仁方 (広島県)

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1945年アメリカ軍作成の広地区地図。NIKATACHŌと誤表記で確認できる。

地図
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仁方(にがた)は、広島県呉市に位置する地区。新潟村・仁賀田村と呼ばれた時期があり、の字から湿地帯であったと考えられる。白と黒のコントラストが交叉する海鼠壁(なまこかべ)を用いた蔵作りの町並みが残る。また、瀬戸内海に近接しているため釣り人が多い。地場産業は鑢(仁方やすり)の生産であり、メーカーの集まる「やすり団地」は、やすり全国シェア95%の大産地である。

野球選手松本奉文中東直己の出身地でもある。

仁方の名は下記に記す各町名で用いられている。

  • 小仁方(こにがた):
  • 仁方皆実町(にがたみなみまち)
  • 仁方宮上町(にがたみやがみちょう)
  • 仁方錦町(にがたにしきまち)
  • 仁方西神町(にがたにしがみちょう)
  • 仁方大歳町(にがたおおとしちょう)
  • 仁方中筋町(にがたなかすじちょう)
  • 仁方町(にがたちょう)
  • 仁方本町(にがたほんまち)

交通[編集]

施設[編集]

  • 仁方港
  • 呉市立仁方小学校
  • 呉市立仁方中学校

過去の災害[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「仁方町政の展開」『呉市史 第6巻』pp.1092 昭和63年3月31日 市史編纂委員会

関連項目[編集]