乙女峠 (神奈川県・静岡県)

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乙女峠
Otome Pass 01.jpg
乙女峠(2012年9月撮影)
標高 1,105 m
所在地 静岡県御殿場市神奈川県箱根町
位置 北緯35度16分50.9秒 東経138度59分19.7秒 / 北緯35.280806度 東経138.988806度 / 35.280806; 138.988806座標: 北緯35度16分50.9秒 東経138度59分19.7秒 / 北緯35.280806度 東経138.988806度 / 35.280806; 138.988806
山系 箱根山古期外輪山
通過する交通路 Japanese National Route Sign 0138.svg国道138号(乙女トンネル)
Project.svg プロジェクト 地形
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箱根火山周辺にある峠の位置関係

乙女峠(おとめとうげ)は、静岡県御殿場市神奈川県足柄下郡箱根町の境に位置する箱根外輪山にある、の名称である。

標高1,105m。古来、富士山の眺望に優れた景勝地として知られ、富士見三峠(ふじみみつとうげ)の一つに数えられる(他の二つは、御坂峠薩埵峠)。

由来と伝承[編集]

箱根仙石原に「とめ」という名前の若い女性が住んでいた。「おとめさん」と呼ばれていたこの娘は父の病の治癒を願い、この峠を越えて御殿場の地蔵へ百か日の願掛けに参拝し続け、最後には願いが叶い父の身代わりとなってこの峠で亡くなった。この「おとめさん」の逸話から「乙女峠」と呼ぶようになったという伝承が残る[1]

江戸時代になると仙石原には関所が設けられ、通行の際はここでしばしば足止めされた。このことから「御留峠」(おとめとうげ)と呼ばれるようになり、これが「乙女峠」へと変化していった[1]

特徴[編集]

乙女峠の下を貫く国道138号の「乙女トンネル」が、1964年昭和39年)に有料道路乙女道路として開通した[2]。この道路は1984年(昭和59年)に無料化された[3]

また御殿場駅の箱根側の出入口は、乙女峠にちなんで「箱根乙女口(はこねおとめぐち)」の名で呼ばれている。

交通[編集]

「乙女峠」バス停留所(乙女トンネルの静岡県側出口付近)

脚注[編集]

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  1. ^ a b 植木知司『かながわの峠』神奈川新聞社、1999年、ISBN 978-4876452491、pp.54-55。
  2. ^ 1964年(昭和39年)10月28日日本道路公団公告第39号「乙女道路料金徴収公告」
  3. ^ 1984年(昭和59年)12月17日日本道路公団公告第30号「有科道路「乙女道路」の料金徴収期間の変更公告」

関連項目[編集]