五十鈴川駅

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五十鈴川駅
駅舎
駅舎
いすずがわ - Isuzugawa
(内宮前)
M74 宇治山田 (1.9km)
(3.0km) 朝熊 M76
所在地 三重県伊勢市中村町325
駅番号  M75 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 M 鳥羽線
キロ程 1.9km(宇治山田起点)
伊勢中川から30.2km
電報略号 イス
駅構造 高架駅(盛土上)
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
1,681人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1969年昭和44年)12月15日
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駅名標(駅ナンバリング導入以前)

五十鈴川駅(いすずがわえき)は、三重県伊勢市中村町にある、近畿日本鉄道(近鉄)鳥羽線である。副駅名は「内宮」(ないくうまえ)。駅番号はM75

歴史[ソースを編集]

駅名問題[ソースを編集]

近鉄側は、当駅の近くの地名「古市」から古市口駅の駅名を予定していた。その後開業直前の1969年(昭和44年)11月となって、駅名を内宮前駅(ないくうまええき)にしようとした[4]

しかし、駅名を内宮前とすることにより伊勢神宮へ参拝する客のほとんどが伊勢神宮の外宮前(げくうまえ)の駅(伊勢市駅および宇治山田駅)を素通りして直接内宮に行ってしまうことを懸念した伊勢市長が同年11月10日に近鉄側に反対を申し入れ[5]、伊勢市議会も同年11月11日に行われた近鉄対策特別委員会で反対することを決めた[6]

また、伊勢神宮側(神宮司庁)も駅から内宮まで約2kmも離れており、内宮の近くと思って降車した参拝客に迷惑をかけることを理由に反対した[7]

試運転の開始直前まで、近鉄側は駅名変更の調整を続け[8]、同年11月21日に近鉄の副社長が伊勢市長と会談し駅名を「五十鈴川(内宮前)」とすることを伝え、市長の了承を得たため運輸省に届け出ることとなり、駅名問題は決着した[9]

駅構造[ソースを編集]

4番線に停車中の特急車両

盛土上に待避設備を備えた島式ホーム2面4線を持つ高架駅。ホーム有効長は特急の発着を考慮して10両分ある。駅舎は下り線(東北)側にある。改札口は1ヶ所のみ。

のりば[ソースを編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 M 鳥羽線 下り 鳥羽賢島方面  
3・4 M 鳥羽線 上り 名古屋大阪神戸京都方面 一部1番のりば
特記事項
  • 内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。
  • 五十鈴川始発の上り列車の一部は、本来下りホームである1番・2番のりばから発車する。
  • 宇治山田寄りに片渡り線が設置されているため、1番のりばのほか、2番のりばも宇治山田方面へ発車が可能である。また、鳥羽寄りにも片渡り線が設置されているため4番のりばからは鳥羽方面への発車も可能であり、1番線が使えない場合は宇治山田方面からの回送列車を中心に渡り線を用いて折り返しを行っている。

特徴[ソースを編集]

ダイヤ面[ソースを編集]

  • 近鉄特急の停車駅であるが基本的には乙特急か京伊特急のみの停車で、ノンストップ特急(阪伊甲特急・名伊甲特急)および観光特急「しまかぜ」は通過している[10][11]
    • 大阪難波駅発着特急(阪伊乙特急)に併結しない京都駅発着の特急(京伊特急)も通過していたが、2012年3月20日のダイヤ改正で、停車駅に追加されることになった(代わりに併結での京都行きは廃止)。
    • 2014年9月21日改正で日中の宇治山田駅始発・終着だった特急のうち、名古屋方面からの乙特急が当駅始発になった。終着は依然宇治山田駅のままである。
  • 朝夕の鳥羽駅発着の急行が当駅にて乙特急と緩急接続する列車がある他、大阪上本町駅近鉄名古屋駅発着の快速急行[12]・急行で、当駅始発ないし終着のものが設定されており、快速急行は当駅が運転区間の南限である[11]
    • 2011年まで快速急行の当駅終着は臨時列車のみであったが、2012年3月20日変更で休日の下り最終のみ新設され、2014年9月21日変更で宇治山田終着で当駅まで回送されていた列車が営業するようになったため平日や午前中にも運転されるようになった。
    • 2016年3月19日変更時点で快速急行の当駅発着本数は、当駅始発は平日5時台2本と休日5時台1本、当駅終着は平日10時台と22時台、休日21時台の1本ずつのみ設定されている[11]
    • 2014年9月21日ダイヤ変更以前の日中の急行は大半が以前宇治山田駅終着の急行・快速急行が宇治山田駅の3番線到着後に当駅1番線へ回送され、時間になって宇治山田駅4番線まで折り返し回送された後に改めて宇治山田駅始発の急行・快速急行として運転されていたが、同変更以降は前述の急行が当駅まで営業されるようになった (15時台の一部列車を除く) 。このため、当駅における急行と普通列車の接続も年間を通して可能になったが、宇治山田駅折り返し運転の時代と同じく、下り到着列車は同一ホームでの乗り換えであるが、上り始発列車は階段を使用する必要がある。
  • 当駅始発列車のうち、平日ダイヤは特急1本、快速急行1本、急行15本。休日ダイヤは特急2本、快速急行1本、急行13本は1番線始発であり、2番線始発の上り定期列車は、平日朝7:08発と7:30発名古屋行き特急2本と土休日6:00発上本町行き特急が設定されている(2016年3月19日ダイヤ変更時点)。
  • 当駅に発着する毎時2本 - 3本の普通列車はほとんどが通し運転の列車であるが、早朝と夜間の1往復のみ当駅発着の普通列車が運転されている[11]
  • 大晦日の越年終夜運転時の大阪・京都・名古屋方面の特急列車は、宇治山田駅始発でなく当駅始発となっているが、1990年代中頃以降は鳥羽線および志摩線方面に直通する特急列車も多くなっているため現在は始発列車が減少している。

駅設備・営業面[ソースを編集]

  • 宇治山田駅管理の有人駅。
  • 以前は車内放送で「五十鈴川・内宮前」と呼称されていたが、2009年5月現在、ワンマン列車と一部の特急車の車内自動放送を除いて「内宮前」の呼称は省かれている。現在も内宮への最寄駅とされているが、駅から内宮までは徒歩30分程度(約2km)要する。当駅から概ね15分 - 30分間隔で出ている三重交通バスの「内宮」行きバスを利用すると便利である。また、伊勢二見鳥羽周遊バス「CANばす」も当駅を経由する。
  • 特急券は窓口にて購入できるが、定期券は購入できない。
  • 自動改札機は2機が設置されており、改札外の自動券売機もICカードに対応している。有人改札および簡易ICカード処理機も繁忙期用に残されている。
  • 構内アナウンスは2010年2月頃より自動放送化された。以前は、駅員による到着・発車案内放送が行われていた。行先案内表示は液晶ディスプレイ式。

当駅乗降人員[ソースを編集]

近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[13]

  • 2015年11月10日:2,323人
  • 2012年11月13日:2,122人
  • 2010年11月9日:2,251人
  • 2008年11月18日:2,091人
  • 2005年11月8日:2,229人

利用状況[ソースを編集]

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1997年 1,793
1998年 1,622
1999年 1,291
2000年 1,290
2001年 1,278
2002年 1,242
2003年 1,226
2004年 1,195
2005年 1,188
2006年 1,229
2007年 1,217
2008年 1,247
2009年 1,248
2010年 1,266
2011年 1,280
2012年 1,314
2013年 1,681

五十鈴川駅の利用状況の変遷を下表に示す。

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(五十鈴川駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果:人/日 特記事項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1969年(昭和44年) 17,520 ←←←← 249,710 267,230     開業
1970年(昭和45年) 110,280 ←←←← 319,316 429,596      
1971年(昭和46年) 101,580 ←←←← 294,044 395,624      
1972年(昭和47年) 111,120 ←←←← 287,406 398,526      
1973年(昭和48年) 133,500 ←←←← 367,212 500,712      
1974年(昭和49年) 157,200 ←←←← 312,684 469,884      
1975年(昭和50年) 155,490 ←←←← 381,546 537,036      
1976年(昭和51年) 161,190 ←←←← 354,488 515,678      
1977年(昭和52年) 172,770 ←←←← 388,570 561,340      
1978年(昭和53年) 188,880 ←←←← 400,854 589,734      
1979年(昭和54年) 195,600 ←←←← 408,808 604,408      
1980年(昭和55年) 204,540 ←←←← 433,336 637,876      
1981年(昭和56年) 221,490 ←←←← 437,382 658,872      
1982年(昭和57年) 219,510 ←←←← 428,473 647,983 11月16日 2,055  
1983年(昭和58年) 229,470 ←←←← 409,085 638,555 11月8日 3,385  
1984年(昭和59年) 234,780 ←←←← 425,018 659,798 11月6日 1,993  
1985年(昭和60年) 248,640 ←←←← 436,442 685,082 11月12日 2,055  
1986年(昭和61年) 255,240 ←←←← 445,228 700,468 11月11日 2,337  
1987年(昭和62年) 251,190 ←←←← 451,618 702,808 11月10日 2,191  
1988年(昭和63年) 254,610 ←←←← 432,238 686,848 11月8日 2,290  
1989年(平成元年) 258,960 ←←←← 470,344 729,304 11月14日 2,343  
1990年(平成2年) 255,120 ←←←← 439,650 694,770 11月6日 2,643  
1991年(平成3年) 249,570 ←←←← 426,147 675,717      
1992年(平成4年) 251,310 ←←←← 419,363 670,673 11月10日 2,860  
1993年(平成5年) 243,360 ←←←← 431,570 674,930      
1994年(平成6年) 335,370 ←←←← 600,213 935,583      
1995年(平成7年) 263,520 ←←←← 345,613 609,133 12月5日 2,018  
1996年(平成8年) 251,160 ←←←← 354,152 605,312      
1997年(平成9年) 264,960 ←←←← 389,542 654,502      
1998年(平成10年) 252,360 ←←←← 339,701 592,061      
1999年(平成11年) 244,560 ←←←← 227,996 472,556      
2000年(平成12年) 240,240 ←←←← 230,757 470,997      
2001年(平成13年) 235,650 ←←←← 230,692 466,342      
2002年(平成14年) 228,450 ←←←← 224,853 453,303      
2003年(平成15年) 226,140 ←←←← 222,615 448,755      
2004年(平成16年) 224,370 ←←←← 211,924 436,294      
2005年(平成17年) 216,510 ←←←← 217,253 433,763 11月8日 2,229  
2006年(平成18年) 214,350 ←←←← 234,076 448,426      
2007年(平成19年) 210,060 ←←←← 235,357 445,417      
2008年(平成20年)   ←←←←     11月18日 2,091  
2009年(平成21年) 218,610 ←←←← 237,075 455,685      
2010年(平成22年)   ←←←←          
2011年(平成23年)   ←←←←          
2012年(平成24年)   ←←←←          
2013年(平成25年)   ←←←←          
2014年(平成26年)   ←←←←          

駅周辺[ソースを編集]

駅前

バス路線[ソースを編集]

三重交通
  • 2番乗り場
    • 51系統 内宮前
伊勢市コミュニティバス「おかげバス」
  • 鹿海・朝熊ルート
  • 二見ルート
    • 松下広場(いせトピア・JR二見浦駅前経由)
  • 小木・田尻ルート
    • いせトピア・伊勢赤十字病院  (デマンド制・1日3往復の運行)

隣の駅[ソースを編集]

近畿日本鉄道
M 鳥羽線
快速急行
宇治山田駅 (M74) - 五十鈴川駅 (M75)
急行・普通
宇治山田駅 (M74) - 五十鈴川駅 (M75) - 朝熊駅 (M76)

脚注[ソースを編集]

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  1. ^ a b 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、22-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7
  2. ^ a b 近畿日本鉄道株式会社 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 近畿日本鉄道、2010年12月、676-677頁。全国書誌番号:21906373
  3. ^ “平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります” (pdf) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2007年1月30日), http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf 2016年3月13日閲覧。 
  4. ^ 「試運転は15日ごろ 近鉄鳥羽新線 宇治山田-古市口間」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月7日付 1面
  5. ^ 「古市口の名 変更には反対 伊勢市が近鉄に申し入れ」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月11日付 1面
  6. ^ 「内宮前駅名に絶対反対 伊勢市議会も決める」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月12日付 1面
  7. ^ 「神宮側も反対 近鉄「内宮前」駅名」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月13日付 1面
  8. ^ 「24日から試運転 近鉄鳥羽新線 宇治山田-古市口間」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月20日付 1面
  9. ^ 「駅名は五十鈴川(内宮前) 近鉄安藤副社長ら 慶谷市長と会談」伊勢新聞 1969年(昭和44年)11月22日付 1面
  10. ^ 次世代新型観光特急「しまかぜ」、平成25年3月21日デビュー! (PDF) - 近畿日本鉄道株式会社、2012年9月28日付ニュースリリース
  11. ^ a b c d 近鉄時刻表2016年3月19日ダイヤ変更号、p.146 - p.153・p.158 - p.180・p.304 - p.311・p.316 - p.338
  12. ^ 奈良線の快速急行とは異なり、難波線に乗り入れておらず、阪神線と相互直通運転も実施していないため、難波線・阪神線とは鶴橋駅で乗り換える必要がある。大阪上本町駅でも乗り換え可能だが、対面乗り換えはできない。
  13. ^ 駅別乗降人員 鳥羽線 - 近畿日本鉄道

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]