三井高俊

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三井 高俊(みつい たかとし、生年不詳 - 寛永10年9月6日1633年10月8日))は、江戸時代前期の日本の商人。通称は則兵衛。

来歴[編集]

天正年間に伊勢国(現在の三重県)で生まれる。父は近江国六角氏の家臣で、越後守の三井高安。

松阪質屋を主業とする店をひらいた。「越後殿の酒屋」とよばれたという。のちの「越後屋」の起こりとなる。店ではほかに酒や味噌の類を商った。

妻は三井殊法。四男の三井高利は江戸で越後屋三井呉服店(のちの三越)を開業した。