久保田慶一
表示
KUBOTA, Keiichi 久保田 慶一 | |
---|---|
生誕 | 1955年6月 |
研究分野 | 西洋音楽史 |
研究機関 |
東京学芸大学 国立音楽大学 東京経済大学 |
出身校 |
東京芸術大学 東京都立大学 |
プロジェクト:人物伝 |
久保田 慶一(くぼた けいいち、1955年6月 - )は、日本の音楽学者(博士(音楽学))。専門は西洋音楽史、特にバッハ、及び音楽家のキャリア形成。東京経済大学客員教授(2020-)[1]。元東京学芸大学教授(1997-2009)・国立音楽大学教授・副学長(2010-2020)。
略歴
[編集]学歴
[編集]1974年、大阪府立三島高等学校卒業。1978年、東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。1981年、同大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。1984年、同大学院博士後期課程中途退学。フライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。1999年、『C.P.E.バッハの器楽創作における《改訂》および《編曲》に関する研究』にて(博士(音楽学)、乙種、東京芸術大学)[2][3]。2009年、首都大学東京大学院社会科学研究科修士課程修了。
職歴
[編集]1997年、東京学芸大学教育学部音楽・演劇講座助教授・同教授を経て、2010年度より国立音楽大学教授。その後、副学長も務めた後[4]、2020年に国立音楽大学を退職し、東京経済大学客員教授、放送大学講師となった[5]。
その他に日本チェンバロ協会第3・4期(2015-2020)会長、朝日カルチャーセンター講師を務める。
著作
[編集]- 『バッハの息子たち : バロックから古典派へ』(音楽之友社、1987年)
- 『モーツァルトに消えた音楽家たち』(音楽之友社、1998年)
- 『はじめての音楽分析 : グレオゴリオ聖歌から新ウィーン楽派まで』(教育芸術社、2001年)
- 『エマヌエル・バッハ : 音楽の近代を切り拓いた<独創精神>』(東京書籍、2003年)
- 『孤高のピアニスト梶原完 : その閃光と謎の軌跡を追って』(ショパン、2004年)
- 『音楽の文章セミナー : プログラム・ノートから論文まで 改訂版』(音楽之友社、2006年→2016年)
- 『音楽とキャリア : 学生から大人まで、よりよく生きるための新たなアドバイス』(スタイルノート、2008年)
- 『キーワード150音楽通論』(アルテスパブリッシング、2009年)
- 『音楽用語ものしり事典 : オドロキ!納得!ことばの学校』(アルテスパブリッシング、2010年)
- 『西洋音楽史100エピソード』(教育芸術社、2012年)
- 『モーツァルト家のキャリア教育 : 18世紀の教育パパ、天才音楽家を育てる』(アルテスパブリッシング、2014年)
- 『音楽再発見100エピソード』(教育芸術社、2014年)
- 『バッハの四兄弟 : フリーデマン、エマヌエル、フリードリヒ、クリスティアン-歴史と現代に響く音楽』(音楽之友社、2015年)
- 『2018年問題とこれからの音楽教育 : 激動の転換期をどう乗り越えるか?』(ヤマハミュージックメディア、2017年)
- 『新しい音楽鑑賞 : 知識から体験へ』(水曜社、2019年)
- 『はじめての音楽史 - 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで 決定版』(音楽之友社、2017年)
- 『音楽分析の歴史 : ムシカ・ポエティカからシェンカー分析へ』(春秋社、2020年)
- 『バッハ = Johann Sebastian Bach (作曲家・人と作品)』(音楽之友社、2021年)
- 『14歳からの新しい音楽入門 : どうして私たちには音楽が必要なのか』(スタイルノート、2021年)
博士論文
[編集]- 『C.P.E.バッハ研究 : 改訂と編曲』(音楽之友社、2000年)
- 『C.P.E.Bach : a study of his revisions and arrangements』(Academia Music Ltd.、2004年)
共著
[編集]- 『はじめての音楽史 : 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで 増補改訂版』(音楽之友社、1996年→2009年)
- 『音大生・音楽家のための英語でステップアップ : 音楽留学で役立つ英会話50シーン 改訂版』(スタイルノート、2017年)
- 『めざせ!保育士・幼稚園教諭 : 音楽力向上でキャリアアップ』(渡辺行野と、スタイルノート、2019年)
編著
[編集]- 『音楽史を学ぶ : 古代ギリシャから現代まで』(教育芸術社、2017年)
- 『名曲理解のための実用楽典』(音楽之友社、2019年)
- 『ハイニヘン「新しい通奏低音奏法〈1711年〉」全訳と解説』(ヨハン・ダーヴィト・ハイニヘン著、道和書院、2022年)
- 『音楽用語の基礎知識 : これから学ぶ人のための最重要キーワード100 新装版』(アルテスパブリッシング、2019年→2024年)
編書
[編集]- 『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)
- 『楽譜でわかる20世紀音楽 = Reading scores of the 20th century music』(アルテスパブリッシング、2020年)
共編著
[編集]- 『はじめてのインターンシップ : 仕事について考えはじめたあなたへ』(渡辺三枝子と、アルテスパブリッシング、2011年)
- 『教養としてのバッハ : 生涯・時代・音楽を学ぶ14講』(礒山雅、佐藤真一と、アルテスパブリッシング、2012年)
監修
[編集]- 『アルファベットで引く6か国語音楽用語辞典 = ONTOMO DICTIONARY OF MUSICAL WORDS : イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ラテン語』(音楽之友社、2015年)
- 『ティーチング・アーティスト : 音楽の世界に導く職業』(水曜社、2016年)
- 『モーツァルト : 神に愛された天才音楽家』(集英社、2016年)
- 『366日の西洋音楽 : 1日1ページでわかるクラシック音楽の魅力』(三才ブックス、2020年)
- 『音楽で世界を変える : よりよい世界をかたちづくるティーチング・アーティストとその役割』(エリック・ブース著、スタイルノート、2024年)
- 『20世紀音楽を分析する』(パオロ・スサンニ, エリオット・アントコレツ著、音楽之友社、2024年)
- 『ドラえもん学びワールド音楽をはじめよう』(小学館、2024年)
翻訳
[編集]- 『レーオポルト・モーツァルト』(エーリヒ・ヴァーレンティン著、音楽之友社、1998年)
- 『楽譜を読むチカラ』(ゲルハルト・マンテル著、音楽之友社、2011年)
- 『記譜法の歴史 : モンテヴェルディからベートーヴェンへ』(カーリン・パウルスマイアー著、春秋社、2015年)
- 『ヴァイオリン奏法 : 新訳版』(レオポルト・モーツァルト著、全音楽譜出版社、2017年)
- 『音大生のキャリア戦略 : 音楽の世界でこれからを生き抜いてゆく君へ』(ドーン・ベネット編著、春秋社、2018年)
- 『音楽家を成長させる「教える技術」 : 相互に高め合う演奏と教育のアプローチ』(コーネリア・ワトキンス,ローリー・スコット著、ヤマハミュージックメディア、2022年)
共訳
[編集]- 『モーツァルト殺人法廷』(ルドルフ・アンガーミュラー著、小沢優子共訳、春秋社、2009年)
論文
[編集]科研費
[編集]脚注
[編集]- ^ “客員教授 久保田 慶一”. 東京経済大学. 2022年9月15日閲覧。
- ^ 久保田慶一『C.P.E.バッハの器楽創作における《改訂》および《編曲》に関する研究』(博士(音楽学)論文)乙第7号、東京芸術大学、1999年2月28日。doi:10.11501/3175381。 NAID 500000196257。
- ^ “久保田 慶一”. suiyosha.hondana.jp. 水曜社. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “Topics 特別演習:久保田慶一先生(国立音楽大学副学長・教授)を迎えて”. 東京藝術大学. 2022年9月15日閲覧。
- ^ “第10回オンライン読書茶話会(米山図書館長、高津先生)”. 東京経済大学. 2022年9月15日閲覧。
外部リンク
[編集]
|
|
|