下灘駅
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「灘」の文字は公式の表記「 |
| 下灘駅 | |
|---|---|
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駅舎 | |
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しもなだ Shimonada | |
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◄S08 伊予上灘 (5.3km) (2.6km) 串 S10► | |
| 所在地 | 愛媛県伊予市双海町大久保 |
| 駅番号 | ○S09 |
| 所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
| 所属路線 | ■予讃線(愛ある伊予灘線) |
| キロ程 | 222.4km(高松起点) |
| 電報略号 | シモ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面1線 |
| 乗降人員 -統計年度- |
72人/日 -2016年- |
| 開業年月日 | 1935年(昭和10年)6月9日 |
| 備考 | 無人駅 |
下灘駅(しもなだえき)は、愛媛県伊予市双海町大久保にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線(愛ある伊予灘線)の駅である。駅番号はS09。標高11 m[1]。観光列車・伊予灘ものがたりが運転停車する。
ホームから広い海(伊予灘)を眺めることができ、駅周辺は鉄道写真の撮影名所の一つとして鉄道ファンの間に知られている。海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまでは[1]、ホームの下にすぐ波が打ち寄せるほど線路と海岸が近接した「日本一海に近い駅」だった。
目次
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。元は島式ホーム1面2線だったが、向井原 - 内子間の新線開業後に駅舎側の1線を撤去して現在のようになった。かつて終着駅であったため、構内は比較的広く、側線もある。
開業当初からの木造駅舎が改装されながら残っている。駅舎内部には待合所の他、今は使われていない出札口などがある。
簡易委託駅だが[1]、出札業務の受託を行っていた駅前のたばこ店が休業したため、事実上の駅員無配置駅となっている。
下灘駅記念乗車券を発売することとなり、下灘駅の駅舎内部に臨時販売所を、2019年7月20日から9月30日まで設置している。[2]
駅周辺[編集]
駅は下灘の集落から1キロメートルほど東にある。駅から国道沿いに西へ行くと海を埋め立てて造った港があり、周辺は役所の支所や郵便局、小学校などがあり、賑やかである。そこからさらに豊田川上流の方へ行くと中学校がある。
- 伊予市役所 下灘支所
- 愛媛県警察伊予警察署 下灘駐在所
- 下灘郵便局
- 伊予市立下灘小学校
- 旧伊予市立下灘中学校校舎 - 2010年、伊予市立上灘中学校と統合し伊予市立双海中学校となって閉校。
- 富岡川
- 豊田川
- 国道378号
利用状況[編集]
- 1日平均の乗降人員は72人である(2016年度) 。
下灘駅の利用状況の変遷を下表に示す[3]。
- 輸送実績(乗降人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す[3]。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
| 年 度 | 当駅分輸送実績(乗降人員):人/年度 | |||
|---|---|---|---|---|
| 定期 | 定期外 | 合 計 | ||
| 2005年度(平成17年度) | 42,340 | 8,760 | 51,100 | |
| 2006年度(平成18年度) | 36,500 | 7,300 | 43,800 | |
| 2007年度(平成19年度) | 37,332 | 8,052 | 45,384 | |
| 2008年度(平成20年度) | 33,580 | 8,030 | 41,610 | |
| 2009年度(平成21年度) | 32,850 | 7,300 | 40,150 | |
| 2010年度 (平成22年度) | 32,850 | 13,140 | 45,990 | |
| 2011年度 (平成23年度) | 27,084 | 9,516 | 36,600 | |
| 2012年度 (平成24年度) | 22,692 | 7,320 | 30,012 | |
| 2013年度 (平成25年度) | 22,630 | 5,110 | 27,740 | |
| 2014年度 (平成26年度) | 18,250 | 4,380 | 22,630 | |
| 2015年度 (平成27年度) | 18,250 | 5,110 | 23,360 | |
| 2016年度 (平成28年度) | 19,032 | 6,588 | 25,620 | |
ロケの舞台としての下灘駅[編集]
- 青春18きっぷのポスターに3度採用されている[4]。
- ポスターの写真撮影の際に駅名標をひっくり返し、撮影後に元に戻したが、ポスター通りの風景を求める旅行者の声によって裏表共に駅名標が書かれたものを使用するようになった。
- 前述のとおり窓口業務を行っていないため、青春18きっぷを購入することはできない。
- 映画『よさこい旅行』(1969年、瀬川昌治監督)では、フランキー堺演じる主人公が勤務する架空の「土佐大原駅」として使用された。
- 映画『男はつらいよ』シリーズの第19作『寅次郎と殿様』の冒頭シーンのロケに使われた。渥美清扮する車寅次郎がベンチで眠り、駅員の「列車がきますよ」という声に起こされる、という設定だった。
- 財津和夫出演のロッテガムのテレビCMに登場した。[いつ?]
- 2006年7月3日に放送されたテレビドラマ『HERO 特別篇』で、主人公・久利生公平(木村拓哉)が任地(山口県の設定)を離れるシーンに当駅がロケで使われた。
- 2007年8月8日のザ・ベストハウス123で「一度は降りてみたい!日本の美しい無人駅BEST3」として紹介された。順位は2位で、選者は横見浩彦。なお、同ランキングの1位は飯田線の「小和田駅」であった。
- 2009年1月1日のNHK総合「鶴瓶の家族に乾杯お正月スペシャル」では、2008年11月17日に愛媛県伊予市を訪れた笑福亭鶴瓶とゲストの古田敦也のロケ開始待ち合わせ場所として登場した。この際、地元住民が鶴瓶らに対し、当駅がHERO特別編のロケに使われたことを紹介した。
- 2010年8月 - 9月発売の鈴木愛理(℃-ute)の写真集「登校日」とDVD「夏休み」のロケに使われた。
- 2016年10月21日放送のNHK総合「ドキュメント72時間『四国 海だけの小さな駅で』」において、当駅を舞台に撮影が行われた[5]。
- 2017年5月19日に放送されたテレビドラマ『リバース』で、主人公・深瀬和久(藤原竜也)と友人の浅見康介(玉森裕太)が、何らかの事件に巻き込まれ死亡した友人の広沢由樹(小池徹平)の過去を知るために広沢の故郷の愛媛を訪れる場面で、当駅がロケに使われた。
イベント[編集]
- 駅のホームを舞台代わりに利用した音楽イベント「夕焼けプラットホームコンサート」が毎年9月の第1土曜日に開催されている。「内山線」(内子経由の新線)開通の1986年(昭和61年)に始まり、駅の利用が少なくなればやがて廃線にされるのではないかとの危機感から、旧双海町産業課の若松進一(当時。現観光カリスマ)らの手によって実現にこぎ付けたものである。
歴史[編集]
当駅は1935年(昭和10年)6月9日に国鉄予讃本線が伊予上灘駅から当駅まで一駅分だけ延伸したのと同時に下灘駅として開業した。当初は終着駅であったが、開業のおよそ4ヶ月後の10月6日には当駅から伊予長浜駅までが開通したため、終着駅ではなくなった。
1986年(昭和61年)3月3日には向井原 - 内子間の新線開通により向井原から伊予長浜を経て伊予大洲に至る線路が幹線としての役割を喪失したため、当駅においても優等列車が通ることはなくなった。
その後、当駅は1987年(昭和62年)4月1日の国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。なお、予讃本線は1988年(昭和63年)6月1日に予讃線に改称となった。
年表[編集]
- 1935年(昭和10年)6月9日 - 開業。
- 1935年(昭和10年)10月6日 - 当駅から伊予長浜駅までが開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により四国旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)6月1日 - 予讃本線が予讃線に改称となる。
- 2012年(平成24年)2月 - 駅舎扁額が木目調のものに取り換えられる。
- 2014年(平成26年)3月15日 - 予讃線伊予市 - 伊予長浜 - 伊予大洲間の愛称が愛ある伊予灘線となる。
ギャラリー[編集]
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c 『全国鉄道事情大研究 四国篇』76頁。
- ^ 「下灘駅記念乗車券」のデザイン及び下灘駅での販売計画について - JR四国
- ^ a b “伊予市内のJR駅利用状況”. 伊予市. 2019年3月12日閲覧。
- ^ “JR下灘駅 | 観光スポット一覧”. 伊予市. 2015年8月24日閲覧。
- ^ NHK-ドキュメント72時間-2016年バックナンバー
参考文献[編集]
- 川島令三『全国鉄道事情大研究 四国篇』草思社、2007年8月17日、46-102頁。ISBN 978-4-7942-1615-1。