホームページで発表。放送時期は視聴者が夜ふかしできるような連休が優先されるが、さだのコンサートスケジュールと勘案して決定する。放送時間は深夜で元日放送の回のみ120分、それ以外は90分で放送。

開始当初は正式なシリーズ名などが付けられていなかったが、シリーズ第10弾の『真夜中なのに生放送 桜咲いてもさだまさし』で過去の放送リストを表示した時には「○○もさだまさし」という表記になっていた。また、「さだまさしの深夜にやっているあれ」[注 5]と呼ばれたことをさだが気に入っていた。

また、2007年から2010年までは、「多滝鱒造の人生レッスン」などのコントコーナーがあった。

番組タイトル決定(2009 - )[編集]

2009年度はほぼ月1回の放送になり、『今夜も生でさだまさし』とタイトルで固定し、ロケ地にちなんだサブタイトルがつくことになった。さだの誕生日でもあった2009年4月10日には「番組タイトル ついに決定!!!」と題したさだによる予告動画が掲載され、そこでタイトル『今夜も生でさだまさし』と告知。レギュラーコーナー「まっさんぽ」を開始。スケッチブックに写真を貼り合わせ、麺類を何か食べるシーンを入れる。2011年度は、地元キャスターやアナウンサーが県の現状について報告する「まさしのふるさと通信」、2012年度にはそれを発展・改題した「まさしのふるさと3分通信」と題したコーナーが行われている。

総合テレビの番組編成で、第5金曜・土曜の翌日未明には当該曜日のレギュラー深夜番組が放送されないため、代替として第5週の週末に放送するようになる。土曜未明(金曜深夜)は午前0時10分、日曜未明は0時5分から放送。2009年5月から2011年度までの日曜未明は中断してニュースを放送した。このセオリー以外で放送するのは正月以外に4月・11月の回がある。

2010年度から日曜0時から放送。『着信御礼!ケータイ大喜利』が月3回放送され、さだは最終週にほぼ毎月担当する。ただし、第1週の場合もある。

なお、タイトルを固定するにあたり、最初は『月に一度はさだまさし』というタイトルにしようと思っていたが、放送できない月があるので取りやめたと、さだがタイトル固定の第1回で触れている[1]

出演者[編集]

メインパーソナリティ
スタッフ
その他の出演者

使用音楽[編集]

  • オープニング
    • さだまさし「天文学者になればよかった」(1978年のアルバム『私花集』収録)のインストゥルメンタル版( - 2009年2月)
    • さだまさし「春爛漫」(年の初めはさだまさしの時に使用。2004年のアルバム『恋文』収録)
    • さだまさし「がんばらんばMottto」(2009年4月 - 2011年5月。2009年のアルバム『美しい朝』収録)
    • さだまさし「桜の樹の下で」(2011年6月 - 2012年5月。2011年のアルバム『Sada City』収録)
    • さだまさし「もう来る頃…」(2012年6月 - 。2012年の同名タイトル・アルバム『もう来る頃…』収録)
    • さだまさし「道化師のソネット」(2013年11月)
  • エンディング
    • さだまさし「純のテーマ(チェロ・バージョン)」(2004年のサウンドトラックアルバム『北の国から オリジナル・スコア・ヴァージョン 完全盤』収録)

各回の概要[編集]

関連書籍[編集]

番組の公式本が2冊刊行されている。「今夜も生でさだまさし」のタイトルとなった2009年4月の長野の回以降の放送内容について、視聴者からのハガキ(活字に書き起こしたものではなく、ハガキそのものの複写)と、それに対するさだのコメントなどで構成されている。NHK出版のWEBサイトまたは電話による通信販売でのみ扱っており、一般の書店等での流通はない(このためISBNコードが存在しない)。参考文献の項を参照。

脚注[編集]

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注記[編集]

  1. ^ 開始当初は音楽番組の位置付けであった。
  2. ^ 番組公式サイトには「番組公式生さだ本詳細はこちら!」「生さだ放送日をメールでお知らせ!」と書かれている。
  3. ^ 『こんにゃ ぐんまで くにさだまさし』の際のはがきに由来する。
  4. ^ ためしてガッテン』や『MUSIC JAPAN』などで使用したフリップボードを横長にカットし、裏の白地部分を使用している。
  5. ^ 『広島から生放送』の際のはがきに由来する。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • さだまさし(編)、2010、『今夜も生でさだまさし』、今夜も生でさだまさし本製作委員会 NCID BB04139557
  • さだまさし(編)、2010、『今夜も生でさだまさし No.2』、今夜も生でさだまさし本製作委員会 NCID BB04139557

関連項目[編集]

外部リンク[編集]