京都女子中学校・高等学校

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京都女子中学校・高等学校
Kyoto girl's senior high school.jpg
過去の名称 顕道女学院
文中女学校
京都高等女学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人京都女子学園
設立年月日 1899年
創立者 甲斐和里子
共学・別学 男女別学(女子校)
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
設置学科 普通科・ウィステリア科
高校コード 26515C
所在地 605-8501
京都府京都市東山区今熊野北日吉町17
外部リンク 公式サイト
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京都女子中学校・高等学校(きょうとじょし ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、京都府京都市東山区今熊野北日吉町にある浄土真宗本願寺派西本願寺派)の私立中学校高等学校。通称、「京女」。

概要[編集]

  • 進学校として認知されている一方で、学校行事も盛んである。
  • 正門前の急な坂道は、「女坂」の愛称で親しまれる。授業開始前後は、女子大学生や女子中高校生であふれている。
  • 京都府内だけでなく、大阪府滋賀県など他府県から通う生徒も多い。
  • 学校法人京都女子学園が運営し、京都女子大学の付設高校であるため、内部進学制度がある。
  • 龍谷総合学園に加盟している。

類型編成[編集]

高校[編集]

  • 京都女子大学への進学を目指す「W(ウィステリア)科」と、京都女子大学やその他の私立大学を目指す「普通科I類型」と、主に国公立大学進学を目指す「普通科II類型」、難関国公立大学を目指す「普通科III類型」のコースがある。
  • 高大一貫京女人育成をはかる「ウィステリア科」は2009年度に開設された。京都文化論、第二外国語等、普通科とは異なる独自の授業が行われている。また、3年次には海外研修を行う予定。
  • 「III類型」は2009年度に開設され、内部進学者のみで構成されている。
  • 2009年度からは募集はII類型とWのみとなり、I類型は2年生の希望者のみで構成されている。
  • 2009年度からII類型と2・3年次のIII類型は習熟度別クラス編成。

中学校[編集]

  • 2006年度から、中高大一貫京女人育成をはかる「W(ウィステリア)コース」が開設されている。茶道や華道(選択)、リサーチの授業等、他コースとは異なるユニークな授業が行われている。また、3年次にはオーストラリア研修を行う。
  • 1・2年生は「IISコース(理数系)」、「IILコース(文系)」、「W(ウィステリア)」コースから成り立つ。
  • 中学校からの内部進学者のみで構成される「III類科」が難関国公立大学進学を目指すコースとして、2008年度から開設された。
  • 3年生はIIS、IILに変わって「II類型」「III類科」を編成。審査によってコースが決定される。
  • 「III類科」から「II類科」への変更は高1進級次のみ希望できる。

歴史[編集]

  • 1899年 - 顕道女学院を甲斐和里子(旧姓:足利)が松田甚左衛門の尽力を得て京都市下京区花屋町上ルに創立する。
  • 1900年 - 校名を「文中女学校」に改め、醒ヶ井五条下ルに移す。
  • 1910年 - 本願寺派が京都高等女学校を合併する。京都高等女学校とし、校主を甲斐駒蔵とする。高等女学校令による京都高等女学校となって、本部は浄土真宗本願寺派仏教婦人会連合部であった。
  • 1911年 - 京都裁縫女学校を設置する。
  • 1914年 - 現在地(今熊野北日吉町)に移る。日本初の林間学校を設立する。
  • 1924年 - 貞明皇后大正天皇の皇后)が来校する。「心の学園」と呼ばれる。
  • 1947年 - 学制改革で京都女子中学校を開設する。
  • 1948年 - 学制改革で京都女子高等学校を開設する。
  • 1960年 - 創立50周年記念式典を催す。現校舎の建築を行う。
  • 1990年 - 創立80周年で記念事業を行う。
  • 2000年 - 創立90周年。錦華殿が建て直される。
  • 2010年 - 創立100周年。

宗教教育[編集]

親鸞聖人の「仏教精神」に基づいた情操教育に力を注ぐ。週1時間の宗教の授業や朝の礼拝をはじめ、楽しい花まつり行事や厳粛で壮大な学園全体で行う降誕会(ゴウタンエ、親鸞聖人の誕生を祝う会)などのさまざまな仏教行事がある。ただし、行事の中には自主参加のものが多い。

  • 礼拝(ライハイ、仏参)では黙想で始まり、講堂の正面に飾られた仏(阿弥陀如来像)に向かって合掌し、聖歌を朗誦する。阿弥陀如来は通常直立だが、京女の場合は若干斜めに傾いている。これは、今から京女生に仏の救いを与えにいく、という意味である。この時の司会・進行は教師や宗教委員(1クラス2名)によって行われ、生徒達の最前列に座る。また、教員による法話もあり、この時間の大半を占める。中学では全体で、高校では学年ごとに仏参が行われる。
  • 宗教の授業では、授業の最初に黙想があり、高校では1年生で釈迦の一生、2年生で世界の宗教、3年生で親鸞聖人の教えについて習う。中学校では主に1年生で仏教行事、2年生で偉人の生き方、3年生で自分の生活と仏教についてをリンクさせた授業で、本願寺独自の教材を使用する。教師は勿論、浄土真宗の僧侶である。

校章と制服[編集]

現在の制服は、高校がブレザー、中学がセーラー服である。校章の模様は「さがり藤」を意匠化したもの。それは、本願寺の紋所「さがり藤」が頭をたれてうす紫に咲く姿に、謙虚な女性を彷彿させることに由来すると伝えられている。創立当時は、制服が着物であったため、校章は「さがり藤」に「京都」という文字を入れた円形のバックルであった。戦後になって中学生が銀色、高校生が金色の校章をつけている。

入試[編集]

高等学校[編集]

推薦入試、専願受験、一般受験がある

  • 推薦入試:中学の成績によって決まる。推薦が決まれば、入試試験の出来にかかわらず合格できる場合が大半であるといわれている。入試試験だけでなく、作文・面接もある。それ以外にクラブ推薦もある。
  • 専願受験:第一志望者対象。5科目の試験だけでなく、学校の内申点も加算される。
  • 一般受験:併願受験者対象。入試試験のみ。高校入試受験者の多くがこの方式で受験する。関西の超難関私立高校や公立高校の併願に使われることが多い。

中学校[編集]

A日程とB日程とがある。別に附属小学校からの内部進学制度もある。

A日程

ほとんどの受験生が第一志望。

  • Wコース:専願。事前に出願資格を取る必要あり。国語算数に加えて作文がある。
  • IIL、IISコース:国語算数理科社会の受験。IIL、IISコース同時出願の場合、IISコースの合否判定は社会科のみ50点である。
B日程

IIL、IISコースのみ募集。併願に使われることが多い。国語算数のみの受験。入試の詳細については公表されていない。

クラブ活動[編集]

  • 生徒の多数が入部し、兼部している生徒もいる。
  • 毎年、多数のクラブが実績をあげている。

高校[編集]

文化系
体育会系

中学校[編集]

文化系
体育会系

併設校[編集]

周辺情報[編集]

著名な卒業生[編集]

スポーツ選手から歌手まで、様々な分野での活躍が見られる。

交通アクセス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]