中臺瑞真

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中臺瑞真(なかだい ずいしん、1912年8月8日 - 2002年4月23日)は日本の木工芸家。重要無形文化財「木工芸」の保持者に認定(いわゆる人間国宝)。木工芸の人間国宝としては大野昭和斎とともに3番目の認定者(1984年認定)である[1]

概要[編集]

千葉県出身。祖父が大工だったことが木工芸に進むきっかけとなった。14歳で竹内不山に師事、茶の湯指物を修業するが、作品には刳物が多い。刳物は素材を手彫りで削って窪みを作り、主に容器などに造形する。桐材を好む。[2]

経歴[編集]

  • 1912年 千葉県千葉市検見川生まれ
  • 1962年 第9回日本伝統工芸展入選
  • 1980年 日本工芸会木竹工部会長
  • 1983年 勲4等瑞宝章
  • 1984年 重要無形文化財「木工芸」保持者に認定

脚注[編集]

  1. ^ 『人間国宝事典』234頁。
  2. ^ 『人間国宝事典』236頁。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]