井上真

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井上 真(いのうえ まこと、1960年 - )は、日本の林学者東京大学大学院農学生命科学研究科教授。専門は、森林社会学森林政策学カリマンタン地域研究。

空手道を趣味とし、今は所属道場で師範代を務めている。全日本空手道連盟和道会5段、和道会指導員(2級)、全日本空手道連盟公認4段、日本体育協会公認空手道指導員。

略歴[編集]

山梨県生まれ。敷島中学校、甲府第一高等学校を経て 東京大学農学部林学科を卒業。農林水産省森林総合研究所(研究員)、インドネシア教育文化省・熱帯降雨林研究センター(JICA長期派遣専門家)、東京大学助手および助教授を経て、2004年8月より教授。

1990年 東京大学 農学博士。論文の題は「焼畑システムの変容メカニズム -クニャ-・ダヤク族を例にして- 」[1]

受賞歴[編集]

  • 1993年5月 第32回林業科学技術振興賞(研究奨励賞):受賞対象は、単著『熱帯雨林の生活』(築地書館1991)、および熱帯林に関する一連の論文。
  • 1997年6月 第1回日本熱帯生態学会賞(吉良賞):受賞対象は、単著『焼畑と熱帯林』(弘文堂1995)。
  • 2004年4月 第2回林業経済学会賞:受賞対象は、編著『アジアにおける森林の消失と保全』(中央法規2003)、ほか論文2編。
  • 2007年4月 日本森林学会賞:受賞対象は、単著『コモンズの思想を求めて』(岩波書店2004)。
  • 2010年7月 大同生命地域研究奨励賞:受賞理由は「環境保全型発展に関する実践的な地域研究の構築」

著作[編集]

単著[編集]

  • 『熱帯雨林の生活:ボルネオの焼畑民とともに』築地書館、1991年
  • 『焼畑と熱帯林:カリマンタンの伝統的焼畑システムの変容』弘文堂、1995年
  • 『コモンズの思想を求めて:カリマンタンの森で考える』岩波書店、2004年

共著[編集]

ほか

編著/共編著[編集]

  • 『コモンズの社会学:森・川・海の資源共同管理を考える』宮内泰介共編 新曜社、2001年
  • People and Forest: Policy and Local Reality in Southeast Asia, the Russian Far East, and Japan. Kluwer Academic Publishers, 2003.
  • 『アジアにおける森林の消失と保全』(編)地球環境戦略研究機関監修 中央法規出版、2003年
  • 『森林の百科』桜井尚武,鈴木和夫,富田文一郎,中静透共編集 朝倉書店、2003年
  • The State of the Environment in Asia 2005/2006. Springer-Verlaq, 2005.
  • 『アジア環境白書2006/07』東洋経済新報社、2006年
  • 『世界の森林はいま:苦悩と希望の緑(森林環境2006)』鷲谷いづみ共編 朝日新聞社、2006年
  • 『躍動するフィールドワーク:研究と実践をつなぐ』(編)世界思想社、2006年
  • 『地球環境保全への途:アジアからのメッセージ』寺西俊一,大島堅一共編 有斐閣選書、2006年
  • 『コモンズ論の挑戦:新たな資源管理を求めて』(編)新曜社、2008年
  • 『フィールドワークからの国際協力』荒木徹也共編 昭和堂、2009年
  • 『ローカル・コモンズの可能性:自治と環境の新たな関係』三俣学,菅豊共編著 ミネルヴァ書房、2010年
  • 『教養としての森林学』井出雄二,大河内勇,井上真共編著 文永堂出版、2014年
  • 『自立と連携の農村再生論』寺西俊一,井上真,山下英俊共編著 東京大学出版会、2014年

 ほか

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 博士論文書誌データベース