亀崎潮干祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
亀崎潮干祭
Kamezaki Shiohi Matsuri
海浜曳き下ろし
海浜曳き下ろし
イベントの種類 祭り
開催時期 毎年5月3・4日
初回開催 15世紀後半
会場 愛知県半田市亀崎町
駐車場 なし
公式サイト

亀崎潮干祭(かめざきしおひまつり)は、愛知県半田市亀崎町で毎年5月3日4日に行われる神前神社(地元では、旧社格より「県社」と呼ばれている)の祭礼である。

概要[編集]

言い伝えによれば、室町時代応仁文明年間の頃に亀崎に来着した武家らの発案により、荷車に笹を立て幕を張ったものを神官の指示によって曳き回したのが祭礼の起源とされ、そのときの車が現在5組5台の山車のうち東組宮本車に当たるとされている。その後、再三の新造・改造を経て、18世紀には現在のような知多型(半田型)と呼ばれる山車の形態になったとされている。

1980年昭和41年)には「亀崎潮干祭の山車5台」が愛知県の有形民俗文化財に、2006年平成18年)には「亀崎潮干祭の山車行事」が国の重要無形民俗文化財に指定された。

2016年 (平成28年) 12月1日(日本時間)、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産 への登録が決定した[1]

なお、祭礼にかかわる人材は、山車組ごとの血縁者によって構成されている。同時に、女人禁制であり、観光客や女性は見物はできるが、他の多くの地区のように元綱・先綱を曳いて参加することはできない。

山車[編集]

海岸沿いに勢揃いした5台の山車
神前神社境内に勢揃いした5台の山車
尾張三社前での曳き回し
からくり人形(傀儡師)

宮本車[編集]

建造:1865年。東組。5台の山車の一番車。亀崎潮干祭の山車の元祖である。

からくり人形
前棚人形 「三番叟」 日下浄雲
上山人形 「湯取り神事」 荒川宗太郎

青龍車[編集]

建造:1891年。石橋組。亀崎潮干祭では他の4台の山車が猩々緋の大幕であるのに対し、唯一、紺羅紗地の大幕をもち、目を惹く山車である。

からくり人形
前棚人形 「布ざらし」 竹田源吉
上山人形 「唐子(逆立ち)遊び」 鬼頭二三

力神車[編集]

建造:1826年。中切組。現在の5台の山車の中では最も建造が古く、知多型山車の元祖である。

からくり人形
前棚人形 「猩々(面かぶり)」 五代目玉屋庄兵衛
上山人形 「浦島(面かぶり)」 六代目玉屋庄兵衛

神楽車[編集]

建造:1837年。田中組。山からくりの「傀儡師」は、「人形を操作する、古い時代の傀儡師」を表すからくり人形であり、『生きた化石』とも言われ、演劇史研究の貴重な史料となっている。

からくり人形
前棚人形 「巫女の舞」
上山人形 「傀儡師(船弁慶)」

花王車[編集]

建造:1846年。西組。上山に飾られた桜の枝が目を惹く山車である。

からくり人形
前棚人形 「神官」 五代目玉屋庄兵衛
上山人形 「桜花唐子遊び(綾渡り)」

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]