人造人間 (ドラゴンボール)

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人造人間(じんぞうにんげん)は、鳥山明漫画ドラゴンボール』、およびそれを原作としたテレビアニメシリーズに登場する架空のキャラクターたちである。

概説[編集]

レッドリボン軍に所属する科学者のドクター・ゲロが創造した人造人間である。

本来の目的は、レッドリボン軍の世界征服のため、最強の兵隊を作ることだった。孫悟空によってレッドリボン軍が壊滅させられた後は、悟空に復讐し倒すことに目的を変更し、非常に高い戦闘力と特殊能力を持つ様々なタイプの人造人間を作った。戦士たちが行う、を探る索敵方法では発見不可能な者が多く、気を探ることができなかった19号と20号について孫悟飯は「人造人間だからだ。気なんかないんだ」と発言している。13号から20号までの人造人間の共通点として、両耳に同形状のイヤリングを付けている。

通常の機械兵器では敵に渡って利用される恐れがあり、ドクター・ゲロは自分で考える能力を持つ人造人間の開発に踏み切った[1]

人造人間[編集]

人造人間の種類
ドクター・ゲロが製造した人造人間は大きく4種類に分類される[2]。原作の人造人間は、セルをバイオタイプに含め2種類に分類されることもある[3]
メカタイプ
全てが人工素材で[4]無から生み出された16号、19号や、体の半分は人間である[5]20号などがこれに相当する。なお、ゲロは自身が人造人間20号になった理由について「永遠の生命が欲しくてな」と発言している。
バイオタイプ
生身の人間をベースにした17号、18号がこれに相当する。17号の設計図を見たブルマは「人間をベースにして、ほとんど有機質だけで改造してある。これなら確かに細胞レベルで融合するのも可能かもしれない」と解説しており、18号はロボットなのに子供ができたのかという悟空の問いにクリリンも「ロボットじゃない。人間をほんのちょっと改造しただけ」と発言している。有機質以外では小さな機械がわずかに使われており、10メートル以内まで近づき専用のコントローラーを使うことで動きを止めることができる緊急停止用の回路が体内に組み込まれている。当初、17号と18号の体内には爆破装置も取り付けられていたが後に神龍への願いで取り除かれた。17号や18号のような人間改造型の場合、基本は人間なので修業をすればさらに強くなれる[6]。また、細胞の劣化が遅く年のとりかたも遅くなり、食事の必要はないが水分補給は必要である[6]
バイオ人造人間[7]
遺伝子と細胞操作でコンピューターが20年以上かけて作り出した人工生命体のセルがこれに相当する。
この他にもアニメの『ドラゴンボールGT』に登場した究極の人造人間である超17号も存在する。なお、原作における8号や原作に登場しない1号〜7号、9号〜12号は19号のような全人工製[8]。13号〜15号は原作には登場せず、どのタイプに含まれるか不明である。
8号
- 飯塚昭三
唯一、作品初期のレッドリボン軍編に登場。フランケンシュタインの怪物のような外見をした人造人間。戦い嫌いの優しい性格であり、軍にとっては失敗作である。登場後すぐに悟空と仲良しになり、名前が呼びにくいために「ハッチャン」と名付けられた。この名前は本人も気に入っている[注 1]。体内には爆弾が内蔵されており、ムラサキ曹長は命令に従わないことに腹を立てリモコンで爆破しようとしたが悟空により阻まれリモコンを破壊された。
高い戦闘能力を持っているが戦い嫌いな性格ゆえ、体内の爆弾を爆破しようとしたムラサキ曹長にすら手を出さなかった。しかし、ホワイト将軍が騙し撃ちで悟空を気絶させた際には激しい怒りを見せ、ホワイトを遥か遠くまで殴り飛ばす。ジングル村に落ちていたドラゴンボールを以前外出した際に見つけていたが、ホワイトに渡すと村人が皆殺しにされるので隠し、マッスルタワー壊滅後に悟空に渡す。それが村長に気に入られ、その後はジングル村で村長夫妻と共に住んでいる。
魔人ブウ編では、ブウと戦っている者の正体が悟空であることに、ジングル村の人々の中でいち早く気付き、村人たちと共に悟空の元気玉に協力している。
原作とアニメでは設定が異なっており、原作では、ドクター・ゲロにより造られた全人工製[8](いわゆるアンドロイド)である[注 2]
アニメでは、元々は人間でフラッペ博士により改造された人造人間(いわゆるサイボーグ)である。アニメ『ドラゴンボール』の39話では、「一度死んだお前を人造人間として再びこの世に送り出してやったのは誰だ」というホワイト将軍の問いかけに対し「あなたです。ホワイト将軍」と答えているほか、42話では、ホワイト将軍やムラサキ曹長立ち会いの下、フラッペ博士が手術室で8号を改造している回想シーンが描かれた。『ドラゴンボール大全集』『ドラゴンボール超全集』などでも元々は人間だったと解説されており[9]、加えてフラッペ博士とドクター・ゲロが人造人間開発チームの同僚だった可能性も示唆している[9]。またアニメでは、村の者を皆殺しにすると言われて命令に従っていたことが明かされており、初登場シーンでは首と両手両足に繋がれていた鎖を自力で破壊したり、マッスルタワーの階下を破壊して倒壊させているほか、マッスルタワー崩壊後はフラッペ博士により体内の爆弾を除去されている。アニメのピッコロ大魔王編では、スノが出かけていたキングキャッスルがピッコロに占拠されたので彼女を心配して現場に向かい、合流して共に負傷者の救護に当たった。「魔族の戦士」を気取る不良少年たちに妨害されたが、彼らの武器を叩き落して威圧し、病院に案内させる。
劇場版『ドラゴンボール 最強への道』ではマッスルタワーの最終兵器として登場。飛行機能を有しており、深緑の服を着用していた。悟空を追い詰めるが本来の戦い嫌いの性格ゆえ殺すことができずホワイトに爆破されそうになるが、悟空の手により助けられる。ホワイト将軍たちを警察に引き渡した後、ブラック参謀に苦戦する悟空を助け半壊状態に陥るがドラゴンボールの力により復活。
ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』の心優しき人造人間編では、悟空抹殺のため未来から襲来した16号と戦うこととなる。
ドラゴンボール超』では第66話にて、未来トランクスがいるもう一つの歴史では人造人間17号・18号やゴクウブラックによる災厄を生き抜いていたことが判明し、どこか山腹の避難壕前でトランクスに気が集まって行く様子に驚いていた。
16号
声 - 緑川光
完全なロボットタイプの人造人間。大柄でモヒカン頭とプロテクターが特徴。17号、18号と同様の永久エネルギー炉を搭載しているほか、17号、18号にはないパワーレーダーが内蔵され、相手の強さと位置が判る。セルを除いた中では最強の人造人間だが、悟空を殺す以外のことはプログラムされておらず、争いを好まず自然や動物を愛し弱者を思いやる心を持っているため、ドクター・ゲロからは失敗作とみなされていた。劇中でもセルが17号を吸収して第2形態になった際、近くにいた天津飯に逃げるように促したり、恩を受けたクリリンに対しては感謝の言葉を述べていたり、セルがセルゲームの会場を吹っ飛ばした時にミスター・サタンたちを助けてもいる。ただし「孫悟空を殺す」という目的は揺るぎがなく、悟空から歓迎されても冷たい態度を取ったため「暗いヤツ」と呆れられた。
作中では明かされていないが、16号はドクター・ゲロが若くして死亡した自分の息子をモデルとして作成している[10]。息子はレッドリボン軍の上級兵士だったが敵の銃弾に倒れており、我が子への特別な思いからゲロは強力なパワーと爆破装置を与えたが、同時に戦闘で破壊したくないという思いも働き、穏やかな性格にしてしまい人造人間としては失敗作となってしまったとされる[10]。またドクター・ゲロは17号たちが16号を起動させる際には「お前たちの首を絞める」「この世界そのものを滅ぼしたいのか」と警告し、必死で起動を止めようとしていた。また、失敗作としていながら廃棄しなかった理由については、17号と18号の問い掛けに対して「作り直すつもりだったんだ!」と答えている。
両腕はロケットパンチ[注 3]として発射可能な他、取り外して「ヘルズフラッシュ」を放つことも可能。他にも最終手段として、自爆するための超高性能爆弾が体内に内蔵されていたが、ブリーフ博士が修理した際に「ぶっそうだから」と取り除かれた。なお、アニメでは爆弾の存在を危険視すると同時に16号の人柄を見たブリーフ博士の進言で取り除いたと語っている。
セルが現れた際に初めて戦うことを決意し、いくつもの都市の人間の生体エキスを吸収したことでピッコロや17号よりはるかに強くなった第1形態のセルと互角に戦うが、17号を吸収し第2形態になったセルには力及ばず、右側頭部を破壊され倒される。その後、クリリンカプセルコーポレーションへ自分を連れて行ってくれるよう頼み、ブルマとブリーフ博士に修理され再びセルと戦うためにセルゲームに参加。気を持たない体質を生かしセルの隙を突いて共に自爆しようとしたが、爆弾が取り除かれていたことをクリリンに告げられ戦意喪失。セルに「もっとも、爆弾ごときでこのわたしが死んだとも思えんがね」と吐き捨てられた後、頭部を残して完全に破壊された。しかし、頭部を破壊される直前、悟飯にアドバイスし超サイヤ人2への覚醒を導く重要な役割を果たし、悟飯に未来を託す。セルゲームでは胸のレッドリボン軍のマークに代わりカプセルコーポレーションのロゴマークが張られていた。セルに破壊された後もドラゴンボールで蘇った描写は存在しない。
話しかけられても必要以上のことは喋らず、また戦闘に参加することもない。しかし17号と18号と旅をするうちに彼らを仲間として見るようになり、セル襲来時には二人を守るためにその戦闘能力を発揮した。18号と逃げている最中も彼女だけは助かるように助言したり、我が身よりも18号が助かることを考えていた。
『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』の心優しき人造人間編では、少年時代の悟空を抹殺しにタイムマシンで悟空がマッスルタワーを攻略した直後の過去世界へ向かう。悟空を守るため立ちはだかる8号と戦うが、本来のパワーを出せずに苦戦する。また、ルートによっては悟空たちと和解する。この作品ではドクター・ゲロは研究の末に、高度な科学力と悟空が持つ人の心が1つになったとき究極の人造人間が生まれる可能性を見出しており、無から作られた人造人間でありながら不安定な人の心を持つ16号がその失敗作の1体だったことが説明されている。ドクター・ゲロと戦わせると、「お前に従うようにはプログラムされていない」と発言し、創造主を倒すことに全くためらいを見せない。彼と同じく悟空抹殺を目的とする13号と戦わせると、「孫悟空を殺すのはオレの任務だ」とライバル視する。なお、作中では自爆も使用でき、自分の体力を1残して相手にダメージを与えることができる。自然を愛する性格はゲームにも現れており、『ドラゴンボールZ 真武闘伝』やアーケードゲームドラゴンボールZ2 Super Battle』のエンディングでは自然や動物たちと共に生活している。
17号
声 - 中原茂
人間の少年である「ラピス」を改造した人造人間で、18号の双子の弟。永久エネルギー式。
18号
声 - 伊藤美紀
人間の少女である「ラズリ」を改造した人造人間で、17号の双子の姉。永久エネルギー式。
19号
声 - 堀之紀(Z、)、稲田徹GT
白い肌で鋭い目つきに、太った体型をしている。作中にてゲロの命令に唯一忠実であり、最も完成度の高い人造人間。技術者としての能力もあり、ドクター・ゲロを人造人間20号に改造した。メカタイプの全人工製で、安定性を重視し旧型のエネルギー吸収式を採用している。20号に対し言葉遣いは丁寧で敬語で話す。性格は冷静だが、エネルギーを吸収する際は「ひゃあっ」と奇声を上げたり、不意打ちしたベジータに対し20号に自分と戦わせるように懇願する一面も見せる。帽子の下は20号と同じく透明なドーム状になっており、内部には電子頭脳が見える。その昔、ドクター・ゲロが戦利品として持ち帰った、敵の基地の司令室に飾ってあった人形がモデルになっている[10]
最初は超サイヤ人に変身した悟空に一方的に押されるも、心臓病の影響で消耗した悟空を追い詰め、悟空の首を掴みエネルギーを吸収するが、ベジータの妨害により吸い尽くすことには失敗。悟空のエネルギーを大量に吸収したことで自身のエネルギーを大幅に上げ、超サイヤ人に変身したベジータと交戦するが全く敵わず、ベジータの手首を掴んで彼のエネルギーを吸収するも逆に両腕を引きちぎられる結果となり、恐怖を感じて逃走したがベジータの「ビッグ・バン・アタック」で頭部だけを残し破壊された。
なお、未来世界からやってきたトランクスはその存在を知らず、19号の残骸を見て驚愕していた。
『GT』では悟天とトランクスに存在を察知され、建物の間に気功波を打ち込まれあっさり破壊された。
20号
声 - 矢田耕司(Z、GT、改、映画第10作)、沢木郁也(ゲーム『フュージョンズ』)
ドクター・ゲロが19号に命じて自らを改造した姿。能力は19号同様にエネルギー吸収式である。
セル
声 - 若本規夫
ドクター・ゲロが開発したコンピュータにより、戦闘の達人たちの様々な細胞を組み合わせてできたバイオテクノロジーによる人造人間。17号と18号を吸収することにより完全体となる。

セルジュニア
声 - 沼田祐介[11]島田敏SFCゲーム『超武闘伝2』)、中原茂(PSゲーム『偉大なるドラゴンボール伝説』)、鈴置洋孝PS2ゲーム『ドラゴンボールZ』シリーズ、『Sparking!』シリーズ)、藤本たかひろ(改、PSPゲーム『タッグバーサス』)
完全体となったセルが生み出した、セルの子供にして分身。
体色は水色と黒の斑点で、完全体のセルを子供にしたような容姿をしている。性格は残忍であり、戦闘力もセルゲームに向けて再び精神と時の部屋で修業したベジータやトランクスでやっと互角に戦えるほどに高い。ピッコロは若干押され、地球人の戦士3人(クリリン、ヤムチャ、天津飯)とセルとの試合で消耗していた悟空は圧倒された。まともな言葉を発声することは非常に少なく奇声を発することが多いが、クリリンの攻撃をかわした際や天津飯を蹴った時など喋っている。
作中ではセルが悟飯を怒らせるため、彼を除く戦士たちを痛めつける目的から7体を産み出すが、超サイヤ人2に覚醒した悟飯によってそれぞれが一撃で倒された。アニメでは最終的に8体が倒されている。原作での、悟飯がセルジュニアを撃破する際の臓器が飛び出る場面は、アニメでは爆発して死亡する演出に置き換わっている。
アニメではピッコロも何とか互角に近い闘いを繰り広げており、ヤムチャと天津飯も戦闘序盤は協力して闘えば何とか抵抗してみせるなど、戦闘描写が追加されていた。アニメでは、かめはめ波や魔貫光殺砲、気円斬、気功砲などを使用しており、クリリンを人質に取るような卑劣な行為もする。またベジータのファイナルフラッシュを粘土のようにこね回して遊んだ後、蹴り飛ばして跳ね返すなど凄まじい強さを見せた。
セルの能力で産み落とされた生命体で、直接のバイオテクノロジーによるものではないため、厳密には人造人間の定義には当てはまらないが、便宜上ここに分類する。

劇場版オリジナル[編集]

原作やアニメ本編に登場しなかった人造人間のうち、13号から15号は劇場版『極限バトル!!三大超サイヤ人』でドクター・ゲロの遺志を継ぐ人造人間として登場。原作ではドクター・ゲロの手により15号まで処分済みであり[12]、「問題はあったようだが、13〜15号は特に完成度が高かったらしい」という解説で触れられている[13]。キャラクターデザインは鳥山だが、このうち14号と15号はアニメスタッフの手により、当初のナンバリングを逆に変更された。詳細は劇場版の項を参照。

13号
声 - 曽我部和恭(映画『極限バトル!!三大超サイヤ人』)、遠藤守哉(『Sparking!NEO』以降のゲーム)
劇場版の3体の中では最後に目覚めた人造人間で、リーダー格。14号、15号と異なり外見は一般の人間に近い。14号と15号が破壊された後は、2体の残骸の中から部品を取り込んでパワーアップを果たし、合体13号となって悟空たちを襲う。
14号
声 - 江川央生
かなりの巨体で肌は白く、辮髪を結っている。13号とは違い人語はほとんど話さず、機械的に「ソン・ゴクウ」と繰り返し音声を発するのみである。また、他の2体に比べ表面的な表情の変化などにも乏しく、ほぼ常に無表情で戦闘を行う。
15号
声 - 小林俊夫
外見はかなり小柄で肌の色は紫、派手な色の服装を着用。また、頭頂部と眼球部はほぼ機械のままであり、大きな帽子とサングラスを身に着けて隠している。14号と同じくほとんど人語を喋らないが、声や表情で笑いを見せることがあった。

ドラゴンボールGT[編集]

地獄に落ちたドクター・ゲロがドクター・ミューと協力して新17号を開発。ふたりの17号の力で地球と地獄を繋ぐ穴を開け、かつての敵が地獄から復活。その中に19号がおり、地球でプイプイと共に暴れ回っていたものの、トランクスと孫悟天の気功波を受けて、頭部だけを残して破壊された。

またゲロいわく、17号は実はセルをも凌ぐ潜在能力を持っていたものの、人間だった頃の感情を完全に捨てることができなかったために失敗作と見なされたとのこと。新17号はこの世にいる17号と合体してスーパー17号となる。

新17号
声 - 中原茂
ヘルファイター17号」、「あの世の17号」とも呼ばれる、地獄でドクター・ゲロの人造人間の技術とドクター・ミューのマシンミュータントの技術によって作られた人造人間。この世にいる17号と同じ容姿で、服装も原作および『Z』の人造人間編での17号と同じだが、17号とは異なり完全ロボット型として制作された。
超17号
声 - 中原茂
17号と新17号が合体した姿。ふたりの17号に比べて髪が長くなり、髪型もオールバックに変化したうえ、体型が長身痩躯となっている。

未登場[編集]

1号 - 7号、および9号 - 12号
ドクター・ゲロが開発した、本編には登場しない人造人間。1号 - 7号は、レッドリボン軍の世界征服のため、最強の兵隊を作ることを目的に、9号 - 12号はレッドリボン軍を壊滅させた悟空を倒すために造られたが、全てに何らかの問題があったらしくドクター・ゲロにより処分された。また、原作およびアニメではこれらに加え、13号 - 15号も処分されたことが明言されている。
全て全人工製だが、ドクター・ゲロが発明において唯一の弱点としていた「性格のコントロール」がうまくいかず、17号や18号のような「元々ワル」の人間を改造する方法に変更された[8]。また、9号 - 12号も「暗すぎる」「単純すぎる」「ただのバカ」など、性格のコントロールに問題があり失敗だった[8]
9号
このうち9号は本編およびアニメ・劇場版には登場しないが、ほかのメディア作品で登場することがある。
ゲーム『ドラゴンボールオンライン』では、サイボーグ化したレッド総帥として登場。これは歴史が改変されたために誕生したものであり、永久エネルギー式でありながら手にはエネルギー吸収装置も備えている。
オオイシナホの漫画『ドラゴンボールSD』の『Vジャンプ』2013年12月号(コミックス2巻収録)のおまけ漫画では、『Vジャンプ』『最強ジャンプ』編集長のイヨク青木(伊能昭夫)をモデルとした人造人間9号が登場している。風貌はボクサーの格好をしたメガネを掛けた細目の男であり、少年時代の悟空に一蹴りで倒されている。

ゲームオリジナル[編集]

はるか未来を描いた『ドラゴンボールオンライン』では、暗黒魔界で作られた人造人間ミラが登場している。また、それとは別に人造人間8000号、人造人間8000号マーク2、人造人間8000号MX、人造人間19000号も登場する。

ドラゴンボールフュージョンズ』では、人造人間33号、人造人間44号、人造人間55号、人造人間76号が登場している。

補足[編集]

鳥山は「好きな人造人間は?」という質問に1位はセル第2形態、2位は18号、3位は19、20号と答えている[14]

一部のゲームではセルを除き、気、必殺技に必要なエネルギーを自分で回復することができない設定になっている。これは人造人間だけでなく、メタルクウラなどの完全な機械タイプのキャラクターも該当している。

上記の人造人間の他に、レッドリボン軍のロボットとしてメタリック軍曹が登場している。マッスルタワー3階の番人で、サングラスをかけた大柄な男であり、乾電池を動力源としている。人間と同じ容姿をしているがロボット扱いとされ、人造人間としては扱われていない。

オオイシナホの漫画『ドラゴンボールSD』では、ドクター・ゲロが人造人間になる前の18号を勧誘しようとする場面[注 4]や、ドクター・ゲロが17号や18号の制作構想をホワイト将軍に話す場面がある。

ドラゴンボール超』第83話「第7宇宙代表チームを結成せよ! 最強の10人は誰だ!?」では、孫悟飯により「人造人間17号と人造人間18号の2人は元は人間で、細胞レベルで超人に改造してあるだけ」と語られた。

作劇方針の変容[編集]

人造人間編では連載中に試行錯誤が見られた。当初は19号と20号のみを登場させる予定だったが、すでに担当編集を外れていた鳥嶋和彦が鳥山の家に電話をかけてきて「やっと敵が出てきたとおもったらジジイとデブじゃないですか」と文句を言われ、仕方なく17号と18号をデザイン。しかし、鳥嶋が再び家に電話をかけてきて「なんだ今度はガキですか」と再び文句を言われ、当初は登場する予定すらなかったセルが登場することになった。

最初のセルも鳥山自身は結構気に入っていたが、当時の担当者である近藤裕から「かっこ悪いですよ。もちろん変身しますよね」と言われ、仕方なく第2形態に変身させている。その第2形態も鳥山の中では結構気に入っていて、本当はもっと活躍させる予定だったが、ふたたび担当者の近藤に「今度のやつ馬鹿みたいじゃないですか。はやく完全体にしましょう」と酷評された。そのため、馬鹿と言われたら変えるしかないということになり近藤好みの容姿をした完全体が登場することとなった[15]

この方針変更によって、当初トランクスが危機を知らせに来た際の台詞では19号、20号と呼称されていた人造人間は、トランクスが再登場した際には17号、18号となっている。

アニメ『ドラゴンボールZ』および『ドラゴンボール改』のトランクスの台詞では19号と20号の名前は挙がらず、「2人組」とだけ呼ばれている。

テーマソング[編集]

WARNING OF DANGER…警告…
歌:石原慎一 /作詞:岩室先子/作曲:清岡千穂/編曲:山本健司

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ なお、アニメ『ドラゴンボール』第42話のサブタイトルでは「8ちゃん」と表記されている。
  2. ^ 劇場版『最強への道』(ゲロは未登場)とスピンオフ作品『ドラゴンボールSD』もこの設定に準じている。
  3. ^ ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』『ドラゴンボール ZENKAIバトルロイヤル』では「ヘルズインパクト」。
  4. ^ なお、このときの勧誘は悟空の活躍で失敗している。

出典[編集]

  1. ^ 鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!! 人造人間・セル編PART1」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編 1巻』集英社ジャンプ・コミックス〉、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-880101-8、223頁。
  2. ^ 「ドラゴンボールの世界 種族」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月14日、ISBN 4-08-782499-3、45頁。
  3. ^ 渡辺彰則編「科学&超科学の章」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、159-161頁。
  4. ^ ジャンプ・コミック出版編集部編「第1章 キャラクターコレクション Sub character collection」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874804-7、46頁。
  5. ^ 「科学&超科学の章」『ドラゴンボール超全集 1巻』集英社、2013年2月10日、ISBN 4-08-782496-9、335頁。
  6. ^ a b 鳥山明「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!! 人造人間・セル編PART6」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編6』、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、ISBN 978-4-08-880106-3、220頁。
  7. ^ 「ドラゴンボールの世界 種族」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月14日、ISBN 4-08-782499-3、45頁。
  8. ^ a b c d 鳥山明「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!! 人造人間・セル編PART2」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編 2巻』集英社、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-880101-8、227頁。
  9. ^ a b 渡辺彰則編 「キャラクター事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、74頁。「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月14日、81頁。
  10. ^ a b c 鳥山明「DRAGON BALL 龍球問答 鳥山明先生がお答え!!」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編 3巻』集英社、2014年4月9日、ISBN 978-4-08-880103-2、223頁。
  11. ^ 沼田の公式プロフィールより。
  12. ^ 鳥山明「其之三百五十 17号・18号、そして…16号」『DRAGON BALL 第30巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年6月15日、ISBN 4-08-851420-3、187頁。
  13. ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXX」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、ISBN 4-08-851686-9、187頁。
  14. ^ 渡辺彰則編「科学&超科学の章」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、ISBN 4-08-782754-2、147頁。
  15. ^ 「歴代担当者+鳥山明座談会 第2回」 『ドラゴンボール大全集 2巻 付属冊子 神龍通信 第2号』 6頁(鳥山明談)。

関連項目[編集]