井上ヨシマサ
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井上 ヨシマサ | |
---|---|
別名 | 豊武 能征 |
生誕 | 1966年7月18日(55歳) |
出身地 |
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学歴 | 聖学院高等学校 |
ジャンル | J-POP |
職業 |
ミュージシャン シンガーソングライター 作曲家 音楽プロデューサー |
担当楽器 |
キーボード シンセサイザー ピアノ |
活動期間 | 1979年 - |
共同作業者 | コスミック・インベンション |
井上 ヨシマサ(いのうえ ヨシマサ、1966年7月18日 - )は、日本の作曲家・編曲家・シンガーソングライター・プロデューサーである。大阪芸術大学演奏学科客員教授。東京2020 聖火リレー公式BGM作者[1]。
兄は作曲・編曲家、音楽プロデューサーとして活動している井上日徳[2]。東京都出身。
来歴[編集]
- 6歳からピアノでクラシックを習う。小学4年生の時にビッグバンド(東京ニイニイゼミ・ポップス・オーケストラ)に入団、ジャズの基礎を学ぶ[3]。
- 1979年 - 13歳で『コスミック・インベンション』の一員として、本名の井上 能征(読み同じ)名義でデビュー。アイドル的な楽曲や活動に抵抗を感じ、在籍時から作曲を始める[4]。
- 1980年12月 - YMOの日本武道館公演のオープニングアクトを務める(豊武 能征名義[5])。
- 1982年 - グループ解散。
- 1985年 - レコード会社の担当ディレクターが同じだった縁で[4]、小泉今日子のアルバム『Flapper』に楽曲を提供し、井上 ヨシマサ名義で作曲家活動を開始。「(当時の)アイドルと同世代の作曲家」として注目を集める。小泉とは後にシングル「Smile Again」の作曲、アルバム『ナツメロ』の編曲や、小泉がテレビ番組で「学園天国」を披露する際に野村義男らと共にバックバンドとして出演するなど関わりが深い。
- 1986年 - テレビアニメ『光の伝説』(テレビ朝日)にて伊藤つかさと共に声優を務めた[6]。挿入歌の歌唱も自身でやっている。
- 1987年 - ソロアルバム『JAZZ』を発表。
- 1988年5月 - 荻野目洋子に提供した「スターダスト・ドリーム」がオリコン週間シングルチャートで自身初となる1位を獲得。
- 1990年 - 音色選び、ミックスダウンに至るまで聞こえる音は全て編曲の一部との解釈からマニピュレーターの久保幹一郎と音楽ユニット「ATOM」を結成し、ミックスからマスタリングまで自分達の手で手掛けた。作曲は井上で、中山美穂、光GENJIなどの作品を担当する[4]。その他にアンナ・バナナとのユニット「RHYTHM Remedyz(リズム レメディズ)」も結成。
- 1995年 - インディーズでミニアルバム「SAVE4U」作成。
- 2004年 - レオパレス21のCM曲「それぞれの夢」を作詞作曲。初期ヴァージョンは自らが歌唱しており、その後も、郷ひろみ・Mi・藤原紀香・ジュレップス・ENAなどがシンガーを務めている。
- 2005年 - 秋元康から依頼を受け、グループ創設時からAKB48の楽曲の作曲・編曲を担当した。この年以降、AKB48の活動に深く関わることになる。「制服が邪魔をする」はAKB48のメジャーデビュー後初のTOP10作品、2008年10月発売の「大声ダイヤモンド」は初のTOP3作品となる。
- 2009年10月 - AKB48に提供した「RIVER」がオリコン週間シングルチャートで1位を獲得。
- 2010年10月 - AKB48に提供した「Beginner」がミリオンセラーを記録し、2010年度オリコン年間シングル・チャートでも1位を記録した。
- 2012年 - それまで公式サイトやブログなどインターネット上で自身の情報を発信する場を設けていなかったが[7]、AKB48や秋元が利用しているGoogle+にアカウントを作成[8]。秋元が名付けた「よすす」[注釈 1]名義で、動画の投稿なども行うようになる。翌2013年に公式サイトを設立。
- 2012年12月30日 - 自身が作曲・編曲した、AKB48「真夏のSounds good !」が第54回日本レコード大賞受賞。
- 2015年7月 - 『それぞれの夢〜井上ヨシマサ30周年記念アルバム〜』および自叙伝『神曲ができるまで』(双葉社)を発表。
- 2016年6月 - 1stソロ・アルバム『JAZZ』が復刻リリース。その後生配信アプリに於いて、曲作りや歌入やレコーディングなども披露するようになる。その中の1曲「花占い」は2017年2月発売。SKE48のアルバム『革命の丘』に収められた。
- 2019年4月 - ダンス&ヴォーカルユニット「卒業☆星」プロデュース[9]。
- 2019年4月 - 大阪芸術大学演奏学科客員教授に就任。
- 2019年6月 - 東京2020 聖火リレー公式BGMを制作[1]。
主な作曲・編曲[編集]
あ行[編集]
- 浅香唯
- TRUE LOVE(作曲、1989年)
- きっと…いつか(作曲、1989年)
- GO! GO! 90'S(作曲、1989年)
- 朝川ひろこ
- 不思議なサリー(作曲、1989年)
- 安倍麻美
- きみをつれていく(編曲、2003年)
- 情熱セツナ(作曲・編曲、2004年)
- アンナ・バナナ
- KA-CHI-KAN(編曲、1989年)
- 石田ひかり
- エメラルドの砂(作曲、1987年)
- 伊藤美紀(すべて作曲)
- 小娘ハートブレイク
- 哀愁ピュセル
- UBU(以上、1987年)
- 誘惑88
- しゃきしゃきビーチタウン(以上、1988年)
- イ・ビョンホン
- いつか(作曲・編曲、2008年)
- 接吻の指輪(作曲・編曲、2008年)
- 上戸彩
- Smile for...(編曲、2009年)
- AKB48(作曲・編曲)
- 制服が邪魔をする
- Virgin love
- シンデレラは騙されない
- 誰かのために -What can I do for someone?-
- 軽蔑していた愛情
- 涙売りの少女
- 泣きながら微笑んで
- 花と散れ!
- 僕の太陽
- ビバ!ハリケーン(以上、2007年)
- ヒグラシノコイ
- デジャビュ
- 大声ダイヤモンド
- 生きるって素晴らしい(以上、2008年)
- 10年桜
- 命の使い道
- 涙サプライズ!
- 長い光
- JK眠り姫
- ハート型ウイルス
- ツンデレ!
- Switch
- To be continued.
- 飛べないアゲハチョウ
- RIVER(以上、2009年)
- 盗まれた唇
- ☆の向こう側
- Beginner(以上、2010年)
- Everyday、カチューシャ
- これからWonderland(以上、2011年)
- 真夏のSounds good !
- なんてボヘミアン
- ドレミファ音痴
- UZA(以上、2012年)
- 今度こそエクスタシー
- 強さと弱さの間で(以上、2013年)
- 今日までのメロディー
- セーラーゾンビ
- 希望的リフレイン(以上、2014年)
- ハロウィン・ナイト
- さよならサーフボード
- 君を君を君を…(以上、2015年)
- Set me free
- 星空を君に(以上、2016年)
- サステナブル
- モニカ、夜明けだ(以上、2019年)
- SKE48(作曲・編曲)
- 片想いFinally(2012年)
- Escape(2013年)
- 花占い(2017年)
- NMB48
- カモネギックス(作曲・編曲、2013年)
- HKT48(作曲・編曲)
- 小川範子
- 夏色の天使(作曲、1989年)
- 荻野目洋子
- スターダスト・ドリーム(作曲・編曲、1988年)
- おニャン子クラブ
- ONE WAY ROAD (作曲、1987年)
か行[編集]
- 貴島サリオ
- In Salah -赤い砂-(作曲、1993年)
- 喜友名星
- タイトロープ(作曲、2003年)
- CHEMISTRY
- 最期の川(作曲、2007年)
- 小泉今日子 (すべて作曲)
- Someday (1985年)
- Smile Again
- 天使になりたい
- ベルベットボイスな夜 (以上、1987年)
- 郷ひろみ
- きみに、ありがとう(作曲・編曲、2000年)
- バックステージ(作詞・作曲・編曲、2016年)
- JAN JAN JAPANESE(作詞[注釈 2]・作曲・編曲、2019年)
- 思い描いた場所に、君がいられますように…(作詞・作曲・編曲、2019年)
さ行[編集]
- SAY・S
- クレヨンで描いたタイムマシン(作曲、編曲:ATOM、1992年)
- 坂上香織(すべて作曲)
- Privacy
- 不思議なオルゴール
- わがままな空模様(以上、1988年)
- もう一度振り向いて(1989年)
- 佐藤健太
- 高速戦隊ターボレンジャー(作曲、1989年)
- ジグザグ青春ロード(作曲、1989年)
- 沢田研二
- Muda(作曲、1989年)
- 島田奈美
- タンポポの草原(作曲・編曲、1988年)
- MOONLIGHT WHISPER(作曲、1988年)
- 下川みくに(編曲)
- BELIEVER 〜旅立ちの歌〜(1999年)
- 2000EXPRESS(1999年)
- 卒業☆星(井上ヨシマサプロデュースによるユニット)
- STYLE OF LOVE(作曲、2019年)
- Frontier(作曲、2019年)
- ちょっと黙ってチキンハート(作曲、2019年)
- 今夜は眠れない(作曲、2019年)
- 親友(作曲、2019年)
- What your planet(作曲、2019年)
- Mo fun!(作曲、2019年)
- Don't let me down(作曲、2019年)
- OR(作曲、2019年)
- だったらRight now(作曲、2019年)
- Music Delivery(作曲、2019年)
- Come back to me(作曲、2019年)
- Happy End(作曲、2020年)
た行[編集]
- タッキー&翼
- シーサイドロマンス(作曲・編曲)
- アルバム「TRIP & TREASURE」収録
- ダウンタウン
- Friends(作曲、1988年)
- 田原俊彦
- KID(作曲、1987年)
- 田村英里子
- 最後に教えて(作曲・編曲、1992年)
- 田山真美子
- 青春のEVERGREEN(作曲、1989年)
- 春風のリグレット(作曲、1990年)
- TOKIO
- Oh! Heaven(作詞[注釈 3]・作曲・編曲、1999年)
- とんねるず
- クラッキー(作曲、1994年)※秋元康との処女作
な行[編集]
- 中山美穂
- Rosa(作曲、編曲:ATOM、1991年)
- Mellow(作曲・編曲、1992年)
- True Romance(作曲、1996年)
- A Place Under the Sun(作曲・編曲、1999年)
- 西村知美
- Blueberry Jam(作曲・編曲、1988年)
- ノースリーブス
は行[編集]
- パール兄弟
- 秒速ラブ(作曲、1992年)
- ラティン・マン(作曲、1992年)
- 橋幸夫
- 君の手を(作曲、2018年)
- 東山紀之&亀淵友香
- ジュエル(作曲、1991年)
- 光GENJI
- Diamondハリケーン(作曲、1988年)
- バラードにリボンをかけて(作曲、1990年)
- DANCE ALONE(作曲、1991年)
- KICK THE EARTH(作詞・作曲、1991年)
- 広瀬香美
- 恋のベスト10(編曲、1999年)
- GIFT(編曲、2006年)
- 福田沙紀
- 幸せのテレパシー(編曲、2005年)
- ブランニュービスケッツ
- partner"S"(作曲・編曲、2001年)
ま行[編集]
- 松本伊代
- 淋しさならひとつ(作曲、1988年)
- 松田聖子
- 恋の魔法でCatch Your Heart (作曲、1989年)
- 三浦秀美 (作曲)
- Gather way
- これからのあなたへ(以上、1990年)
- 水谷麻里
- バカンスの嵐(作曲、1987年)
- 都はるみ
- 想いのままに(作詞[注釈 4]・作曲、1991年)
- 森川美穂
- ブルーウォーター(作曲、1990年)
- LOVIN' YOU(作曲、1991年)
- Boys & Girls(作曲、1991年)
- 森口博子
- PUZZLE(作曲・編曲、2010年)
や・ら・わ行[編集]
- 山口弘美
- つよがり(作曲、1989年)
- 山下久美子
- あの桜の木の下で永遠に(作曲、2004年)
- YOU
- 私が最近想うこと(作曲、1995年)
- ゆうゆ
- 左胸あたり(作曲・編曲、1988年)
- もう一度ピーターパン(作曲、1988年)
- 吉田朋代
- まぶしい瞳(作曲、編曲:ATOM、1994年)
- 楽天使
- 天使たちのシンフォニー(作曲、1989年)
- 渡辺真知子
- 哀愁トラベラー(編曲、1988年)
- 渡辺美奈代
- 恋愛紅一点(作曲・編曲、1989年)
- ピチカート・プリンセス(作曲、編曲:ATOM、1990年)
- Hanakoの結婚(作詞・作曲・編曲、1991年)
CMソング他[編集]
- レオパレス21CMソング「それぞれの夢」(作詞・作曲・編曲)※初期バージョンにおいて自ら歌唱
- 井上の歌唱するバージョンは、『心と耳にのこるCMのうた』に収録されている。
CD[編集]
シングル[編集]
- 「前ノリ」(2012年11月30日)
アルバム[編集]
- 『JAZZ』(1987年2月21日、ビクター)
- (収録曲:ブルーボーイに赤いバラ/Saturday Night/ロマンチーク 〜君はフラメンコ〜/赤と金のツイスト/シルヴィーの涙/波に乗ったペーパームーン/悲しきブールバード/オルゴールの枯葉/Slow Dancer/ラブレターは誕生石(エメラルド)で)
- 自身初のソロアルバムで、全曲の作曲を自身が担当。作詞に川村真澄、編曲に清水信之、演奏に原信夫とシャープスアンドフラッツらが参加している。「赤と金のツイスト」は田原俊彦への提供曲「KID」のセルフカバー。「Slow Dancer」は、小泉今日子への提供曲のセルフリメイク版で、小泉が「美夏夜」名義で作詞した楽曲。
- 『宅配Live Music Vol.1』(2017年10月25日、配信限定)
ライブ[編集]
- ぐぐたす民の集い(2012年4月28日、六本木BeeHive)
- ぐぐたす民 よすすの前ノリ前夜祭(2012年8月23日、六本木BeeHive)
- えっ!出しちゃったの!!ぐぐたす民の集いVol.3(2012年11月30日、六本木BeeHive)
- ぐぐたす民の集いvol.4 「魂売ります」(2013年4月7日、六本木BeeHive)
テレビ出演[編集]
アニメ[編集]
バラエティ[編集]
- 日曜×芸人(2012年8月19日、テレビ朝日)レオパレス21のCMソング「それぞれの夢」を歌唱
- AKB48 ネ申テレビ シーズン19(2015年8月23日、ファミリー劇場) -「DOCUMENTARY OF AKB48 STAFF No Flower Without Pain 〜中年たちは腰痛の先に何を見る?〜」 ※スタッフ選抜1位
ドキュメント[編集]
- 密着! 秋元康 2160時間 〜エンターテインメントは眠らない〜(2013年2月11日、NHK BSプレミアム)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b “井上ヨシマサ氏に感謝状、東京2020聖火リレー公式BGMを制作”. MusicVoice. (2019年6月1日) 2019年8月2日閲覧。
- ^ “井上日徳さん”. 村石有香公式Web「YUKA's Voice」. (2009年1月28日)
- ^ “「作家で聴く音楽」井上ヨシマサ”. JASRAC
- ^ a b c “井上ヨシマサさんインタビュー-1-”. Guitar Labo. (2012年11月)
- ^ YMOの前座を務めた中学生「コスミック・インベンション」って覚えてますか?ミドルエッジ 2019年9月3日
- ^ a b allcinema TVアニメ 光の伝説
- ^ 井上ヨシマサ - Google+.2012年4月28日投稿.
- ^ 井上ヨシマサ - Google+.2012年1月23日投稿.
- ^ “AKB48のヒット曲など手がけるレジェンド作曲家 井上ヨシマサ、卒業生のReSTARTをテーマにしたプロジェクトを始動” (日本語). エンタメウィーク. 2019年9月12日閲覧。
外部リンク[編集]
- 井上ヨシマサ|よすす OFFICIAL WEB SITE - 公式ホームページ
- 井上ヨシマサ (@everydayyoshim1) - Twitter(2015年2月17日 - )
- 井上ヨシマサ公式ファンクラブCLUB444
- 444yoshimasa - YouTubeチャンネル
- 井上ヨシマサ (@yoshimasa444inoue) - Instagram
- 井上ヨシマサ ルーム - SHOWROOM
参考リンク[編集]
- 井上ヨシマサ プライベート・スタジオ - YouTube(松武秀樹によるプライベートスタジオ紹介)