両性界面活性剤

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両性界面活性剤(りょうせいかいめんかっせいざい、英:amphoteric surfactant)は pH によって親水基の部分がプラスに帯電したり、マイナスに帯電したりする界面活性剤

構造・用途[編集]

親水基としてカルボン酸構造(アニオン部分)や第4級アンモニウム(カチオン部分)を持つものが多い。

シャンプー・洗顔料・工業用洗剤・化粧品等に使われる。

主な両性界面活性剤[編集]

界面活性剤の一覧も参照。

R=C11H23コカミドプロピルベタインCocamidopropyl betaine)はシャンプーに配合されている。
  • スルホベタイン型 Amidopropyl Hydroxysultaine.svg
R=C11H23のコカミドプロピルヒドロキシスルタインは増泡剤としてシャンプーに配合されている。
  • アルキルベタイン型 RN+(CH3)2CH2COO-

合成[編集]

ベタイン型[編集]

ヤシ油脂肪酸(主にラウリン酸)とジメチルアミノプロピルアミンを加熱・縮合させる。

R-COOH+N(CH3)2(CH2)3NH2 → R-CONH(CH2)3N(CH3)2

生成物とクロロ酢酸ナトリウムを反応させる。

R-CONH(CH2)3N(CH3)2+ClCH2COONa → RCONH(CH2)3N+(CH3)2CH2COO-+NaCl

アルキルベタイン型[編集]

3級アルキルアミンとクロロ酢酸ナトリウムを反応させる。

RN(CH3)2+ClCH2COONa →RN+(CH3)2CH2COO-+NaCl

参考文献[編集]

  • 「界面と界面活性剤−基礎から応用まで−」(日本油化学会、2004年