中華民国行政院海岸巡防署

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中華民国の旗 中華民国の行政官庁
海岸巡防署
海岸巡防署
Flag of the Coast Guard Administration of the Republic of China.svg
役職
署長 王崇儀
政務副署長 尤明錫
常務副署長 陳世傑、龔光宇
主任秘書 聶嘉馨
組織
上部組織 行政院
巡防局 海岸巡防総局、海洋巡防総局
概要
所在地 11698臺北市文山區興隆路三段296號
定員 15,620人(2015年)
年間予算 21.72億台湾ドル(2015年度)
設置 2000年1月28日
前身 国防部海岸巡防司令部、內政部警政署水上警察局
ウェブサイト
行政院海岸巡防署全球資訊網 (中国語)
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行政院海岸巡防署
Taiwan Coast Guard Administration.JPG
行政院海岸巡防署本部
各種表記
繁体字 行政院海岸巡防署
簡体字 行政院海岸巡防署
拼音 Xíngzhèngyuán Hăiàn Xúnfángshŭ
注音符号 ㄒ|ㄥˊ ㄓㄥˋ ㄩㄢˋ ㄏㄞˇ ㄢˋ ㄒㄩㄣˊ ㄈㄤˊ ㄕㄨˇ
英文 Coast Guard Administration
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中華民国行政院海岸巡防署の章

海岸巡防署(かいがんじゅんぼうしょ)は、中華民国台湾)の行政院に属する海上警察に関する業務全般を担当する省庁。いわゆる諸外国で言う沿岸警備隊であり、日本海上保安庁に相当する。

沿革[編集]

台湾での海上警備業務は長期に亘り内政部警政署水上警察局、国防部海防司令部、財政部関税総局などがそれぞれ担当し、権限の分散による実務上の弊害が目立つようになった。国家安全会議1999年3月18日に専門の海上警察機構の設立を提案した。行政院での研究討議や準備委員会設置を経て、2000年1月28日、「海岸巡防署」が正式に成立した。

近年では所属船舶に”R.O.C.”の下に”TAIWAN COAST GUARD”のロゴを標記するようになっている。ただし、これは自国での正式名称まで「台灣海岸警衛隊」若しくは「台灣海岸警備隊」[1]に変わったという訳ではない。外国人には、漢字のみの表記では分からない事や、台湾の正式名称の英語表記”Republic of China”では中国と紛らわしいためである[2]

組織[編集]

  • 海岸巡防署長
  • 海岸巡防副署長
  • 北部地区海巡機関
    • 北部地区巡防局
    • 第1(宜蘭)巡防区
      • 第1海岸巡防総隊
      • 岸巡第12大隊
      • 第7(蘇澳)海巡隊
      • 宜蘭査緝隊
    • 第2(北基)巡防区
      • 第2海岸巡防総隊
      • 岸巡第13大隊
      • 岸巡第21大隊
      • 第1(基隆)海巡隊
      • 第16(澳底) 海巡隊
      • 北部機動海巡隊
      • 基隆査緝隊
      • 台北査緝隊
    • 第3(桃竹)巡防区
      • 第22岸巡大隊
      • 第23岸巡大隊
      • 第24岸巡大隊 
      • 第2(淡水)海巡隊
      • 第12(南寮)海巡隊
      • 桃園査緝隊
      • 新竹査緝隊
    • 第11(馬祖)巡防区
      • 岸巡第10大隊
      • 第10(馬祖)海巡隊
      • 連江査緝隊
      • 第11海巡隊
  • 中部地区海巡機関
    • 中部地区巡防局
    • 第4(中彰)巡防区
      • 第3岸巡総隊
      • 第32岸巡大隊
      • 第41岸巡大隊
      • 中部機動海巡隊
      • 台中査緝隊
      • 彰化査緝隊
    • 第5(雲嘉)巡防区
      • 第4岸巡総隊
      • 第42岸巡大隊
      • 第13海巡隊
      • 雲林査緝隊
      • 嘉義査緝隊
    • 第12(金門)巡防区
      • 第9岸巡総隊
      • 第9海巡隊
      • 金門査緝隊
      • 訓練大隊
      • 第三海巡隊
  • 南部地区海巡機関
    • 南部地区巡防局
      • 第6(台南)巡防区
      • 第51岸巡大隊
      • 第52岸巡大隊
      • 南部機動海巡隊
      • 第4海巡隊
      • 台南県査緝隊
      • 台南市査緝隊
    • 第7(高雄)巡防区
      • 第5岸巡総隊
      • 第6岸巡総隊
      • 第5海巡隊
      • 高雄県査緝隊
      • 高雄市査緝隊
    • 第8(屏東)巡防区
      • 第62岸巡大隊
      • 第63岸巡大隊
      • 第14海巡隊
      • 屏東査緝隊
    • 第13(澎湖)巡防区
      • 第7岸巡総隊
      • 第72岸巡大隊
      • 澎湖査緝隊
      • 訓練大隊
      • 第8海巡隊
  • 海洋巡防総局直属艦隊
  • 東沙指揮部
  • 南沙指揮部
  • 東部地区海巡機関
    • 東部地区巡防局
    • 第9(花蓮)巡防区
      • 第82岸巡大隊
      • 第83岸巡大隊
      • 東部機動海巡隊
      • 第6海巡隊
      • 花蓮査緝隊
    • 第10(台東)巡防区
      • 第81岸巡大隊
      • 第15海巡隊
      • 台東査緝隊

装備[編集]

巡防救難艦[編集]

巡防救難艦とは、100トン以上の巡視船です。海上保安庁のPLH、PL、PM、PS型に相当する。

巡視船100トン以上
クラス 満載排水量 船名 番号 メーカー 入役年 退役年
1,800トン級  1,823トン  和星 CG101 中国造船 
(現 台湾国際造船、下同)
1992
偉星 CG102 1992
800トン級  917トン 謀星 CG105 Wilton-Fijenoord 1988
福星 CG106 1988
500トン級(寶星) 694トン 寶星 CG107 中国造船 1980 2008
欽星 CG108 1985 2010
500トン級(德星) 701トン 德星 CG109 臼杵造船所 1977 2014
300トン級  264トン 潯星 CG110 中国造船 1986 2005
500トン級(台北) 742トン  台北 CG116 中信造船グループ 2001
600トン級  827トン 台中 CG117 慶富造船 2001
基隆 CG118 2001
花蓮 CG119 2001
澎湖 CG120 2001
500トン級(南投) 742トン 南投 CG122 中信造船グループ 2005
500トン級(金門) 688トン  金門 CG123 中信造船グループ 2008
連江 CG125 2008
2,000トン級 2,105トン 台南 CG126 中信造船グループ 2011
2,077トン 新北 CG127 台湾国際造船 2013
3,000トン級  3,719トン 宜蘭 CG128 高鼎ヨット 2015
高雄 CG129 2015
1,000トン級 1,899トン 苗栗 CG131 高鼎ヨット 2015
桃園 CG132 2015
台東 CG133 2016
屏東 CG135 2016
800トン級  1,127トン 巡護一号 H.H. No.1 聯合造船(台湾) 1992
400トン級  839トン 巡護二号 H.H. No.2 中信造船グループ 1992 2013
巡護三号 H.H. No.3 1992 2013
100トン級  140トン 巡護五号 H.H. No.5 豐國造船 1992 2014
300トン級  228トン 巡護六号 H.H. No.6 豐國造船 1992
1,000トン級  1,915トン 巡護七号 H.H. No.7 中信造船グループ 2011
巡護八号 H.H. No.8 2013
巡護九号 H.H. No.9 2013

巡防艇[編集]

巡防艇とは、100トン未満の巡視艇です。海上保安庁のPC、CL型に相当する。

  • 100トン級 第1世代 第1型------8隻 / 満載103トン
  • 100トン級 第1世代 第2型------10隻 / 満載103トン
  • 100トン級 第2世代-----------3隻 / 満載118トン
  • 100トン級 第3世代 第1型------3隻 / 満載95トン
  • 100トン級 第3世代 第2型------14隻(予定35隻) / 満載95トン
  • 60トン級--------------------5隻 / 満載68トン
  • 55トン級--------------------10隻 / 満載82トン
  • 50トン級 第1世代 第1型-------13隻 / 満載56トン
  • 50トン級 第1世代 第2型-------14隻 / 満載76トン
  • 50トン級 第2世代------------9隻 / 満載56トン
  • 35トン級 第1世代------------28隻 / 満載29トン
  • 35トン級 第2世代------------24隻 / 満載33トン
  • 30トン級--------------------13隻 / 満載29トン
  • 20トン級--------------------45隻 / 満載21トン

(100トン未満の巡視船の番号は、「PP-[トン数][シリアルナンバー]」。例えば、PP-10001は100トン級第1世代第1型の第1番船。ただし、中国語の「4」は「死」の同音異字のため、欠番の場合もあります。)

モーターボード[編集]

  • CP-1001形------------------11隻
  • SF-801形-------------------6隻
  • PP-601形-------------------9隻
  • PP-201形-------------------30隻 (全数退役)

特殊船艇[編集]

  • 除汙船
    • ORB-01 (退役)
    • ORB-02
    • ORB-03
    • ORB-05
  • 特殊救難艇
    • RB-01
    • RB-02
    • RB-03

航空機[編集]

武器[編集]

機関砲:
機関銃:
自動小銃:
拳銃:

(「T-」は台湾軍聯合後勤司令部--台湾の主要武器メーカー--の公式代号)

歴代海岸巡防署長[編集]

姓名 着任日 退任日
姚高橋 2000年1月28日 2000年5月21日
王郡 2000年5月21日 2004年5月20日
許恵祐 2004年5月20日 2006年1月25日
王進旺 2006年1月25日 2014年12月7日
王崇儀 2014年12月8日 2016年5月19日
李仲威 2016年5月20日

脚注[編集]

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  1. ^ 台湾では、日本語で「沿岸警備隊」、英語で”coast guard”と表記する組織を「海岸警衛隊」若しくは「海岸警備隊」と表記する。
  2. ^ 似た事例として、日本の海上保安庁が所属船舶に”Japan Coast Guard”というロゴを入れるようになった事が挙げられる。海上保安庁の英称は2000年まで”Maritime Safety Agency of Japan”であったが、所属船にこれを船体標記した例は無く、また”Japan Coast Guard”の英称変更後も日本語の名称はそのままである

関連項目[編集]

外部リンク[編集]