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人食い犬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『人食い犬』
ナザレススタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年-75年
ジャンル ハードロックヘヴィメタル
時間
レーベル ムーンクレスト・レコード (UK)、A&Mレコード (US)
プロデュース マニー・チャールトン
ナザレス アルバム 年表
競獅子
(1974)
人食い犬
(1975)
グレイテスト・ヒッツ
(1975)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
* Allmusic [1]4.5/5stars
*Rolling Stone(Not Rated) [2]

人食い犬』 (Hair of the Dog) は、スコットランドのハードロックバンド、ナザレスが1975年にリリースした6枚目のアルバム。アルバムは、イギリスケントのエスケープ・スタジオで収録、ロンドンのAIRスタジオで追加収録・ミキシングが行われた。バンドの代表作であり、最も多い200万枚を売り上げるアルバムとなった[1]

ディープ・パープルロジャー・グローヴァーが3枚のアルバムをプロデュースした後、マニー・チャールトンがその役に就き、続くいくつかのアルバムでもプロデュースを務めた。

これは、『ラザマナズ』の小ヒットを除いて、ナザレスの最初の大ヒットアルバムであり、タイトル曲、「ラヴ・ハーツ」(アメリカ盤に収録)、「ベガーズ・デイ」、「うらぎり」のような代表曲が収録されている。

フロントマンのダン・マッカファーティーによれば、アルバムタイトルは『Son of a Bitch』になる予定だった(「Hair of the dog」のコーラス"now you’re messing with a… a son of a bitch! " から)。 しかし、レコード会社は彼らのプロジェクトに『Son of a Bitch』と名付けるのを許さなかった。そこで『Hair of the Dog』(son of a bitch=犬の子=heir of the dog)が妥協案として選ばれ、彼らのキャリアを決定づける名盤への最後の仕上げとなった[2]。 このアルバムタイトルは「the hair of the dog that bit you」(二日酔いには迎え酒を)を縮めたものだとしばしば誤解されている[注釈 1]

1990年代の中頃に、ボーナストラックを収録したCDリマスター盤がリリースされた。

収録曲

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特に記載のないものは、マニー・チャールトンダン・マッカファーティーピート・アグニューダレル・スウィートによる作曲・作詞。

  1. 人食い犬 (Hair of the Dog) – 4:11
  2. ミス・ミザリー (Miss Misery) – 4:40
  3. ギルティー (Guilty) – 3:38
    作曲・作詞: ランディ・ニューマン
  4. チェンジン・タイムス (Changin' Times) – 6:03
  5. ベガーズ・デイ~荒野のバラ (a: Beggars Day / b: Rose In The Heather) – 6:31
    作詞・作曲: ニルス・ ロフグレン (a)
  6. ウィスキー・ドリンキン・ウーマン (Whiskey Drinkin' Woman) – 5:29
  7. うらぎり (Please Don't Judas Me) – 9:48
  8. ラヴ・ハーツ (Love Hurts) – 3:53
    作曲・作詞: ブライアント夫妻

クレジット

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バンドメンバー

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追加ミュージシャン

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出典

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  1. ^ 昔、狂犬病の治療法として、自分を噛んだ犬の毛を傷口に貼れば治るという迷信があり、二日酔いを治すには同じ酒を飲めばよいという同様の治療法(迎え酒)のことが、hair of the dogと呼ばれるようになった。