五島軒

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株式会社五島軒
GOTOKEN Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
040-0053
北海道函館市末広町4-5
設立 1984年昭和59年)4月1日
創業1879年明治12年)4月
業種 小売業
法人番号 8440001000633
事業内容 飲食店経営
菓子・カレー製品の製造販売
代表者 代表取締役社長:若山直
資本金 3,920万円
外部リンク http://www.gotoken.hakodate.jp
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株式会社五島軒(ごとうけん)は、北海道函館市末広町に本社を置く、洋食店の経営、菓子・カレー製品の製造・販売をする企業。

函館市の老舗西洋洋食店「レストラン雪河亭」、五島軒の味を再現したレトルトカレー「函館カレー」が有名。

概要[編集]

1879年(明治12年)4月、初代社長・若山惣太郎が西洋洋食店「レストラン五島軒」を創業。屋号は、初代料理長・五島英吉に由来する。

現在のカレーの味は、初代料理長が函館ハリストス正教会ロシア料理を習得したものが始まりで、大正時代に二代目料理長・若山徳次郎が帝国ホテルでの修行で会得したものを地元の食材を活かしてアレンジしたものである。三代目若山徳次郎は法政大学卒業後、家業を継ぐ意思は当初なかったが、二代目の急逝で家業を引き継ぎ、絵画の取り扱いなども行い日本とフランスの交流に尽力、レジオンドヌール勲章を受けている。

2015年7月22日、函館市経済部工業振興課は「平成27年度ビジュアルコミュニケーション導入支援事業」の支援企業として株式会社五島軒を指定、担当デザイナーとしてブルーム・エーの岡田暁が指定された。[1]

レストラン雪河亭[編集]

五島軒本店旧館

五島軒本店旧館は、1989年(平成元年)に函館市の「景観形成指定建築物」となり[2]1997年(平成9年)5月7日には、「登録文化財制度」に基づき、北海道初の登録有形文化財に(札幌市資料館と共に)登録された。[3]1989年(平成元年)10月五島軒本店に今上天皇皇后夫妻が訪れ、「リッチ鴨カレー」の昼食を摂った。船山馨小説「蘆火野(あしびの)」は同店をモデルとしている[4]

支店は、同じく函館市内の五稜郭公園に隣接する五稜郭タワーの2Fに設けられている。

2014年4月21日、「函館スペイン映画祭」と並行して実施された「函館スペイン週間」のイベントのひとつとして、「2014スペイン料理フォーラム in HAKODATE」を本店で開催。[5]

総料理長は、山本庸子(14代目)。

主力製品[編集]

蘆火野カレー
「函館港町カレー」と「函館カレー」
五島軒レトルトカレー
  • 函館カレー - 北海道の肉、野菜を使ったポークカレー。[6]
  • 蘆火野カレー(函館限定品) - 小説『蘆火野(あしびの)』の著者船山馨へ三代目料理長・若山徳次郎が振る舞ったビーフカレーを再現したもの。
  • 究極の函館カレー
  • 創業130年記念カレー
  • 函館港町カレー
五島軒缶詰
  • イギリス風ビーフカレー(中辛) - 若山徳次郎が帝国ホテルで修行中に会得したものを基にし、北海道の食材と風土に合わせ完成したカレー。[6]

所在地[編集]

飲食店
  • 本店(レストラン雪河亭)
    • 北海道函館市末広町4-5
  • 函館カレーEXPRESS 五稜郭タワー店
    • 北海道函館市五稜郭町43-9(五稜郭タワー2階)
  • 洋食バル函館五島軒 札幌フコク生命ビル店
    • 北海道札幌市中央区北2条西3丁目 sitatte sapporo 2F
  • 洋食バル函館五島軒 札幌ル・トロワ店
    • 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ 7F
  • 洋食バル函館五島軒 大通店
    • 北海道札幌市中央区南1条西2丁目9-1 IKEUCHI ZONE 8F
  • 洋食バル函館五島軒 ルミネ2大宮店
    • 埼玉県さいたま市大宮区錦町630番地ルミネ2大宮 4F
工場
  • 第1工場
  • 第2工場
    • 北海道北斗市追分3-3-15
直営店
  • 十字街プロミエルカモイ店
    • 北海道函館市末広町5-20
テナント店舗

脚注[編集]

  1. ^ 函館市経済部工業支援課 (2015-07-22). “平成27年度ビジュアルコミュニケーション導入支援事業に係る担当デザイナーの決定について(依頼)” (PDF). http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2015070200029/files/0722-05.pdf 2016年11月14日閲覧。 
  2. ^ 函館市 (2016-04-05). “景観形成指定建築物等一覧函館市”. 告示名:五島軒本店旧館. http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014021000244/ 2016年11月14日閲覧. "「36番(告示名:五島軒本店旧館)国登録有形文化財(平成9年登録)。所在地 末広町4番5号。建築年 昭和9年。概要 函館でも老舗の洋食店で,胴蛇腹や軒蛇腹,1階部窓上部のアール形状に若干の装飾が見られる程度の外観ですが,内部は装飾性が豊かで,平成9年には国の登録有形文化財となっています。戦後,5年間駐留軍の軍政部として接収された歴史を持っています。平成14年9月に隣接空き屋からの出火の類焼を受け,外壁,小屋裏などを焼損しましたが,修復が行われました。」" 
  3. ^ 函館市役所教育委員会生涯学習部文化財課 (2016-07-26). “国登録文化財”. 登録有形文化財. http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2016072500049/ 2016年11月14日閲覧. "「名称 五島軒本店旧館。登録年月日 平成9年5月7日。所在地 函館市末広町4−13。構造・形状等 木造・鉄筋コンクリート造、2階建、亜鉛板葺、建築面積1,865平方メートル。説明 五島軒は,明治10年代に操業しました。店名は初代コック長五島英吉にちなんで命名されました。明治34(1901)年末広町基坂下へ,明治40(1907)年の大火で現在地へ移転しました。現在の建物は胴蛇腹や軒蛇腹が見られる程度のシンプルなデザインで,昭和9(1934)年の建築です。」" 
  4. ^ 半澤孝平 (2017年3月16日). “五島軒が築いた「食」語る 函館文化会が公開講座、若山社長が講師”. 函館新聞. https://digital.hakoshin.jp/life/culture/18329 2017年10月14日閲覧。 
  5. ^ 函館スペイン映画祭実行委員会 (2014-04-02). “函館スペイン映画祭・Cine espanol” (PDF). https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014040200090/files/ura-.pdf 2016年11月14日閲覧。 
  6. ^ a b 函館市役所経済部工業振興課 (2014年8月28日). “はこだてフードカタログ・製造企業詳細・株式会社五島軒”. 2016年11月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]