三三九度

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固めの盃

三三九度(さんさんくど)は神前の結婚式で行われる固めの儀式のひとつ。三献の儀ともいう。

概要[編集]

男女が同じ酒を飲み交わす。初めに女性が三度、次に男性が三度、最後に女性が三度の合計九度飲む。儀式には大中小3つの大きさの盃を一組にした三ツ組盃が用いられる。三三九度は神前式以外の和の人前式の儀式としても取り入れられている。人前式の儀式としては他に「水合わせの儀」「貝合わせの儀」等がある。

三三九度は婚礼の中で、夫婦および両家の魂の共有・共通化をはかる儀式である。日本の共食信仰に基づく。[1]。また、古代中国の陰陽に由来する儀式で、陽の数である三や九が用いられた[2]

日本では平安時代大饗や、南北朝室町時代以降の本膳料理など、儀式的な酒宴の習慣があったが、酒宴の始めには本膳料理では式三献と呼ばれる主人と客の間で盃が交わす酒礼が行われていた。[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 樋口2007、p.115。
  2. ^ 樋口2007、p.116。
  3. ^ 熊倉功夫『日本料理の歴史』(吉川弘文館、2008年)、p.77

参考文献[編集]

関連項目[編集]