中井均

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中井 均(なかい ひとし、1955年9月18日 - )は、日本の考古学者。 専門は中・近世城館遺跡近世大名墓滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科教授[1]NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長。織豊期城郭研究会代表。大名墓研究会代表。

人物[編集]

大阪府枚方市[2]出身。龍谷大学文学部史学科卒業。(財)滋賀県文化財保護協会米原町教育委員会、米原市教育委員会、滋賀県教育委員会、長浜城歴史博物館を経て、2013年から滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科教授。小学5年生から中・近世の城跡探検をはじめ、現在は日本各地の中世・近世城郭の発掘調査・整備の委員を務める。

業績[編集]

城郭の発掘調査事例から石垣礎石建物の三要素の出現と画期がすべて安土城以降の織田豊臣政権下の「織豊系城郭」にあることを明らかにし、またこれら三要素が鉄砲の伝播の影響によるもので「互いに強い因果関係に支えられて存在すること」を指摘した[3]。これ以降、考古学的資料である石垣・瓦・礎石建物が「織豊系城郭」の特質として研究されるようになる。

略歴[編集]

  • 1979年 - 龍谷大学文学部史学科卒業
  • 2009年 - 滋賀県教育委員会文化財アドバイザー
  • 2010年 - 長浜市長浜城歴史博物館館長
  • 2011年 - 滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科准教授
  • 2013年 - 滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科教授

単著[編集]

共編著[編集]

  • 『滋賀県の歴史』(共著)、山川出版社、1997年
  • 『城郭探検倶楽部 お城の新しい見方・歩き方ガイド』(共著)、新人物往来社2003年
  • 『京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城』(共著)、文理閣2005年
  • 『近江の山城ベスト50を歩く』(編著)、サンライズ出版、2006年
  • 『静岡の山城ベスト50を歩く』(編著)、サンライズ出版、2009年
  • 『岐阜の山城ベスト50を歩く』(編著)、サンライズ出版、2010年
  • 『日本の城』(監修)、日本実業出版社、2010年
  • 『東海の城下町を歩く』(編著)、風媒社、2010年
  • 『三重の山城ベスト50を歩く』(編著)、サンライズ出版、2012年
  • 『長野の山城ベスト50を歩く』(編著)、サンライズ出版、2013年
  • 『滋賀県謎解き散歩』(編著)、中経出版、2013年
  • 『中世城館の考古学』(編著)、高志書院2014年
  • 『【図説】近畿の城郭I』(監修)、戎光祥出版、2014年
  • 『【図説】近畿の城郭II』(監修)、戎光祥出版、2015年
  • 『カメラが撮らえた古写真で見る 日本の名城』(共著)、中経出版、2015年
  • 『【図説】近畿の城郭III』(監修)、戎光祥出版、2016年
  • 『歴史家の城歩き』(共著)、高志書院、2016年

脚注[編集]

  1. ^ 研究者詳細 -中井 均- (研究者総覧) - 滋賀県立大学
  2. ^ 滋賀ガイド「素敵な人」(2016年2月1日閲覧)
  3. ^ 中井均,1990,「織豊系城郭の画期 ―礎石建物・瓦・石垣の出現―」『中世城郭研究論集』人物往来社.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]