中興化成工業
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種類 | 株式会社 |
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略称 | CCI |
本社所在地 |
日本 〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目11番7号 ATT新館10階 |
設立 | 1963年(昭和38年)3月29日 |
業種 | 非鉄金属 |
法人番号 | 8010401017733 |
事業内容 | フッ素樹脂製品、環境配慮型プラスチック製品の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 庄野直之 |
売上高 | 142億円(2023年度・単体) |
経常利益 | 21億円(2023年度・単体) |
従業員数 |
512人(グループ計) 458人(単独) |
決算期 | 3月 |
外部リンク | https://www.chukoh.co.jp/ |
特記事項:福岡本部:福岡県福岡市中央区大手門1-1-12 大手門パインビル5階 |
中興化成工業株式会社(ちゅうこうかせいこうぎょう、英: Chukoh Chemical Industries, Ltd.)は、東京都港区に本社を置く、フッ素樹脂を主とした機能性樹脂加工製品の製造・販売を行う企業。 ガラスクロス、アラミドクロスへのフッ素樹脂含浸焼成ファブリック、粘着テープ、チューブ、成形加工品、多孔質製品といった数多くのフッ素樹脂を製品群を展開している。 特に建築用恒久屋根膜材については東京ドーム、北京オリンピック北京国家体育場、2010年FIFAワールドカップFNBスタジアム等世界各地の膜構造物で採用された世界的トップメーカー[1]。2014年にグッドカンパニー大賞グランプリ受賞。2020年度に経済産業省認定グローバルニッチトップ企業100選に選出されている。
会社概要
[編集]1963年に九州の炭鉱会社中興鉱業[2]が米国ダッジファイバーズ社から技術導入し設立した日本初のフッ素樹脂専門加工メーカー。
半導体、自動車、化学、プラント、食品、包装、通信、建築、宇宙など、幅広い産業分野のフッ素樹脂製品を製造。
1985年から環境配慮型プラスチック製品(ブランド名:アミティ[3])の開発と製造も行う。生ゴミ用のコンポストバッグ[4]は全国50以上の自治体で採用。
2014年にグッドカンパニー大賞グランプリ受賞。
2017年にThe Chemours Company FC,LLC とTeflon™️商標の使用許諾契約を締結。
2020年に経済産業省認定2020年版グローバルニッチトップ企業100選、地域未来牽引企業に選定。
日本経済団体連合会(経団連)、九州経済連合会、日本弗素樹脂工業会[5]、日本膜構造協会[6]などに加入。
主要製品
[編集]- ふっ素樹脂製品
- ファブリック(フッ素樹脂含浸クロス)
- 粘着テープ
- ベルト
- 銅張積層板
- 建築用屋根膜材
- チューブ・ホース
- 一体成形槽
- 射出成形品
- ライニング
- 加工用素材(フィルム・シート・ロッド・パイプ)
- 多孔質製品
- その他高機能樹脂製品
- ポリイミド樹脂製品(フィルム、粘着テープ他)
- PEEK樹脂製品(粘着テープ、成形品他)
- シリコーン樹脂(粘着テープ他)
- 超高分子量ポリエチレン樹脂(粘着テープ他)
- ポリエステル樹脂(粘着テープ他)
- 環境配慮型プラスチック製品(生分解性プラスチック、バイオマスプラスチック)
- ストレッチフィルム
- コンポストバッグ
- ショッピングバッグ
- 土のう
- 育苗ポット
- 水切ネット
- 鉄筋カバー
事業所
[編集]- 本社:東京
- 支店:東京、名古屋、大阪、福岡
- 工場:松浦(長崎)、宇都宮(栃木)
海外拠点
[編集]- 営業拠点:中興化成貿易(上海)有限公司 / 中興化成(タイランド)株式会社
- 生産拠点:中興化成氟塑制品(常熟)有限公司
沿革
[編集]- 1963年(昭和38年) 日本ダッジファイバーズ株式会社 設立
- 1964年(昭和39年)
- 松浦工場 完成
- 東京営業所 開設
- 大阪出張所 開設
- 1965年(昭和40年) 名古屋出張所 開設
- 1966年(昭和41年)
- 戸塚工場 完成
- 福岡出張所 開設
- 1974年(昭和49年) 横浜出張所 開設
- 1977年(昭和52年) 中興化成工業株式会社に社名変更
- 1978年(昭和53年) 株式会社 協立化工業に出資、グループ会社とする
- 1983年(昭和58年) 戸塚工場を横浜工場に改称
- 1985年(昭和59年) 生分解性プラスチックの商品開発 開始
- 1989年(平成10年) 宇都宮工場 完成
- 2004年(平成16年) SC(スペシャリティコーティング)本部 新設
- 2005年(昭和17年) 上海に中国駐在事務所 開設
- 2007年(昭和19年) 自動車用エアバッグのコーティング専用工場 完成
- 2008年(平成20年) 中興メンブレイン株式会 設立
- 2009年(平成21年) 中興ベルト株式会 設立
- 2010年(平成22年) 粘着テープ専用工場(F4松浦工場) 竣工
- 2011年(平成23年)
- 北関東営業所 開設
- 現地法人 中興化成貿易(上海)有限公司 設立
- 現地法人 中興化成氟塑制品(常熟)有限公司 設立
- バンコク駐在事務所 開設
- 2012年(平成24年) 中興サポート株式会社 設立
- 2013年(平成25年) 合弁会社 中興晟溢科技有限公司 設立
- 2014年(平成26年)
- 現地法人 中興化成(タイランド)株式会社 設立
- 第48回グッドカンパニー大賞グランプリを受賞
- 2015年(平成27年) 平成27年度ふるさと企業大賞(総務大臣賞)受賞
- 2017年(平成29年) The Chemours Company FC,LLC とTeflon™️商標の使用許諾契約を締結
- 2018年(平成30年) F1松浦工場 完成
- 2020年(令和2年)
- ハタラクエール2020 福利厚生推進法人企業に認定[7]
- 経済産業省認定2020年版グローバルニッチトップ企業100選に選定[8]
- グッドデザイン賞に高透光膜材料が受賞。「私の選んだ一品」にも選出。[9][10]
- 地域未来牽引企業に選定[11]
- 令和2年度地方発明表彰 長崎県発明協会理事長賞受賞(建築用膜材への印刷方法)[12]
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 発明大賞 発明奨励賞受賞(高透光高強度ふっ素樹脂製膜材料)
- ものづくり日本大賞 九州経済産業局長賞受賞(高透光高強度ふっ素樹脂膜材料)
- 2023年(令和4年)
- F1松浦工場の敷地内に新工場のF1 EAST WING 1 を竣工
グループ会社
[編集]- 中興ベルト株式会社
- 中興化成貿易(上海)有限公司
- 中興化成(タイランド)株式会社
- 中興化成氟塑制品(常熟)有限公司
- 株式会社 協立化工業
脚注
[編集]- ^ “元気なモノ作り中小企業300社「中興化成工業株式会社」”. 中小機構J-Net21. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “平成26年度表彰企業のご紹介”. 公益社団法人中小企業研究センター. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “グリーンプラマーク取得製品リスト”. 日本バイオプラスチック協会. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “アミティー コンポストバッグ”. 一般社団法人日本有機資源協会. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “会員情報”. 日本弗素樹脂工業会. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “会員名簿”. 日本膜構造協会. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “2020年「ハタラクエール」受賞法人が決定”. 福利厚生表彰・認証制度実行委員会. 2020年6月8日閲覧。
- ^ “2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」を選定しました”. 経済産業省. 2020年6月30日閲覧。
- ^ “受賞対象一覧”. 益財団法人日本デザイン振興会 (2020年). 2020年12月17日閲覧。
- ^ “私の選んだ一品 - 2020年度グッドデザイン賞審査委員セレクション を開催”. 益財団法人日本デザイン振興会 (2020年). 2020年12月17日閲覧。
- ^ “地域未来牽引企業に選定”. 経済産業省. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “建築用膜材への印刷方法が長崎県発明協会理事長賞を受賞”. 公益社団法人発明協会. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “第46回発明大賞 ふっ素樹脂膜材への印刷方法が発明功労賞受賞”. 公益財団法人日本発明振興協会. 2021年4月26日閲覧。