中村登流

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中村 登流(なかむら のぼる[1]1931年3月7日 - 2007年11月19日)は、日本鳥類学者、上越教育大学名誉教授

略歴・人物[編集]

長野県松本市生まれ。長野県松本深志高等学校を経て、1953年信州大学教育学部を卒業。長野県内で中学校教員として勤務したのち、1963年に信州大学医学部助手。その後、教育学部助教授として教育学部附属志賀自然教育研究施設に勤務。1971年、「エナガ個体群行動圏構造」で京都大学より理学博士の学位を取得。1968年、日本野鳥学会賞受賞。1982年、信州大学退官、1983年上越教育大学教授、上越教育大学附属中学校校長など。1996年、定年退官、名誉教授、山階芳麿賞受賞[2]日本野鳥の会、日本野鳥学会、日本生態学会会員。子供向けの鳥の本を多く書いた。

著書[編集]

  • 鳥のいるけしき 自然を見つめる目 大日本図書 1972 (子ども科学図書館)
  • 森のひびき わたしと小鳥との対話 大日本図書 1972 (大日本ジュニア・ブックス ノンフィクション)
  • 鳥の社会 思索社 1976
  • 鳥のすづくり 小学館 1976.10 (小さな科学者シリーズ)
  • 鳥はとぶ 小学館 1976 (小さな科学者シリーズ)
  • 野鳥ガイド 村里へ高原へ山頂へ水辺へ 光文社 1977.3 (カッパ・ホームス) のち文庫
  • 検索入門野鳥の図鑑 陸の鳥 1-2 保育社 1986.4
  • 検索入門野鳥の図鑑 水の鳥 1-2 保育社 1986
  • 鳥さんとんで 新日本出版社 1987.2 (新日本動物植物えほん)
  • 森と鳥と 信濃毎日新聞社 1988.6 (信州の自然誌)
  • エナガの群れ社会 信濃毎日新聞社 1991.7 (信州の自然誌)

共著編[編集]

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  1. ^ 英文論文では名をToruと記していた。中村雅彦 (2008年2月1日). “中村登流博士の略歴”. 日本鳥学会広報委員会. 2011年7月11日閲覧。
  2. ^ 中村雅彦 (2008年2月1日). “中村登流博士の略歴”. 日本鳥学会広報委員会. 2011年7月11日閲覧。

参考[編集]