中城高原ホテル

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中城高原ホテルの建物

中城高原ホテル(なかぐすくこうげんホテル)は沖縄県中頭郡中城村中城城跡公園内に開業予定だったホテル

概要[編集]

中城城跡は、1955年(昭和30年)に琉球政府文化財保護委員会(以下、委員会)により重要文化財として史跡・名勝の指定を受けたが、その後、中城城跡の管理、運営を行っていた中城公園組合(以下、組合)が、観光客誘致のために「中城高原ホテル」建設を決めた。

当初計画の建設地は城の本丸(中城城では一の郭にあたる)だったが、これにより前述の文化財指定が取り消される可能性があった。この問題に対し、組合側はホテル建設による文化財指定解除の申請も辞さない態度を取り、一方の委員会側も「文化財毀損における刑罰」と組合側との対立の姿勢を見せた。この問題は政治問題化し、県民の世論を沸かせたが、最終的にはホテル建設を本丸から城壁外の高台に建設場所を変更することで決着した。

その後、沖縄海洋博の開催が決定した1970年代前半に建設が開始され、同博覧会開催の1975年(昭和50年)7月20日開業を予定していたが、博覧会の開催直前に建設をしていた企業が倒産し、また、沖縄本土復帰に伴い、アクセス道路が文化財保護区域に指定されたことから、建設途中のまま工事が中断し40年以上放置されたまま廃墟と化しており、老朽化しているため立ち入り禁止になっている。

当時珍しかったウォータースライダー付き遊泳プールや土産品店、レストランも設けられる予定だった。

民間の所有物ではあるが、解体には文化財調査や希少動物の保護対策を要する見通しであることから沖縄県が解体することとなり、2019年5月に解体作業を開始、2020年3月までに解体することとなっている。解体後は県営中城公園の一角として整備される予定となっている[1]。なお、一部の報道では「数ヶ月間だけ営業していた」とする記事もある[2][3]

その他[編集]

中島みゆきシングルたかが愛』(1996年)のプロモーションビデオのロケ地として使用された。

脚注[編集]

  1. ^ “世界遺産の隣に建設途中のまま40年以上…廃虚のホテル2億円かけて解体へ”. 沖縄タイムス. (2019年5月16日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/420298 2019年5月16日閲覧。 
  2. ^ 「“幽霊ホテル”と言われるよりは…」 沖縄の有名な廃虚ホテル、娘が解体を決めたワケ 沖縄タイムス 2019年5月17日閲覧。
  3. ^ 全国各地に“廃墟ホテル”800軒以上とも!? 荒れ放題で放置されるワケとは FNNプライム 2019年6月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯26度16分57.9秒 東経127度47分52.5秒 / 北緯26.282750度 東経127.797917度 / 26.282750; 127.797917