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ヴォイチェフ・フォルトゥナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
獲得メダル

ヴォイチェフ・フォルトゥナ
ポーランドの旗 ポーランド
男子 ノルディックスキー
オリンピック
1972 札幌 90m級

ヴォイチェフ・フォルトゥナWojciech Fortuna1952年8月6日 - )は、ポーランドザコパネ出身の元スキージャンプ選手。

経歴

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それまでFISの大会では18位が最高というほとんど無名の19歳の選手だったが、1972年札幌オリンピックのスキージャンプでは70m級で日本の「日の丸飛行隊」らに次ぐ6位入賞を遂げると、続く90m級で金メダルを獲得した。このとき、1本目にただ一人K点(極限点)を越える111mをマークし、他の選手に大きなアドバンテージをつけ、2本目は87.5mとこの回22位になる失敗ジャンプにもかかわらず、逃げ切り金メダルを獲得した。銀メダルのヴァルター・シュタイナースイス)との差はわずか0.1点だった。

オリンピック後は目立った成績が残せず1978年に引退。その後はタクシー運転手になり、1986年からアメリカでスポーツトレーナーの職を得、1998年には絵画販売の会社を興した。2003年5月にポーランドへ帰国、地域のスポーツ振興に力を注ぐ傍らテレビ局のスポーツコメンテーターなども務めている。

2010年に開催されたバンクーバーオリンピッククロスカントリー女子30kmクラシカルでユスチナ・コヴァルチックが金メダルを獲得するまで、ポーランドの冬季オリンピックにおける唯一の金メダリストだった。

著書

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フォルトナは以下の2冊の本を著した。

  • Prawda o Sapporo (1993)(札幌の真実)
  • Szczęście w powietrzu (2000)(空中の幸福)

関連項目

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外部リンク

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