井上達夫

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井上 達夫(いのうえ たつお、1954年7月30日 - )は、日本の法学者東京大学教授。専門は法哲学大阪府出身、東京都墨田区育ち。指導教官は碧海純一

略歴[編集]

主張[編集]

天皇制廃止論者」を称する。この場合は天皇家を廃絶するという意味ではなく、人権が制限されている現行制度から解き放ち、三島由紀夫が「」と表現した美的文化的存在として新たに位置づけなおすことだという[1]

憲法9条を削除し徴兵制をしくことを主張している。これにより政治家の子息が戦争に送られるようにすれば、やたらに戦争をおこすことができなくなるとしている[2]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『共生の作法──会話としての正義』(創文社、1986年)
  • 『他者への自由──公共性の哲学としてのリベラリズム』(創文社、1999年)
  • 『現代の貧困』(岩波書店、2001年)
    • 『現代の貧困――リベラリズムの日本社会論』(岩波現代文庫版、2011年)
  • 『普遍の再生』(岩波書店、2003年/岩波人文書セレクション版、2014年)
  • 『法という企て』(東京大学出版会、2003年)
  • 『哲学塾──自由論』(岩波書店、2008年)
    • 『自由の秩序――リベラリズムの法哲学講義』(岩波現代文庫版、2017年)
  • 『世界正義論』(筑摩書房、2012年)
  • 『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください──井上達夫の法哲学入門』(毎日新聞出版、2015年)
  • 『憲法の涙 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2』(毎日新聞出版、2016年)

共著[編集]

編著[編集]

  • 『公共性の法哲学』(ナカニシヤ出版、2006年)
  • 『岩波講座憲法(1)立憲主義の哲学的問題地平』(岩波書店、2007年)
  • 『講座人権論の再定位(5)人権論の再構築』(法律文化社、2010年)
  • 『立法学のフロンティア(1)立法学の哲学的再編』(ナカニシヤ出版、2014年)

共編著[編集]

  • 長尾龍一)『新ケルゼン研究―ケルゼン生誕百年記念論集』(木鐸社、1981年)
  • 嶋津格松浦好治)『法の臨界(全3巻)』(東京大学出版会、1999年)
  • (今井弘道・森際康友)『変容するアジアの法と哲学』(有斐閣、1999年)
  • 河合幹雄)『体制改革としての司法改革―日本型意思決定システムの構造転換と司法の役割』(信山社出版、2001年)

出演番組[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

門下生[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 井上達夫「皇室を維持したいなら『自由』と『平等』を」『文藝春秋SPECIAL 2017年 01月号』文藝春秋、2016/11/26、p41-43
  2. ^ 井上達夫「リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください──井上達夫の法哲学入門』