三好リッチランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三好リッチランド(みよしリッチランド)は、かつて愛知県西加茂郡三好町(現・みよし市)に存在した遊園地である。

概要[編集]

岐阜県の建築士で、岬建築事務所に所属していた坂田美郎1924年 - 2008年)の施工により1971年昭和46年)に建設が開始され、1972年(昭和47年)オープン[1]。施設の目玉は流水プールスケートリンクで、一周250mコース幅9mの流水プール・直径24mの子供プール・直径18mのスライダープールを備え夏季には「三好流水プール」として利用された後冬季には流水プール内の冷却管を用いてスケート場とし[1]、「三好スケートリンク」として利用された。

この他にボウリング場[2]、ゲームコーナーも設置されていた。両者が入った建物は白い富士山状の屋根が特徴的だった。

テレビCM[編集]

「1よし2よし、3よし三好!」というキャッチフレーズと、「楽しい夏 / 冬が来た、三好流水プール / スケートリンク」というジングルだった。

終焉と現在[編集]

1970年代から1980年代にかけては東海地方でテレビCMを放映していたこともあって多くの利用客があったが、レジャーの多様化や利用客の減少傾向もあって1990年代初めに閉鎖された[3]

跡地にはみよし市勤労文化会館(文化センターサンアート)というみよし市営の文化施設が建設されて現在に至っている[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b 三好リッチランド納入のスケート場兼流水プール設備 - エバラ時報81号(荏原製作所 1972年)
  2. ^ 深く生活に浸透したボウリング - 中部財界1982年10月1日号
  3. ^ 名古屋市豊田市とを結ぶメインルート(国道153号豊田西バイパス)・名鉄豊田線など)から外れた場所に立地していたというのもある。
  4. ^ 1993年に開館した当時は市制施行前だったため「三好町勤労文化会館」。

外部リンク[編集]