中尾武彦

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中尾 武彦(なかお たけひこ、1956年 - )は、日本の大蔵財務官僚、アジア開発銀行総裁、前財務官

来歴[編集]

兵庫県出身。1974年大阪教育大学附属池田高校卒業。1978年東京大学経済学部卒業1982年 - カリフォルニア大学バークレー校ビジネススクール修士課程修了。MBA

職歴[編集]

教歴[編集]

  • 2002年度前期 横浜国立大学大学院国際社会学研究科非常勤講師(財政学)
  • 2010年度前期、2011年度前期 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部客員教授(国際金融論)

人物[編集]

  • 国際通貨基金にて3年間、在米日本大使館にて2年間の勤務経験があり、財務省の中でアメリカに精通するスペシャリストとみられている[要出典]
  • 国際局長時代の2010年9月15日(介入額2兆1249億円)、2011年3月18日(6925億円)、財務官時代の2011年8月4日(4兆5129億円)、10月31日から11月4日(9兆916億円)に円売りドル買いの為替介入を指揮した。特に、2011年10月31日の介入は、円が75円32銭という戦後最高値を付けた直後に行われ、大規模で数日間にわたるものであった(介入額は財務省公表資料)。
  • 「深夜まで残業するのが当然と考えるべきではない」が持論。財務省の中で仕事と生活のバランスを改善したいと考えており、自身も週末には家族のために料理をする事を目標としている[要出典]
  • 浜田宏一の門下生[1]

発言[編集]

  • 2011年8月19日に行われた米ウォール・ストリート・ジャーナル紙とのインタビューにおいて、為替市場について「われわれには頻繁に介入する計画はない。介入を日常的手段として用いない」と発言した[2]

著書・論文[編集]

  • 国際租税制度概観(1989年租税研究協会)
  • グローバル化と財政(石弘光編)(1990年有斐閣)
  • ヘッジファンドと国際金融市場(1999年7月ファイナンス誌)
  • 日本の1990年代における財政政策の経験(2002年4月財務総合政策研究所) 
  • 我が国のODAと国際的な援助潮流(2005年1月、3月ファイナンス誌)
  • アメリカの経済政策―強さは持続できるのか (2008年 中公新書)
  • 国際通貨システム改革を巡る諸問題についての考え方(2010年3月国際通貨研究所)
  • グローバル金融危機への国際的対応(2010年7月フィナンシャル・レビュー誌)
  • 国際金融の諸問題と我が国の対応(2013年3月国際通貨研究所)
  • 途上国発展に8条件(2015年1月16日日本経済新聞経済教室)
  • アジアにおけるADBの新戦略-インフラ整備を質と量で助ける(2016年9月国際開発ジャーナル誌)

脚注[編集]

  1. ^ 経済の死角 全国民必読 安倍を操る「財務省7人のワル」をご存じか 消費税増税のウラで高笑い現代ビジネス 2014年4月30日
  2. ^ 【インタビュー】円は経済ファンダメンタルズ反映していない=中尾財務官WSJ日本版 2011年8月20日
先代:
玉木林太郎
財務省国際局長
2009年 - 2011年
次代:
木下康司