上行寺東遺跡

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上行寺東遺跡(じょうぎょうじひがしいせき)は、神奈川県横浜市金沢区六浦にある中世の遺跡。現在洲崎町にある龍華寺の前身で、源頼朝が文治年間(1185 - 1190年)に六浦山中に創建した浄願寺の跡であるという説が有力となっている[要出典]

1984年にマンション建設の事前調査において発見された。当該地はかつて鎌倉の外港的役目を果たしていた六浦湊を望む凝灰石の岩山にあり、やぐらと呼ばれる中世期独特の横穴式墳墓群と、頂上部には阿弥陀如来とみられる石窟仏を納めたやぐらと寺院跡とみられる遺構が発見された。しかし、遺跡について書かれた文献が存在しないことなどを理由として、歴史学者や市民団体の反対に関わらず建設工事が強行され、遺跡は破壊されてマンションが建設された。この際、文化財保存条例の存在がないことを理由に積極的に動かなかった横浜市の対応にも批判が集まった。現在では遺跡上段部の一部分が強化樹脂製のレプリカとして隣接地に復元され公開されている。

参考文献[編集]

  • 千々和到「上行寺東遺跡」『日本史大事典 3』平凡社、1993年 ISBN 978-4-582-13103-1
  • 千々和到「上行寺東やぐら群遺跡」『日本歴史大事典 2』小学館、2000年 ISBN 978-4-095-23002-3

関連項目[編集]