代書屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

代書屋(だいしょや)、代書業(だいしょぎょう)は、本人に代わって書類や手紙等の代筆を行う職業。

歴史[編集]

近世以前においては識字率が低く、専門書類などの作成には代書人が用いられた。 武家の多くは書札礼など文章作成に精通した右筆を抱えており、公文書の作成などを任せていた。

日本では、江戸時代に非公認の代書業として公事師や奉行所公認の代書業として公事宿があったとされる。明治政府は近代司法制度導入に伴い1872年(明治5年)に司法職定制代書人制度を定め、今日ではそれを引き継いだ司法書士が存在する。また行政機関等提出書類については、明治30年代後半の警視庁令、各府県令や1920年(大正9年)内務省令代書人規則等で法制化され、それを引き継いで1951年(昭和26年)に行政書士法が制定され、今日の行政書士となっている。

日本での役所等への手続書類の代書に関しては、前述の1872年(明治5年)に司法職定制代書人制度が法制化され、裁判所関連機関提出書類については今日の司法書士制度になり、また一方で行政機関等提出書類については、明治30年代後半の警視庁令、各府県令や1920年(大正9年)内務省令代書人規則等で法制化され、それを引き継いで1951年(昭和26年)に行政書士法が制定され、今日の行政書士となっている。

現代における代筆屋[編集]

契約書等の代書は、当事者の法律行為(意思表示)を代書し処分証書または書証(権利義務書類)を作成していると説明される、また落語『代書』に語られる履歴書のように事実を記載する書類は報告証書(事実証明書類)を作成していると説明される。法律に隣接しているとされる為、司法書士及び行政書士は隣接法律専門職士業)の一つとされている。

障害者の権利に関する条約に対応した公職選挙法48条(代理投票)の規定により、選挙の投票時に候補者の氏名を自書できない人(障害者等)は他者に代筆投票を依頼することができる[1]

大学入試センター試験では、肢体不自由の受験生に代筆と試験時間追加の措置がとられる場合がある[2]

出典[編集]

関連項目[編集]