五力田

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五力田
—  町丁大字  —
五月台駅
五力田の位置(神奈川県内)
五力田
五力田
五力田の位置
座標: 北緯35度35分59.55秒 東経139度29分36.41秒 / 北緯35.5998750度 東経139.4934472度 / 35.5998750; 139.4934472
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Kanagawa Prefecture.svg 神奈川県
市町村 Flag of Kawasaki.svg 川崎市
麻生区
面積[1]
 - 計 0.45km2 (0.2mi2)
人口 (2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 - 計 3,089人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 215-0025[3]
市外局番 044 (川崎MA)[4]
ナンバープレート 川崎

五力田(ごりきだ)は、神奈川県川崎市麻生区地名1982年昭和57年)7月1日住居表示が施行された[5]町丁としての五力田一丁目から三丁目と、2012年平成24年)4月9日現在で住居表示が施行されていない、大字としての五力田[6]が併存している。郵便番号は215-0025[3]。面積は45.3 ha[7]

地理[編集]

多摩丘陵の北部[8]麻生区の中央部に位置する[9]。南部を小田急多摩線が通過し、五力田一丁目から三丁目は同線の五月台駅を中心とした住宅地となっている[10]。一方、北部の五力田は市街化調整区域に指定されていることもあり、雑木林や農地などが景観を占めている[11]

五力田は北端で古沢東京都稲城市平尾と、南端で片平と、西端で白鳥と接する(特記のない町域は神奈川県川崎市麻生区)。

地価[編集]

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日に公表された公示地価によれば、五力田1-18-6の地点で19万4000円/m2となっている。

歴史[編集]

当地からは縄文時代の遺跡が発掘されているが、当地について文書に残るのは、時代が下った1559年永禄2年)の「小田原衆所領役帳」となる[9]。ただし、同時点での当地は片平郷の一部となっていた[9]。そして、片平郷の1594年文禄3年)と、片平村の1599年慶長4年)の検地帳が残っているが、五力田の土地については前者にしか記録がないことから、この5年の間に五力田が1村として分立したものと考えられている[11]

江戸時代の当地は初期には天領であったが[9]1624年寛永元年)には旗本の朝倉氏領となり、幕末に至った[12]。農地としては田・畑が半々であり[6]、村は、正保年間の「武蔵田園簿」、そして「元禄郷帳」では398斗あまり、「天保郷帳」で71石7斗あまり、幕末の「旧高旧領取調帳」では79石2斗あまりというように推移しており[12]、現在の川崎市内にあった村では最少の石高であった[11]。賦役として、甲州街道上にある布田五宿助郷を務めていた[12]。また、上述のように片平村から分立したこともあり、明暦期にも同村との入会地が残るなど、関係は深かったとみられる[11]

明治以降も当地は農村として推移していたが、大正時代には養蚕が、戦後には野菜栽培が盛んとなるなど生産されるものは変化していった[12]都市計画法に基づいて1970年昭和45年)に行われた線引きでは、当地は市街化調整区域となったが、その後の土地区画整理事業に合わせて、一部が市街化区域へと編入されていった[13]。すなわち、小田急多摩線の建設に合わせて柿生第一・第二の各土地区画整理事業が行われ[14]、それぞれ五力田一丁目から三丁目[6]白鳥一丁目から三丁目[15]の各一部となっている。

開発と駅の開設に当たり、五力田は語呂が悪いとして字面の似た「五月台」と命名されたが、正式町名にはならず、駅だけが五月台駅を称している。

地名の由来[編集]

由来は不明であるが、地元には二説が伝わっている[9]

  • 五人力の男が当地を開拓した。
  • 五人ほどの農民が協力して開拓した。

なお、江戸時代には「伍力田」とも表記された[9]

沿革[編集]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

大字丁目 世帯数 人口
五力田 68世帯 152人
五力田一丁目 315世帯 773人
五力田二丁目 603世帯 1,275人
五力田三丁目 410世帯 889人
1,396世帯 3,089人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[16][17]

大字・丁目 番地 小学校 中学校
五力田 全域 川崎市立片平小学校 川崎市立白鳥中学校
五力田一丁目 全域
五力田二丁目 全域
五力田三丁目 全域

交通[編集]

鉄道[編集]

小田急多摩線が通り、五月台駅が所在する。

施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2015年10月26日). 2018年2月15日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口”. 川崎市 (2018年1月25日). 2018年2月15日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年2月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年2月15日閲覧。
  5. ^ 区別町名一覧表(麻生区) 川崎市、2012年4月9日現在(2012年5月16日閲覧)。
  6. ^ a b c d 角川日本地名大辞典 14 神奈川県」、P.398。
  7. ^ 町丁別面積(総務省統計局 統計GIS)Excelデータ) 川崎市、2005年(2012年5月16日閲覧)。
  8. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県」、P.397。
  9. ^ a b c d e f 川崎地名辞典(下)」、P.202。
  10. ^ 川崎の町名」、P.271。
  11. ^ a b c d 川崎の町名」、P.270。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l 川崎地名辞典(下)」、P.203。
  13. ^ 第4部 分野別の基本方針 II 土地利用その3 (PDF)”. 川崎市都市計画マスタープラン 麻生区構想. 川崎市まちづくり局. p. 43 (2007年10月1日). 2012年5月16日閲覧。
  14. ^ 完了地区概要”. 川崎市まちづくり局 (2012年2月1日). 2012年5月16日閲覧。
  15. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県」、P.489。
  16. ^ 川崎市立小学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。
  17. ^ 川崎市立中学校の通学区域”. 川崎市 (2015年4月1日). 2018年2月15日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『川崎の町名』 日本地名研究所 編、川崎市、1995年
  • 『川崎地名辞典(下)』 日本地名研究所 編、川崎市、2004年
  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』 角川書店1984年