今治駅
今治駅 | |
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駅舎(2010年4月) | |
いまばり Imabari | |
◄Y39 伊予富田 (3.3 km) (4.7 km) 波止浜 Y41► | |
![]() | |
所在地 | 愛媛県今治市北宝来町一丁目729-8 |
駅番号 | ○Y40 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■予讃線 |
キロ程 | 144.9 km(高松起点) |
電報略号 | イマ |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,714人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)2月11日[2] |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有[1] みどりの券売機プラス設置駅 |
今治駅(いまばりえき)は、愛媛県今治市北宝来町一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である[1]。駅番号はY40。
今治市の代表駅で[1]、全旅客列車が停車する。市の中心部に立地している他、島しょ部や市内各地を結ぶ路線バスや高速バスなどが発着するバス乗り場が立地している。
歴史[編集]
- 1924年(大正13年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:新聞紙を除く荷物扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道の駅となる[3]。
- 1990年(平成2年)10月30日:駅周辺を高架化[3]。
- 1991年(平成3年):新駅舎が完成する。
- 1992年(平成4年)7月23日:今治 - 伊予北条間が電化される[3]。
- 1993年(平成5年)3月18日:新居浜 - 今治間が電化される[3]。
- 2009年(平成21年):エレベーターが設置される。
- 2020年(令和2年)8月3日:みどりの券売機プラスの利用を開始[4]。
駅構造[編集]
単式・島式複合型2面3線で、2・3番ホームが島式[1]。駅前後の踏切渋滞解消のため高架化されている(高架駅)。 オレンジカードが使える自動券売機が設置されている。
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■予讃線 | 上り | 新居浜・多度津・高松・岡山方面 | 通常はこのホーム |
下り | 伊予北条・松山・伊予市・宇和島方面 | 早朝・深夜の一部列車のみ | ||
2 | 通常はこのホーム | |||
3 | 当駅始発・待避 | |||
上り | 新居浜・多度津・高松・岡山方面 | 当駅始発 |
入線メロディー[編集]
駅施設[編集]
- みどりの窓口
- 待合所
- セブン-イレブン kiosk 今治駅店
- リトルマーメイド 今治駅店
- ジャイアントストア今治
駅弁[編集]
地場業者の「二葉」が調製し販売。四国で地場業者が調製と販売を行っている駅弁があるのは当駅と高知駅のみである。主な駅弁は下記の通り[5]。
- 瀬戸の押寿司
- 夢のかけ橋
- 盛り合せずし
- 鯛めし弁当 - 「四国の駅弁選手権2013」の銀賞に選ばれた[6]。
- 瀬戸内しまなみ海道ちらしずし
- あなごめし
- お好み弁当(さざんか)
- お好み弁当(さくら)
- 幕の内弁当
- あなごちらし
利用状況[編集]
2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は1,714人である[7]。
これは愛媛県のJRの駅では松山駅に次いで2番目、JR四国では8番目に多い。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである[8]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 2,746 |
2001年 | 2,684 |
2002年 | 2,617 |
2003年 | 2,589 |
2004年 | 2,510 |
2005年 | 2,496 |
2006年 | 2,489 |
2007年 | 2,515 |
2008年 | 2,475 |
2009年 | 2,364 |
2010年 | 2,317 |
2011年 | 2,296 |
2012年 | 2,337 |
2013年 | 2,365 |
2014年 | 2,475 |
2015年 | 2,565 |
2016年 | 2,470 |
2017年 | 2,488 |
2018年 | 2,300 |
2019年 | 2,254 |
2020年 | 1,714 |
駅周辺[編集]
駅西側は今治駅周辺の高架化に合わせて再開発事業が行われ、市立図書館や公園の建設、道路の整備などが行われた。小中学校や高等学校、専門学校などの教育機関や学習塾、医療機関などが複数立地している。交通の便や学校・病院などが整った環境のため、アパートやマンションなども多く立地している。
駅東側は市役所や県地方局などの官公庁が立地する他、銀行や保険会社などのオフィスビル、ビジネスホテルなどが立地している。
西側[編集]
- 教育機関
- 今治明徳高等学校
- 愛媛県立今治北高等学校
- 愛媛県立今治西高等学校
- 今治精華高等学校・幼稚園
- 今治商業専門学校
- 今治市立日吉中学校
- 今治市立常盤小学校
- 公共施設
- 医療機関
- 済生会今治第二病院
- 真泉会今治第一病院
- 放射線今治第一病院
東側[編集]
再開発[編集]
愛媛県が事業主体となり、今治駅周辺(今治市蔵敷町2丁目~石井町1丁目まで2,611m)の鉄道高架事業が1983年度から1994年度にかけて行われた。鉄道高架に合わせて、今治駅西側の土地区画整理事業が行われた[9]。
駅西地区は戦後、市街化の進んできた地区であったが道路や公園等の整備が立ち遅れ、住宅の密集化と住環境の悪化、土地利用の低迷などの問題を抱えていた[10]。またそれに加えて、自動車交通の増大等に伴い、市街地は鉄道より内陸部に拡大し、東西市街地が分断される事態となっていた[10]。駅西地区土地区画整理事業によって、今治駅付近の連続立体交差事業の事業化に伴ってその投資効果を相対的に高めるとともに従来から課題となっていた駅前広場や道路その他公共施設の整備を行って市の中心部にふさわしい住環境形成と土地利用の増進を図る事を目的としていた[10]。土地区画整理事業は1987年より開始し2005年に終了した。総事業費は188億円。
土地区画整理事業によって道路や公園などの整備が行われ、今治市立図書館(現:今治市立中央図書館)の新築移転などが行われた。駅西地区には多くのアパートや賃貸・分譲マンションなどが立地している。
バス路線[編集]
駅前東側より各方面ゆきバスが発着する。
一般路線バス路線[編集]
- 瀬戸内運輸
- 新居浜駅 - 西条駅前 - 今治駅 - 今治桟橋 - 今治営業所
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 済生会病院前 - クアハウス - 三芳 - 小松総合支所前
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅 - イオンモール今治新都市 - 鈍川温泉 - 神子森
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - イオンモール今治新都市 - 竜岡 - 木地口 - 葛谷
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅 - 高部(波止浜駅より徒歩約5分) - 波方フェリー前 - 波方港北
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅 - 高部 - 小浦 - 大浜 - 今治駅 - 今治桟橋 - 今治営業所
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 波止浜 - 小部 - 西浦
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅 - 星之浦海浜公園 - 菊間
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 立花 - 下朝倉 - 上朝倉
- 今治桟橋 - 今治駅前 - 桜井団地 - 唐子台 - 済生会病院 - フジグラン前 - 今治桟橋
- 特急:大三島(宮浦港) - 今治桟橋 - 今治駅 - 玉川 - 松山市駅
- 瀬戸内海交通
- 急行:今治桟橋 - 今治BS(旧今治髙島屋前) - 今治駅前 - 県病院前 - 馬島BS - 吉海支所前 - 石文化公園 - 伯方島BS - 上浦BS - 大三島BS - 井口港 - 多々羅の里 - 中央橋 - 教善寺 - 大山祇神社前 - 宮浦農協 - 宮浦港
都市間高速バス路線[編集]
- パイレーツ号(瀬戸内運輸・東急トランセ)東京行き
- いしづちライナー(瀬戸内運輸・阪神バス)大阪・神戸行き
- しまなみライナー(広島行き)(瀬戸内運輸・瀬戸内しまなみリーディング・広交観光)広島行き
- しまなみライナー(福山行き)(瀬戸内運輸・瀬戸内しまなみリーディング・中国バス・鞆鉄道)福山行き
- 道後エクスプレスふくおか(瀬戸内運輸・伊予鉄バス・伊予鉄南予バス)小倉・博多・福岡天神行き
リムジンバス[編集]
オレンジフェリー直通連絡バス[編集]
イオンモール今治新都市シャトルバス[編集]
- 瀬戸内運輸
- 今治桟橋 - 今治駅 - 岡山理科大今治キャンパス - しまなみヒルズ - イオンモール今治新都市
その他[編集]
隣の駅[編集]
※当駅に停車する特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP松山」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、23頁。
- ^ a b c d 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、636-637頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
- ^ “テレビ電話でオペレーターがご案内「みどりの券売機プラス」できっぷのご購入がより便利になります!!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2020年7月28日), オリジナルの2020年7月28日時点におけるアーカイブ。 2020年7月28日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』2023年3月号、JTBパブリッシング、2023年、333頁。
- ^ 伊藤遥(2014年5月2日). “四国の駅弁選手権:ナンバーワンは中村駅の「こだわりの四万十うなぎ弁当」 地元の幸をふんだんに−−JR四国”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 会社案内 - JR四国
- ^ 出典:愛媛県統計年鑑
- ^ 今治市都市整備部都市計画課(2000年)『今治駅西地区土地区画整理事業完成記念誌』、85頁。
- ^ a b c 今治市都市整備部都市計画課(2000年)『今治駅西地区土地区画整理事業完成記念誌』、11頁。
- ^ “視力時計”. 高木眼科病院について. 医療法人明和会 高木眼科病院. 2022年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月14日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 四国の駅情報 | 今治駅 - 四国旅客鉄道