三菱・パジェロスポーツエボリューション

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三菱・パジェロスポーツエボリューション
概要
製造国 タイ王国の旗 タイ
販売期間 2008年12月
パワートレイン
エンジン 4M41 3.2 L 直列4気筒DOHC 16バルブ ICターボ コモンレール DI-D
最高出力 163 ps / 3,500 rpm
最大トルク 35.0 kg・m / 2,000 rpm
  • F ダブルウイッシュボーン
  • R マルチリンク
  • F ダブルウイッシュボーン
  • R マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,780 mm
全長 4,354 mm
全幅 2,000 mm
全高 1,848 mm
その他
ベース車 三菱・チャレンジャー
系譜
後継 無し
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パジェロスポーツエボリューションPajero Sport Evolution)は、三菱自動車工業がかつて製造していたラリーカーである。2009年ダカール・ラリーに参戦し優勝することを目標に作製されており、ミツビシ・モータース・タイランドとラリーアート・タイランドの共同開発によって生まれた。

概要[編集]

本車は三菱自動車のピックアップトラック、トライトンをベースにしたラリーカー「レーシングトライトンエボリューション」の後釜として開発された。ベースとなったモデルは2代目パジェロスポーツ(チャレンジャー)でフロントこそベース車を踏襲したものの、リアを流線形にすることで高速走行に適したフォルムとなっている。なお、この手法は同時期に開発されたレーシングランサーパジェロエボリューションの後継車)にも同じことが言える。

歴史[編集]

2008年12月20日
ダカールラリー2009の参戦マシン「パジェロスポーツエボリューション」を公開。このマシンはミツビシ・モータース・タイランドとラリーアート・タイランドが共同開発したラリーマシンである。ドライバーはマナ・ポーンシリチャン/ティエリー・ラカンブル[1]
2009年1月3日 - 1月18日
ダカールラリー2009に本車をベースに開発されたラリーマシン「パジェロスポーツエボリューション」が参戦。総合73位、257時間23分51秒(ペナルティ200時間14分)で完走。なお、当時三菱自動車工業が開発した新型競技車、レーシングランサーのホアン・ナニ・ロマ英語版/ルーカス・センラ・クルス英語版組は、17時間27分46秒で総合10位であった。

脚注[編集]

関連項目[編集]