上竜尾町

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上竜尾町
南洲神社
上竜尾町の位置(鹿児島市中心部内)
上竜尾町
上竜尾町
上竜尾町の位置(鹿児島市内)
上竜尾町
上竜尾町
上竜尾町の位置(鹿児島県内)
上竜尾町
上竜尾町
上竜尾町の位置(日本内)
上竜尾町
上竜尾町
北緯31度36分24秒 東経130度33分35.2秒 / 北緯31.60667度 東経130.559778度 / 31.60667; 130.559778座標: 北緯31度36分24秒 東経130度33分35.2秒 / 北緯31.60667度 東経130.559778度 / 31.60667; 130.559778
日本の旗 日本
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 Flag of Kagoshima, Kagoshima.svg 鹿児島市
地域 中央地域
地区 上町地区
人口
2020年(令和2年)4月1日現在)
 • 合計 1,241人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
892-0851
市外局番 099
ナンバープレート 鹿児島
運輸局住所コード 46500-0038[1]

上竜尾町(かみたつおちょう[2])は、鹿児島県鹿児島市[3]。旧薩摩国鹿児島郡鹿児島城下上竜尾町、鹿児島府下上竜尾町郵便番号は892-0851[4]。人口は1,241人、世帯数は675世帯(2020年4月1日現在)[5]。上竜尾町の全域で住居表示を実施している[6]

地理[編集]

鹿児島市の中部に位置している。町域の北方には坂元町、南方から西方にかけては下竜尾町、西方には西坂元町、東方には大竜町池之上町がそれぞれ接している。

町域の西端に鹿児島県道25号鹿児島蒲生線が通っている。町域の南端にはかつて浄光明寺として知られた丘があり[7]、現在の南洲公園にあたる。南洲公園には西郷隆盛に関する施設が多くあり、敷地内にある南洲神社は西郷隆盛及び桐野利秋等の西南戦争の戦没者を祀る神社であり、1880年明治13年)に参拝所として設置され、1922年大正11年)に南洲神社となった[8]

西郷南洲顕彰館1977年昭和52年)の西郷隆盛百年祭の記念事業により建設されたもので、西郷隆盛の生涯に関する歴史資料が展示されている[9]

南洲公園内の台地付近では縄文時代の遺跡が発見されており[7]、縄文時代の中頃には人が居住していたとされている[10]

町名の由来[編集]

上竜尾町という町名の由来は竜ヶ尾神社という神社がかつて存在しておりそれに由来するという説(薩隅日地理纂考)と、現在の南洲神社付近が竜ヶ岡と呼ばれておりそれに由来するという説がある[11]

歴史[編集]

近世の上竜尾町[編集]

上竜尾町という地名は江戸時代より見え、鹿児島城下のうちであった[3]。大竜寺馬場には延享元年に再興された今和泉島津家の屋敷が所在していた(今和泉島津家の屋敷跡付近は1967年に大竜町に分割)[12]明治時代の初期には士族平民より多く居住しており、武家町であった[13]

1877年(明治10年)には、鹿児島県の警察関係者が西南戦争で西郷軍に加わったことから、内務省警視庁は鹿児島に警視出張所を置き、第一屯所を上竜尾町に設置した[14]西南戦争終戦後には戦死した西郷隆盛桐野利秋村田新八篠原国幹ら2023名が上竜尾町の旧浄光明寺境内跡に埋葬された[15]1879年(明治12年)には鹿児島県知事の許可を得て旧浄光明寺境内跡に参拝所が設けられ、1913年(大正2年)には参拝所が改築され南洲祠堂に改称し、1922年(大正11年)には南洲神社となっている[16]

市制施行以後[編集]

1889年(明治22年)に市制が施行されたのに伴い、鹿児島城下47町及び近在3村の区域より鹿児島市が設置された。それまでの上竜尾町は鹿児島市の町「上竜尾町」となった[3]

第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)7月31日には鹿児島駅から上竜尾町や下竜尾町清水町池之上町一帯に対してアメリカ軍による空襲が行われた(鹿児島大空襲[17]

1962年(昭和37年)に住居表示に関する法律が施行されたのに伴い、鹿児島市は鹿児島市街地域の住居表示に着手した[18]1967年(昭和42年)11月1日に上町地区の一部において住居表示が実施され、住居表示の実施に伴い町の再編が行われた[19][18]。それに伴って、池之上町、車町、上竜尾町、下竜尾町の各一部より大竜町が設置され、上竜尾町の一部で住居表示が実施された[3]1968年(昭和43年)7月1日には上竜尾町の全域で住居表示が完了した[20][21]

町域の変遷[編集]

実施後 実施年 実施前
大竜町(新設) 1967年昭和42年) 上竜尾町(一部)

人口[編集]

以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

統計年 人口
1995年(平成7年) [22] 1,721
2000年(平成12年) [23] 1,620
2005年(平成17年) [24] 1,451
2010年(平成22年) [25] 1,372
2015年(平成27年) [26] 1,297

文化財[編集]

南洲墓地(中央が西郷隆盛の墓)

国登録[編集]

  • 南洲神社電燈 一対(登録有形文化財(建造物))[27]
    南洲神社の参道にある電燈である。集成館によって製造されたものであり、「造形の規範となっているもの」として2006年(平成18年)10月18日に国登録有形文化財となった[28]

県指定[編集]

施設[編集]

公共[編集]

寺社[編集]

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[30]

町丁 番・番地 小学校 中学校
上竜尾町 1 鹿児島市立大龍小学校 鹿児島市立長田中学校
上竜尾町 その他 鹿児島市立清水中学校

交通[編集]

道路[編集]

主要地方道

鉄道[編集]

以前は町域の付近を鹿児島市電上町線が通っていたが1985年昭和60年)に廃止された。最寄駅は鹿児島駅である。

著名な出身人物[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
  2. ^ 鹿児島市の町名”. 鹿児島市. 2020年7月30日閲覧。
  3. ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 207-208.
  4. ^ 鹿児島県鹿児島市上竜尾町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年2月23日閲覧。
  5. ^ 年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
  6. ^ 住居表示実施区域町名一覧表”. 鹿児島市 (2020年2月3日). 2020年6月28日閲覧。
  7. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 682.
  8. ^ 南洲神社”. 鹿児島県神社庁. 2012年3月1日閲覧。
  9. ^ 西郷南洲顕彰館”. 鹿児島市. 2012年3月1日閲覧。
  10. ^ 縄文遺跡”. 鹿児島市. 2012年3月1日閲覧。
  11. ^ 木脇栄 1976, p. 84.
  12. ^ 南日本新聞社鹿児島大百科事典編纂室 1981, p. 151.
  13. ^ 鹿児島市史編さん委員会 1969, p. 769.
  14. ^ 鹿児島市史編さん委員会 1969, p. 632-633.
  15. ^ 芳即正 & 五味克夫 1998, p. 151.
  16. ^ 鹿児島市史編さん委員会 1970, p. 1123.
  17. ^ 鹿児島市史編さん委員会 1970, p. 779.
  18. ^ a b 鹿児島市史編さん委員会 1970, p. 742.
  19. ^ かごしま市政だより(昭和42年12月号) (PDF)”. 鹿児島市 (1967年12月5日). 2020年7月26日閲覧。
  20. ^ 鹿児島市史編さん委員会 1970, p. 743.
  21. ^ かごしま市民のひろば(昭和43年7月号)”. 鹿児島市. 2021年2月17日閲覧。
  22. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年2月23日閲覧。
  23. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年2月23日閲覧。
  24. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年2月23日閲覧。
  25. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年2月23日閲覧。
  26. ^ 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年2月23日閲覧。
  27. ^ 鹿児島市 2020, p. 6.
  28. ^ 南洲神社電燈”. 国指定文化財等データベース. 2021年2月23日閲覧。
  29. ^ a b 鹿児島市 2020, p. 3.
  30. ^ 小・中学校の校区(学区)表”. 鹿児島市役所. 2020年9月26日閲覧。

参考文献[編集]

  • 鹿児島市史編さん委員会『鹿児島市史 第一巻』鹿児島市、1969年。
  • 鹿児島市史編さん委員会『鹿児島市史 第二巻』鹿児島市長 末吉利雄、1970年。
  • 南日本新聞社鹿児島大百科事典編纂室『鹿児島大百科事典』南日本新聞社、1981年。
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609
  • 芳即正五味克夫日本歴史地名大系47巻 鹿児島県の地名』平凡社、1998年。ISBN 978-4582910544
  • 木脇栄『かごしま市史こばなし』南日本新聞開発センター、1976年。
  • 南日本新聞社鹿児島大百科事典編纂室『鹿児島大百科事典』南日本新聞社、1981年。
  • 鹿児島市内の指定文化財等一覧表”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年11月8日閲覧。