丸大 (新潟県)

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株式会社丸大
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
新潟県長岡市城内町2丁目
設立 1952年(昭和27年)4月
業種 小売業
代表者 二戸卓郎
資本金 2億1300万円[1]
従業員数 690名
主要株主 イトーヨーカ堂100.0%[1]
外部リンク 本店の公式
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株式会社丸大(まるだい)は、新潟県長岡市に本社を置き、同県内で総合スーパーを展開する企業。イトーヨーカ堂の完全子会社である。かつて新潟県の地場資本として独立した経営をしていた時代には円の中に「大」の字を配した「丸大マーク」で知られていた。

概要・歴史[編集]

1952年(昭和27年)4月に新潟県長岡市大手通2丁目に渡辺喜一郎が丸大衣料品店を開いた[2]のが始まりである。

1960年(昭和35年)7月には新潟市本町通に新潟店を開き[3]、1962年(昭和37年)12月には新潟県長岡市大手通2丁目に新店舗を建設して丸大百貨店を開業[2]、1963年(昭和38年)6月15日に百貨店審議会で同じ長岡市大手通にあったイチムラ百貨店と共に百貨店法による営業を認可を受けて法律上も百貨店となった[4]

この長岡の本店が位置した大手通には同時に百貨店の認可を受けたイチムラ以外にも、ほぼ同時期に開業した大和(1958年10月[4])、丸専デパート(1960年(昭和35年)12月15日[4])などのライバルがひしめき合い大いに賑わっていた。

1964年(昭和39年)7月には新潟市本町通六番町(現:新潟市 中央区)の新潟丸大も百貨店法による営業を認可を受けて[4]長岡と新潟の2つの百貨店を展開するまでに成長し、2店共に大和と店舗が近接してライバルとしてしのぎを削り、1970年(昭和45年)にイチムラも新潟店をこれまた近隣に開いた為[5]、これら3社の百貨店が2都市で近接して競い合う3つ巴の状況となった。

その後柏崎市に柏崎店を出店、また1965年(昭和40年)10月1日には高岡市に北陸丸大高岡店[6]、1966年(昭和41年)に富山市に北陸丸大富山店を出店するなど地場資本の百貨店として多店化を進め、新潟・長岡・富山・高岡の北陸4都市に店舗を持つ[7]北陸では大和に次ぐ第2位の有力百貨店に成長した[8]

1977年(昭和52年)8月期には約2億円の税引後純利益を計上して黒字経営を続けていたが[8]、ダイエーをはじめとする大手スーパーの進出が相次ぐなど競争が激化した為[8]、業績不振だった1977年(昭和52年)に富山店を大和に売却し[7]、イトーヨーカ堂と業務提携を開始する[9]。 富山店の跡地は翌年1978年(昭和53年)、隣接していた大和富山店の新館としてリニューアルしている。

翌1978年(昭和53年)、新潟店を改築して増床したのを機にイトーヨーカドーと同一意匠の青・赤・白のコーポレートカラーで彩られた丸大マークを採用、さらに4店舗の愛称を「ニイガタ丸大」・「ナガオカ丸大」・「カシワザキ丸大」・「タカオカ丸大」とした。

1986年(昭和61年)5月に土地所有者である伏木海陸運送との契約期間満了に伴い高岡店を閉店し(店舗跡はその後「ライブ1」、「デュオ」となって2004年(平成16年)12月に大規模小売店舗の届出廃止となった[10])1988年(昭和63年)11月25日に市の市街地再開発事業の一環で長岡駅大手口前の城内町2丁目に建設された城内ビル(とくま旅館の所有地)の主要テナントとして、総合スーパーイトーヨーカドー丸大長岡店(売場面積約13,500m2)を開店した[11]が、この店舗では丸大マークの代わりにイトーヨーカドーと全く同じハトのマークが採用されるなど独自色をほぼ一掃した。

そして、長岡駅からの距離がより遠くて規模も小さい本店(延床面積8,205m2[11])を従来の百貨店の業態で営業し続けることが難しくなった為、1989年(平成元年)9月にイトーヨーカドーグループのディスカウントストア業態を導入して「ザ・プライス丸大長岡店」業態転換して新業態で開店した当初の3・4年は売上を伸ばした[9]。 しかし、郊外型店舗との競争で大手通の集客が落ちた影響で1995年(平成7年)に長崎屋長岡駅前店[9]、1997年(平成9年)2月にダックシティが閉店し[11]、丸専デパートもテナントの撤退が相次いだため1998年(平成10年)に娯楽主体に転換する[12]など周辺全体の集客力・販売力が急速に低下した影響を受けて売上がピークの1993年(平成5年)の約半分に落ち込んで赤字が続いて他店でカバーして創業の地を守ることが限界となったことから、2000年(平成12年)8月をもって閉店[9]し、その建物を利用して2001年(平成13年)に長岡市の施設「ながおか市民センター」が開館した[11]。また、1990年代には新潟店・柏崎店も相次いで「イトーヨーカドー丸大」に改称し、丸大マークは市民センター入口に残されたレリーフを除いて全廃されたため、現在は店名と社名・レシート・外壁や入口などの看板にのみ「丸大」の2文字が使用される状況となっている。

2005年(平成17年)に実施されたイトーヨーカドーグループの再編に伴って、店舗塔屋のロゴはハトのマークから「セブン&アイ・ホールディングス」の意匠に変更された。(詳細はイトーヨーカ堂#持株会社への移行を参照されたい)

さらに、2008年(平成20年)月期に丸大はイトーヨーカ堂の完全子会社となり[13]、法人としては存続しているものの、新潟の地場資本ではなくなった。(2007年(平成19年)2月期まではイトーヨーカ堂の持ち株比率は80.3%だった[14]。)そのため、現在では3店舗とも、店内にはセブン銀行ATMが設置されるなど完全にセブン&アイ・ホールディングスの経営方針に沿って運営されている。

新潟店で先行して開始していたネットスーパーのサービスを2013年(平成25年)7月3日から長岡店と柏崎店でも開始して全店が対応することになった[15]

なお、当社は丸大が地場資本だった時代に開店した店舗と、その移転・増床に当たる店舗のみを経営している為、同じ新潟県内の店舗でも上越市の中心部にある「イトーヨーカドーエルマール直江津店」は丸大の運営によるものではなく、店舗施設は頸城自動車が所有、同社グループのマルケーエスシー開発が建物を管理し、店舗運営はイトーヨーカ堂本体が直接行っている。 また1993年(平成5年)から2007年(平成19年)まで新潟市(現 東区)に出店していた「イトーヨーカドー新潟木戸店」も同様で、店舗施設は大川トランスティル(2007年民事再生法が適用された大川鉄工所)が所有し、店舗はイトーヨーカ堂の直営となっていた[16]。この新潟県内2店舗は、いずれも丸大との直接的な関係はない。

沿革[編集]

  • 1952年(昭和27年)4月 - 丸大衣料品店を開業する。[2]設立時の資本金は300万円だった[7]
  • 1960年(昭和35年)7月 - 新潟店を開業する[3]
  • 1962年(昭和37年)12月 - 丸大百貨店を開業する[2]
  • 1964年(昭和39年)7月 - 新潟丸大が百貨店法による営業を認可を受ける[4]
  • 1965年(昭和40年)10月1日 - 北陸丸大 高岡店を開店する[6]
  • 1974年(昭和49年) - 北陸丸大を合併する。
  • 1977年(昭和52年) - イトーヨーカ堂と業務提携を開始する。[9]富山店を大和デパートに売却する[7]
  • 1978年(昭和53年) - 新潟店を増改築し増床する。同時にイトーヨーカ堂のコーポレートカラーを採用する。
  • 1981年(昭和56年)4月25日 - 柏崎店が開店する[17]
  • 1986年5月 - 高岡店が閉店し、富山県からは完全に撤退する。
  • 1988年(昭和63年)11月25日 - 長岡駅前に「イトーヨーカドー丸大長岡店」(店番号766)を開店する。[11]
  • 1990年代(平成2年以降~) - 本店で先行導入されていた「イトーヨーカドー丸大」の店名が、新潟店・柏崎店でも使用される。
  • 2000年(平成12年)8月 - 旧本店の「ザ・プライス丸大 長岡店」を閉店する[9]
  • 2008年(平成20年)2月期 - イトーヨーカ堂の完全子会社となる[13]
  • 2018年(平成30年)11月25日 - イトーヨーカドー丸大が(長岡店を起源とし)開店30周年を迎える。(予定)

現在の店舗[編集]

  • イトーヨーカドー丸大新潟店:新潟県新潟市中央区本町通6番町1122(売場面積約17,233m2)[18]
  • イトーヨーカドー丸大長岡店:新潟県長岡市城内町2丁目3-1城内ビル(売場面積約13,500m2)[11]・1988年(昭和63年)11月25日開店[11]
  • イトーヨーカドー丸大柏崎店:新潟県柏崎市駅前2丁目3-7オリオンビル(売場面積約8,298m2)[18]
    1981年(昭和56年)4月25日に開店し[17]、1986年10月に6階まで全館を使用する規模まで増床している[19]。現在は、地下1階~3階のみで営業している[1]

過去に存在した店舗[編集]

  • 丸大長岡店
    新潟県長岡市大手通2丁目にあった店舗で、1962年(昭和37年)12月に開店し[2]、1963年(昭和38年)6月15日に百貨店審議会で百貨店法による営業を認可を受けて法律上も百貨店となった店舗で[4]、延床面積8,205m2であった[11]
    1988年(昭和63年)11月25日に長岡駅前へ「イトーヨーカドー丸大」を出店した[11]ことに伴い、1989年(平成元年)9月に「ザ・プライス 丸大長岡店」へ業態転換したが、2000年(平成12年)8月をもって閉店した[9]。2001年(平成13年)からは長岡市が「ながおか市民センター」として使用している。
    また、長岡大花火大会開催時にはイトーヨーカドー丸大長岡店が屋台を設置している。
  • 丸大ストア柏崎店
    新潟県柏崎市東本町2丁目にあった店舗で、1981年(昭和56年)4月25日の柏崎駅前の店舗開業後も並行して営業し続ける方針を示していたが[20]、同年8月には閉店へ方針を変更して営業を終了した[21]
  • 北陸丸大富山店
    富山県富山市の総曲輪地区の一角に出店していた[22]。店舗跡は隣接していた大和デパートによって買収されて、1977年(昭和52年)11月に当時の富山店の増床部分として新装開店したが[7]、同店が2007年(平成19年)9月21日に総曲輪フェリオの新店舗へ移ったため閉鎖された[23]
  • 北陸丸大高岡店
    富山県高岡市の高岡駅前にあった伏木海陸運送の越中倉庫跡地に鉄筋コンクリート造り5階建の伏木海陸ビル(延べ床面積約4,300m2)を建設させて出店した[6]
    売場構成は1と2階が洋品雑貨で3階が呉服、4階が食料品でエレベーターやエスカレーターのない店舗だった[6]。(5階は倉庫及び事務所として使用[6]
    20年間の賃貸借契約[6]終了後閉店となり、店舗跡はその後「ライブ1」、「デュオ」となって2004年(平成16年)12月に大規模小売店舗の届出廃止となった[10]

類似名称の会社との関係[編集]

食肉(ハム・ソーセージ)大手の丸大食品沖縄県に本社を置く同名のスーパーマーケットである丸大秋田県に本社を置く同音異字の社名のスーパーマーケットマルダイとは全く無関係である。

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 第6期有価証券報告書 (Report). セブン&アイ・ホールディングス. (2011-5-27). 
  2. ^ a b c d e 長岡市政100年のあゆみ編集委員会編 『長岡市政100年のあゆみ』 長岡市、2006年3月。
  3. ^ a b 新潟市中心市街地活性化基本計画 平成19年11月30日 (Report). 新潟市. (2011-3-31). 
  4. ^ a b c d e f 『新潟県史別編1』 新潟県、1989年
  5. ^ “「新潟ウィズ」取り壊しへ”. 新潟日報 (新潟日報社). (2010年6月22日) 
  6. ^ a b c d e f 『伏木海陸運送株式会社40年史』 伏木海陸運送、1984年9月。
  7. ^ a b c d e 『流通会社年鑑 1978年版』 日本経済新聞社、1977年10月。
  8. ^ a b c 山下剛 『決定版イトーヨーカ堂のすべて 人とシステムの調和を求めて』 国際商業出版、1978年9月。
  9. ^ a b c d e f g “プライス丸大 8月末閉店”. 新潟日報 (新潟日報社). (2000年7月1日) 
  10. ^ a b 高岡市中心市街地活性化基本計画 平成19年11月30日 (Report). 高岡市. (2007-11-30). 
  11. ^ a b c d e f g h i 長岡市中心市街地活性化基本計画 平成24年3月29日 変更認定版 (Report). 長岡市. (2012-03-29). 
  12. ^ “テナント撤退続き娯楽主体に転換、丸専”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (1998年7月22日) 
  13. ^ a b 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 第3期有価証券報告書 (Report). セブン&アイ・ホールディングス. (2008-5-26). 
  14. ^ 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 第2期有価証券報告書 (Report). セブン&アイ・ホールディングス. (2007-5-25). 
  15. ^ “イトーヨーカ堂、ネットスーパー・サービスを新潟全4店で展開”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年7月8日)
  16. ^ イトーヨーカドー新潟木戸店の閉店後は後継テナントが無いまま所有者が経営破綻し、長らく空き物件となっていたが、のちに新潟市が取得し、2011年9月20日に東区役所や公民館施設、民間テナントを内包する「東区プラザ」としてオープンした。
  17. ^ a b “「丸大」オープン戦争に突入”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年4月26日)
  18. ^ a b 新潟県内 大規模小売店舗(店舗面積1000m2超)一覧 (Report). 新潟県. (2004-3). 
  19. ^ “丸大柏崎、全館オープン”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1986年10月5日)
  20. ^ “「丸大ストア」そのまま”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年4月5日)
  21. ^ “東本町2丁目の丸大ストアが閉店”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年8月30日)
  22. ^ 杉村暢二 『都市の商業 その地誌的考察』 大明堂、1978年3月。ISBN 978-4470060054
  23. ^ “4日で33万人、地元が9割 富山の「フェリオ祭り」を検証”. 富山新聞 (富山新聞社). (2007年9月25日)
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]