三遊亭圓歌 (4代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三遊亭歌之介から転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動
四代目 三遊亭 圓歌よだいめ さんゆうてい えんか
本名 野間 賢
生年月日 (1959-04-08) 1959年4月8日(59歳)
出身地 日本の旗 日本鹿児島県肝属郡錦江町(旧:大根占町)神川字皆倉
師匠 3代目三遊亭圓歌
名跡 1. 三遊亭歌吾(1978年 - 1982年)
2. 三遊亭きん歌(1982年 - 1987年)
3. 三遊亭歌之介(1987年 - 2019年)
4. 三遊亭圓歌(2019年 -
出囃子 われは海の子
活動期間 1978年 -
配偶者 あり
家族 1男1女
所属 落語協会
公式サイト 三遊亭歌之介 公式ホームページ
受賞歴
若手演芸大賞最優秀二つ目賞(1985年)
NHK新人落語コンクール入賞(1985年)

四代目 三遊亭 圓歌(よだいめ さんゆうてい えんか、1959年4月8日 - )は、日本落語家三遊亭圓歌の当代である。本名、野間 賢(のま さとし)。落語協会所属。故郷の鹿児島弁の落語で注目を集めている。出囃子は『われは海の子』。

来歴・人物[編集]

鹿児島県肝属郡錦江町(旧:大根占町)神川字皆倉出身。末っ子で、兄と姉がいる。

小学校1年生の頃に両親が離婚し、母・ノキ子[1]に連れられて兄、姉と共に夜行列車を乗り継いで当時住んでいた京都府から鹿児島県に帰った。帰郷後、ノキ子は家計を支えるために近所のラーメン屋で働いたが、「賢(歌之介)にラーメンを食べさせてあげる」と老女将の好意で御馳走になった際、「早う食もらんと(麺が)伸びるよ?」と問われた歌之介がおずおずと「このラーメン代、母ちゃんの給料から…引く?」と問い返したやり取りにいたたまれなくなり、大根占に住む母(歌之介曰く「大根占の婆っばん」)に頼んで3人を預かってもらった上で自身は大阪の紡績工場に出稼ぎに行った。冷え性に悩まされて6年生の頃まで夜尿症が治まらず、出稼ぎに出るまでは床に就く歌之介を抱き込むようにして両足を温めていたノキ子が不憫に思って大阪から電気あんかを贈り与えたという逸話があり、後にこれら少年期のエピソードをまとめた自伝落語『母ちゃんのアンカ』を編み出した。

大阪市立汎愛高等学校卒業後、1978年(昭和53年)3月に3代目三遊亭圓歌に弟子入りし、前座名『三遊亭歌吾』(さんゆうてい うたご)を拝命。1982年(昭和57年)5月、二つ目に昇進に際して『三遊亭きん歌』を襲名。当時、住んでいたアパートの廊下で落語独演会を催しては家賃の滞納分を支払いながら腕を磨き、1985年(昭和60年)に若手演芸大賞最優秀二つ目賞、並びにNHK新人落語コンクール入賞。1987年(昭和62年)5月、落語協会真打昇進試験を受験して自作の新作落語『寿の春』で合格する。同年10月、18人抜きの大抜擢を受けて『三遊亭歌之介』の名で真打昇進。

1988年(昭和63年)、鹿児島県にてミニ独演会(1回30分)を1日14か所で行う。1990年(平成2年)、鹿児島県より「さつま大使」を拝命。1991年(平成3年)、国立演芸場主催花形演劇大賞で金賞を受賞する。1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災の際には、落語のCDを制作、売上金を全額寄付した。妻は歌之介と同じ鹿児島県出身(枕崎市出身)で、娘と息子がいる。

現在、「世界の桜島に植えよう」という活動を行っている。

2018年4月22日、国立演芸場で行われた「三代目 三遊亭圓歌 一周忌追善落語会」の席上、翌2019年3月鈴本演芸場下席より4代目圓歌を襲名することが発表された。師である3代目圓歌が亡くなる前年の2016年落語協会納会で、「圓歌の名跡を歌之介に襲名させたい」との遺志が同協会長の4代目柳亭市馬へ伝えられており、3代目が死去した2017年末の協会理事会で承認を得ていたとのことである[2]

2019年3月21日、鈴本演芸場での襲名披露に於いて正式に三遊亭圓歌を四代目として襲名した[3]

芸風[編集]

着物に汗が滲むほどの熱弁で素っ頓狂な声色、大袈裟な身振り、駄洒落ブラックジョークを駆使して自作の新作落語を演じるイメージが強いが、圓歌仕込みの古典落語もこなし、スーツ姿で漫談をすることもある。

マスメディアへの露出は少ないものの、鹿児島県では年に一度、年始に必ず鹿児島弁で演じた落語会の収録映像をテレビ放映しており、販売されているCD・テープ・ビデオは鹿児島弁のものが多い。新作落語の大半は自身の体験談に多少の脚色を加えたものであり、その体験談のほとんどが少年期にまつわるものであるため、弥が上にも鹿児島弁の多用に繋がっている。

師である3代目圓歌と長く連れ添い、深く敬愛するが故に敢えてネタに用いる事が多々あり、特徴的であった小柄な体格を揶揄するものが多い。

<用例>

  • 「ウチん師匠の3代目圓歌、背が細めんけ身長146cmしか無かっどん。『落語界のピグミー族』ち言われちょっど」
  • 「伊豆旅行へ行った時、『川の流れのようないい湯だったよ。お前たちも入っといで』と言われて向こうちみたら足湯じゃったが。尊敬します。足湯に40分、肩まで浸かれるんです」
  • 「師匠の形見分けで着物をいただいた。流石は三遊亭圓歌、ええ生地のモンばっかじゃと思うたが着ちみたらどれも膝までしか無いがじゃ」

主な新作落語[編集]

  • お父さんのハンディ
  • 寿の春
  • 爆笑龍馬伝
  • B型人間
  • ばっばんとでんきんたま
  • 母ちゃんのアンカ

など

主な出演[編集]

テレビ番組[編集]

など

CM[編集]

以上、3本は鹿児島ローカルCM。

映画[編集]

雑誌[編集]

著書[編集]

弟子[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]