世界樹の迷宮IV 伝承の巨神

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世界樹の迷宮IV 伝承の巨神
Etrian Odyssey IV: Legends of the Titan
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ニンテンドー3DS
開発元 アトラス
発売元 インデックス
欧州連合の旗NIS America
人数 1人
メディア 3DSカード
発売日 日本の旗 2012年7月5日
アメリカ合衆国の旗 2013年2月26日
欧州連合の旗 2013年8月30日
アトラス ベストコレクション
日本の旗 2015年11月5日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI12
USK:6
売上本数 155,784本[1]
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世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』(せかいじゅのめいきゅうフォー でんしょうのきょじん 英語版:Etrian Odyssey IV: Legends of the Titan)は、アトラスから2012年7月5日に発売されたニンテンドー3DSロールプレイングゲーム2013年には北米欧州市場でも発売された。

概要[編集]

世界樹の迷宮III 星海の来訪者』に続く『世界樹の迷宮』シリーズ4作目に当たる作品で、システムは従来のシリーズと同じく『ウィザードリィ』に近いスタイルの3Dダンジョン探索型RPGとなっている。

あらすじ[編集]

辺境に位置する街「タルシス」。この街を治める領主は、はるか遠くにそびえる世界樹にまつわる伝承を解き明かそうとしていた。 知らせを受けた多くの冒険者が街を訪れ、その中に君達の姿もあった。果たして世界樹の謎とは何なのか。大空を駆け巡る冒険が始まるーー。

システム[編集]

システム概要[編集]

ゲームを開始すると、プレイヤーは世界樹を望む街「タルシス」にやって来た新人冒険者としてギルドの名前を設定し、プレイヤーキャラクター達の職業・名前を自由に選択し、パーティを組んで冒険に旅立つ事になる。

今作は新たに「気球艇」によって空を巡り、大地に点在する迷宮や小迷宮を探索する要素が加わった[2]。前作に引き続きすれ違い通信によるギルドカードやキャラクター等の交換も行える。

また、今作はモンスターが3Dモデルとして立体化されているほか、ニンテンドー3DSの立体視機能を活かした3D表示にも対応している[3]

マッピング[編集]

大地[編集]

従来作のようなダンジョンのマッピングだけで無く、気球艇による大地のマッピングも可能となっている。大地には迷宮やさまざまな仕掛け、後述するF.O.E.や食材が配置されている[3]

迷宮・小迷宮[編集]

今作では大規模な迷宮に加え、大地に点在する小迷宮も探索することが可能である。それぞれの小迷宮は独特の趣向を凝らしてあり、クエストの舞台にもなっている[2]

戦闘[編集]

迷宮を探索中にエンカウントし、戦闘に突入する。古典的なコマンド選択式になっており、各キャラクターのスキル等を駆使して戦っていく。今作の特徴として、ターン数を消費せずに前衛・後衛を移動できるほか、モンスターの群れにも前衛・後衛が存在する。行動によってパーティの「バーストゲージ」が貯まっていき、これを消費することで強力な効果をもった「バーストスキル」が使用できる。

モンスター・『F.O.E.』[編集]

迷宮で遭遇する通常のモンスターの他に、F.O.E.と呼ばれる視認できるモンスターが存在する。F.O.E.は強力ではあるが、一定の行動様式を持っているので回避する事も可能になっている。モンスター・F.O.E.ともに稀少個体と呼ばれる光輝く個体がまれに出現し、この個体は通常より攻撃力が高い代わりに取得経験値が多い。また、今作は敵グラフィックが3Dポリゴンモデルになっており、状態や行動によって様々な動きを見せる。

食材[編集]

大地に点在する食材を調理することでパーティのパラメータが一時的に変化する。また、食材を利用することでF.O.E.の行動に干渉することも可能。

ギルドカード[編集]

各プレーヤーはそれぞれに、冒険者パーティの情報が記載されたギルドカードを所持している。これはすれ違い通信やQRコードによって交換しあう事が可能で、そこから大地に隠された秘宝情報や育成したキャラクターを取得できる[4]

QRコード[編集]

ニンテンドー3DSの背面に配置されているカメラを用いる事でQRコードを解読する事ができる。それによってアイテム・ギルドカード・クエストなどが受信可能になっている[5]

職業[編集]

プレイヤーは、多彩なスキル(技・術など)を持つ最大10種類の職業から最大5人のパーティを組んで迷宮を攻略していくこととなる。「世界樹の迷宮」「世界樹の迷宮II」に登場した職業も一部復活し、新しい職業も加わった。

また、ストーリーをある程度進めるとサブクラスを取得することができるようになる。メインとして就いている職業とは別の職業を一つ選び、その職業のスキルの大半も習得できるようにするシステムである。2つの職の組み合わせにより、様々な特徴を持ったキャラクターを作ることができる。

最初から選べる職業[編集]

ソードマン
前衛での攻撃に特化した戦士。剣や突剣を携え、強烈な攻撃を繰り出す。属性をまとった攻撃により後続のメンバーと連携することにも長けている。
フォートレス
優れた防御力を誇る重戦士。盾を駆使し、味方を庇う防御スキルで守りの要となる。槌を携えての攻撃スキルもなかなかの威力を誇る。
スナイパー
遠距離から攻撃することに秀でた弓の使い手。敵の部位を狙撃し封じることができるだけでなく、縦横無尽な攻撃により複数の敵との戦いにおいても活躍する。
ナイトシーカー
両手に剣を携え、敵の弱体化と、そこからの追撃を主体とした職業。影に潜みつつ多彩な状態異常攻撃を仕掛け、さらに状態異常の敵への攻撃力が増す固有スキルによって強烈なダメージを与える。
メディック
医術を駆使して味方の傷を癒す回復特化職。シリーズの恒例として、育て方次第では鈍器を振るう前衛として戦う事も可能。
ダンサー
踊りによって味方を鼓舞し、様々なプラス効果を引き出すサポート職業。華麗な剣技を扱う前衛としても、弓を携えての後衛としても扱える万能タイプの中衛職。
ルーンマスター
ルーンの働きによって術式を発動させる事ができる属性攻撃職。属性術で弱点を突くだけでなく、堅牢な敵を相手にする際には大いに活躍する。

条件を満たすと選べる職業[編集]

ミスティック
森に生きる種族が編み出した、特殊な方陣を操る職業。方陣を張り巡らすことによって敵を弱体化させるだけでなく、回復や攻撃にも応用できる。
モノノフ
洞窟に暮らす亜人の武士。生命力や精神力を代償にした状態となり放つ刀や棍棒による強烈な攻撃は、前衛職業の中でもトップクラスの威力を誇る。
インペリアル
古の技術を用いた巨大な砲剣を扱う騎士。ドライブスキルによる強烈な一撃が魅力だが、武器のオーバーヒートを計算に入れた運用が求められるピーキーな一面も。

周回プレイ[編集]

前作に引き続き周回プレイが導入されている。

登場人物[編集]

宿屋のおかみ/セフリムの宿
宿屋を営む朗らかな女性。時々得体の知れない一面を見せることも。新天地の素材もすぐに調理してしまう腕も相当なもの。
工房の娘/ベルンド工房
工房で働く鍛冶見習い。小柄な体にハンマーを抱えた姿にはファンも多いという。ただし親方は表に出てくることは無いため実質彼女が看板となっている。
女店主/踊る孔雀亭
酒場を切り盛りする女主人。冒険者へのクエストも管理する。
ギルド長/冒険者ギルド
ガタイのいい壮年のギルド長。自他の鍛錬を何よりも好む。
港長/カーゴ交易場
若いながらも港をまとめあげる技術士の青年。気球の整備には誰よりも詳しい。
辺境伯/マルク統治院
タルシスを統治する貴族であり、冒険者達に世界樹の謎を解き明かす知らせを発令した当事者。腕に抱えている愛犬の名はマルゲリータ。ちなみに「辺境伯」は実在する称号。
ワールウィンド
飄々とした風体の冒険者。先々でプレーヤーの前に現れては手助けをしてくれる。噂では10年前のある日、突然街に現れたというが…。
キルヨネン
大地を探索する冒険者の一人。
泣き黒子と中性的な顔つきが特徴のフォートレス[6]で、青い帆の気球艇を使っている。
ウィラフ
大地を探索する冒険者の一人。
どこか南国育ち風の女性ダンサーで、赤い帆の気球艇を使っている。
兄弟が数名いるようである。
巫女
森の種族が崇める巫女。世界樹に関連した特別な力を持っているらしい。
今回の本編のキーパーソンの一人。本名は後にウーファンの言葉より判明する。
ウーファン
森の種族「ウロビト」の術師。長いあいだ巫女に付き添い、守護してきた。
生真面目だがメンタル面は意外に脆く、心を簡単に惑わされて
自分の考えに疑問を持ち始めることもある。
キバガミ
洞窟に暮らす種族「イクサビト」の酋長。奇病に冒された部族の者を甲斐甲斐しく看取っている。
豪快な外見に見合わず、近道の隠し通路を通って先に進もうとしても
それを予測してその先で待っているなど、意外と抜け目が無い人物。
フォウ=デ=ロシェ
通称ふぉーちゃん。本作のプロモーションサイト「星巡りのフォウ ふぉーちゃんの旅日誌」にて世界を駆け回っている。同サイトで配布しているQRクエストにも登場する。

= ボス[編集]

獣王ベルゼルケル
ホロウクイーン
キバガミ
ホムラミズチ
ローゲル
揺籃の守護者
翠翼の呪皇
楽園への導き手
悪食の妖蛆
歪みし豊穣の神樹
偉大なる赤竜
氷嵐の支配者
雷鳴と共に現る者
冥闇に堕した者

スタッフ[編集]

ドラマCD[編集]

2013年7月24日発売。サブタイトルは『囚われの巫女と三姉弟』。

登場人物(ドラマCD)[編集]

キリカ・ヴァラディ(ソードマン)
- 仙台エリ
主人公。ヴァラディ三姉弟の次女。
ルーク・ヴァラディ(メディック)
声 - 市来光弘
ヴァラディ三姉弟の末弟。
エレノア・ヴァラディ(ナイトシーカー)
声 - 小松未可子
ヴァラディ三姉弟の長女。
キバガミ
声 - 三宅健太
ウーファン
声 - 五十嵐裕美
ワールウィンド
声 - 津田健次郎
辺境伯
声 - 蓮岳大
シウアン(巫女)
声 - 岩崎みゆき
セフリムの宿の女将
声 - 河合紗希子
ベルンド工房の娘
声 - 菅あやか
カーゴ交易場の男
声 - 堀龍也
長老
声 - 蓮岳大
ウロビトの男
声 - 山口正秀
ラット(スナイパー)
声 - 松尾大亮
ミール(ソードマン)
声 - 河合紗希子

関連商品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『2014ゲーム産業白書』 メディアクリエイト、2014年 (2013年12月29日までの売上本数)
  2. ^ a b “アトラス、3DS「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」 冒険の拠点となる街と2種類の迷宮を紹介”. GAME Watch (Impress Watch). (2012年3月8日). http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120330_522834.html 2012年7月26日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f “『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』人気シリーズ最新作の魅力を紹介”. ファミ通.com (エンターブレイン). (2012年3月8日). http://www.famitsu.com/news/201203/08011084.html 2012年7月26日閲覧。 
  4. ^ 第18回:『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』 5. “お客さん”として”. 社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター 篇. 任天堂 (2012年6月12日). 2012年7月26日閲覧。
  5. ^ “アトラス、3DS「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」 GAME Watch独占配信「QRクエスト」を公開! 「急募! 川向いの狙撃手」”. GAME Watch (Impress Watch). (2012年7月18日). http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120718_547344.html 2012年7月26日閲覧。 
  6. ^ 男性説と女性説が囁かれているが、ステータス等のイラストは女性フォートレスになっている為、恐らくは女性。

外部リンク[編集]