三井有明鉱火災事故

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三井有明鉱火災事故(みついありあけこうかさいじこ)は、1984年1月18日福岡県三池郡高田町(現・みやま市)の三井三池炭鉱有明鉱において発生した坑内火災である。

この火災により83人が死亡し、翌年の三菱南大夕張炭鉱北海道)爆発事故とともに[1]、日本における最後期の大規模な坑内火災災害となった。

事件概要[編集]

坑道内に設置されていた旧式のベルトコンベアが整備不良から発火し、ベルトコンベア周辺に付着し堆積していた炭粉に着火して、火は一気に鉱道内に走った。坑道内で稼動中の坑夫らは、逃げ場を失い、多くは一酸化炭素中毒によって死亡した。

裁判[編集]

遺族らは福岡地方裁判所損害賠償請求を提起した。訴訟は、当時としては異例のスピードで審理を進め、企業の責任を認め、集団提訴から3年半で和解解決を得た。集団被災訴訟における民事的紛争解決のあり方を提示した訴訟である。

脚注[編集]

  1. ^ 1985年5月17日に三菱南大夕張炭鉱で死者62名の爆発事故が起きている。日本の主な炭鉱事故は「炭鉱#日本の炭鉱事故」参照。