亜塩素酸ナトリウム
表示
|
| |||
|
| |||
| 物質名 | |||
|---|---|---|---|
Sodium chlorite | |||
別名 Chlorous acid, sodium salt | |||
| 識別情報 | |||
| |||
3D model (JSmol) |
|||
| ChEBI | |||
| ChemSpider | |||
| ECHA InfoCard | 100.028.942 | ||
| EC番号 |
| ||
| KEGG | |||
PubChem CID |
|||
| RTECS number |
| ||
| UNII |
| ||
| 国連/北米番号 | 1496 | ||
CompTox Dashboard (EPA) |
|||
| |||
| |||
| 性質 | |||
| NaClO2 | |||
| モル質量 | 90.442 g/mol (無水物) 144.487 g/mol (三水和物) | ||
| 外観 | 白色の固体 | ||
| 匂い | 無臭 | ||
| 密度 | 2.468 g/cm3, solid | ||
| 融点 | 無水物は180–200 °Cで分解 三水和物は38 °Cで分解 | ||
| 75.8 g/100 mL (25 °C) 122 g/100 mL (60 °C) | |||
| 溶解度 | メタノール、エタノールにわずかに溶ける | ||
| 酸解離定数 pKa | 10–11 | ||
| 構造 | |||
| 単斜晶系 | |||
| 熱化学 | |||
標準生成熱 (ΔfH⦵298) |
−307.0 kJ/mol | ||
| 薬理学 | |||
| D03AX11 (WHO) | |||
| 危険性 | |||
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |||
摂取による危険性 |
Category 3 | ||
吸入による危険性 |
Category 2 | ||
目への危険性 |
Category 1 | ||
皮膚への危険性 |
Category 1B | ||
| GHS表示: | |||
| Danger | |||
| H272, H301, H310, H314, H330, H400 | |||
| P210, P220, P221, P260, P262, P264, P270, P271, P273, P280, P284, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P305+P351+P338, P310, P361, P363, P370+P378, P391, P403+P233, P405, P501 | |||
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |||
| 引火点 | 不燃性 | ||
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |||
半数致死量 LD50 |
350 mg/kg (ラット, 経口) | ||
| 安全データシート (SDS) | SDS | ||
| 関連する物質 | |||
| その他の 陰イオン |
塩化ナトリウム 次亜塩素酸ナトリウム 塩素酸ナトリウム 過塩素酸ナトリウム | ||
| その他の 陽イオン |
亜塩素酸カリウム 亜塩素酸バリウム | ||
| 関連物質 | 二酸化塩素 亜塩素酸 | ||
亜塩素酸ナトリウム(あえんそさん—)は、亜塩素酸のナトリウム塩で、化学式 NaClO2 と表される無機化合物である。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1]。また日本の消防法では危険物第1類の酸化性固体に分類される。
合成
[編集]二酸化塩素に水酸化ナトリウムと過酸化水素とを反応させると、亜塩素酸ナトリウムが得られる(式)。
性質
[編集]白色の結晶で、水によく溶ける。特異な刺激臭があり、水溶液に塩素(式)、あるいは次亜塩素酸ナトリウムを作用させたり、電気酸化を行うと、二酸化塩素が発生する。
用途
[編集]また、有機合成化学では、アルデヒドをカルボン酸へ変換する酸化剤として用いられる(式)。この反応の活性種は亜塩素酸 (HClO2) である。
反応は多くの場合、リン酸緩衝液などで pH を微弱な酸性に保った状態で行われる。さらに、系中で発生する次亜塩素酸 (HClO) など、副反応を誘発する塩素化合物を捕捉するために、2-メチル-2-ブテンなどの捕捉剤(スカベンジャー)が添加される。
この反応は、収率や化学選択性が高く、後処理が簡便であるため、カルボン酸の合成法として非常に重要である。1級アルコールをカルボン酸に変換する場合でも、強い酸化剤を用いてアルコールを1段階で直接カルボン酸に変えようとするよりも、スワーン酸化やTPAP酸化によりアルコールをいったんアルデヒドに変え、それから上式の手法でカルボン酸とするほうが、収率や選択性が上回る場合が多い。全合成などで多用される手法である。





